古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

アンチエイジング

2008-04-14 | Weblog・人生・その他
 図書館で雑誌を見ていて面白い記事を見つけました。
 週刊文春の先週号(4/10)、心理学者の和田秀樹さんが阿川女史との対談で、こんな話をしていました。

 アンチエイジングに関心のある方は、お読みください。

「・・たとえば70になっても80になっても、脳梗塞の後遺症とか骨折の後遺症がない限りは、若い人と同じ速度で歩けるんですね。何が違うかというと、使ってなかったときの衰え方、廃用と言われることが年をとればとるほど起こりやすくなる。」

「若い人であればスキーで骨を折って1ヶ月寝てても、翌日から歩ける。ところが、お年寄りの場合は風邪をこじらせて1ヶ月寝てるだけで歩けなくなっちゃう。使わないときの衰え方がひどいわけですね。(私が「運動は継続が大事」と言ってるのはこれが理由です。折角やっていた運動が中断すると筋肉は元に戻ってしまう)一番大事な使い続ける意欲や感情が年をとるほど衰えちゃうわけです。」

――どうすればいいんですか――

「前頭葉を刺激する生活を続けないといけない。だから年をとればとるほど派手にならないといけないし、遊ばないといけない。」

――じゃ、年をとればとるほどエッチになった方がいい・・・

「と思いますけどね。よく年とれば若い男や女だったら誰でも良くなると言うけど、こんな嘘はないわけで、若い頃の方が性欲を満たせさえすれば多少・・・でも我慢できる。」

――あらそうだったの

「年をとればとるほど強い刺激とかよい刺激とか与えていかないと、老化が進んで枯れた老人になっちゃう。だから、貪欲にグルメになって、エッチになって、ギャンブルだって投資だってやったほうがいいんですよね。」

――いいお話・・

和田さんは「老人は年をとると丸くなるというのは嘘だ」ともおっしゃってる――

(年をとると怒りっぽくなるという話、同感です。)

「前頭葉が縮むと感情のコントロールは悪くなりますから、年をとればとるほど怒りっぽくなる。」

「前頭葉が縮んでいると「保続」という現象が起こるからです。年寄りのほうがバカにされることを許せないし、感情の抑えが利かないから、「年寄りを大事にする文化」は正しい。

 欧米はキリスト教を信じている人が多いけど、キリストは30で死んでるから年寄りの気持ちがわからないじゃないですか。孔子は70代まで生きたから「年寄りを立てろ」と言ってるし、釈迦は80まで生きたから「運命を受け入れろ」と言ってる。」

――ほぉ―。神様がいつ死んだかによるんだ(笑)。――

「だから、アジヤの宗教の方が超高齢社会に適してるんです。」

 (介護保険はあるけど、介護の必要を最小限にする身体作りが必要と思います。)

「厚生労働省は在宅介護路線を進めていますね。今、38万ベッドある療養型病床群を2012年までに15万ベッドに減らそうとか。」

――それはお年寄りを追い出そうということですよね。――

「そう、今、要介護の親は80代後半。それを看てる人って60前後の団塊の世代なんです。当時の出生率って4.5ぐらいだった。ところが10年後に2.0ぐらいになるんですね。そしたら、支え手が全然少ないから、在宅介護は絶対無理なんですよ。」

最新の画像もっと見る