津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■Wanted 八重櫻新左衛門

2017-03-01 15:13:43 | 熊本

 昼から自転車で5キロほどサイクリング、目的地は熊本市の南東部・嘉島町下六嘉との境に近い県道226号線の路傍にあるお墓である。
(地図で確認すると下六嘉のうちかもしれない)
以前通り掛りに見つけたのだが、大変古いお墓なのだが刻字が摩耗することなく残っている極めて珍しいお墓である。
寛政十年に亡くなった父親のためにその息子彌右衛門が建てたものだが、お墓の正面に「八重桜新左衛門」とある。
季節的には少々早いが何とも春らしくて良い苗字である。
右側面には「寛政十戌午八月十日 死」とあり、左側面には「釈西遊」、そして裏面には「施主・新左衛門 世倅 彌右衛門」とある。
台座の上に40×40×90H程の石柱がありその上に笠石が設けられている。159年ほど前の物だが文字がはっきり残っている。
またその右には自然石に「新左衛門掘之碑」と刻された高さ100×幅150ほどの石碑がある。
花立などはなく、お墓と石碑がシンプルに立っているが、玉垣に囲まれていて周囲は道路沿いに細長く150メートル程低木が植栽されている。
道が現状のごとく整備された時、改葬されたのではなかろうか。
何とも気になって態々出かけたのだが、情報は全くない。ご存知の方がお出でであればご教示賜りたい。


コメント
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