古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

聖火リレー

2008-04-15 | 経済と世相
 北京5輪の聖火パレードが、各地で問題を起こしているようです。

 いったいチベットで何が起きているのか?誰か説明してくれる人はいないかな、と考えていて、思いつきました。

 チベットといえば、ヒマラヤ登山の入り口だから、登山家にとっては、「我が家の庭」みたいなものじゃないか。

 早速、「登山家 チベット 北京」でグーグル検索を試みました。

直ちに沢山の項目のリストが出ましたが、すぐ目についたのは「登山家の野口健・・・」です。

 野口健というのは、99年にエベレストに登頂して、世界7大陸最高峰登頂の最年少記録を達成(当時25歳)したアルピニストです。

http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/51052593.html

 興味のある方は、ご覧ください。



 『私が初めてチベットに訪れたのは1996年。ショッピングセンターやディスコがズラリと立ち並びさらにビルの建築ラッシュの様子は抱いていたチベットの区都のイメージとは全く違っていた。約二ヵ月間のヒマラヤ遠征を終えてからのラサ入りであったため、その想定外の都会ぶりにある意味満喫(例えばお風呂にサウナなどの健康ランドやレストランなど)していたのも事実。帰国し外交官であった父に「チベットが想像以上に都会だった」と報告したら、

 「お前は中国の意図も分からんのか。チベット人にある程度の物と金を与えて独立運動を抑えようとしているだけだろう。便利な生活をおくったチベット人が元の生活に戻れないようしているわけでね、何故ならば中国も以前ほど表立って人権侵害が出来なくなってきた。したがってチベット人の精神構造を崩していこうということだよ。まあ~戦後のアメリカが日本にしたような事だね」』



 中国は、近代文明の恩恵を、チベットの人々に及ぼすつもりでも、現地人は昔からの生活をしたいのかも?戦後の日本の場合は、軍部の圧制に困り果てていたので、アメリカ文明にすぐなびいたが、ダライ・ラマは圧制を布いていたわけではない。

 中国の弾圧は、相当なものらしい、と上記のホームページで分かる。

 アメリカが新大陸と呼ばれた頃、欧米からの移住民が、インデアンを虐殺しても、その当時は問題とされなかった。今、同じことをやろうとしたら大問題になる。

 シナ事変・太平洋戦争の頃、日本は帝国主義でアジヤの人々を苦しめたと今も非難されている。でも、19世紀の欧米はアジヤに植民地を求めて、相当な暴虐をしていたはずだ。彼らが非難されず、日本が非難されるのは何故か?帝国主義が悪とされる時代になってから日本がやったからだ。

 中国も「現代がアメリカインデアンと戦っていた西部劇の時代でない」ことを知るべきでは?