古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

07年の10冊

2007-12-28 | 読書
 新聞や雑誌の書評欄で「今年のベスト3」など、有名人の推薦良書の記事が出ています。私も平成19年に読んだ本から10冊、ベストテンを選んでみました。

1. 沈黙のファイル(共同通信社社会部、新潮文庫、平成11年刊)

 瀬島竜三氏を語ることは、昭和を語ることだ。

2. 進化しすぎた脳(池谷裕二著、講談社ブルーバック)
 <いま>と感じている瞬間は0.5秒前の世界なんだ。つまり、人間は常に過去に生きていることになるんだ。

3.  記憶力を強くする(池谷裕二著、講談社ブルーバック01年刊)
 脳科学の入門書として最適。

4. 生物と無生物のあいだ(福岡伸一著、講談社現代新書)
 結論は『すべての原子は生命体の中を通り抜けているのである』 というのです。

5. 渋滞学(西成活裕著、新潮選書、06年9月刊)
 道路だけでなく生物学にもネットにも生産管理にも、渋滞がある。目から鱗の論でした。

6. 滅び行く国家(立花隆著、日経BP社刊、06年)
 政治家が大きくまちがえるとき、いつの時代でも面白くない運命に遭わされるのは国民のほうだ。

7. 作家的時評集(高村薫著、朝日文庫)
とんでもない人を首相にしてしまったと著者は言う。

8. 13階段(高野和朗著、講談社刊、01年)
 まるで監獄制度や死刑執行の実態に関する詳細な記録や資料を渉猟したような、死刑制度に関する学術論文を読破したような錯覚をおぼえた推理小説。

9. 自伝の人間学(保阪正康著、新潮文庫)
 芸能人の自伝の中で、筆者がもっとも激賞しているのは、山口百恵の自伝とか。

10. 新ネットワーク思考(アルバート=ラズロ・バラバシ著、NHK、平成14年刊)
 ネットワークの最新理論を紹介する本が、5年前に出ていたことを知らなかった。

追伸:小生の読書感想を綴ったホームページ「snozueの読書日記」のアクセスが2万をこしました(私自身のアクセスも入っていますが・・・)。
http://d.hatena.ne.jp/snozue/
(左のサイドバーのBook markからクリックください)