国連本部で22~26日に開かれていた国連海洋法条約の締約国会合で、中国が海洋上の「岩」について大陸棚を申請する動きがあると批判し、議題として取り上げるよう要求したことが27日、分かった。名指しはしなかったものの、日本による沖ノ鳥島の大陸棚の拡張申請に異議を唱えた形だ。ただ、日本を含む参加各国は、会合は予算などを討議する目的で開かれており、全締約国の合意がないのに個別問題を議論するのは適切ではないとの判断でおおむね一致。議題とするかどうかの判断を今後の課題として先送りした。
中国は国連に提出した口上書で、日本や沖ノ鳥島への言及を避けつつ、「海洋上の孤立した岩を基点とした」大陸棚の要求は海洋法条約に従ったものではないと非難。「国際社会は深刻な懸念を表明すべきだ」と強調し、この問題に対処する「何らかの適切な指針」が必要だと指摘した。会合でも別の議題中で同様の主張を繰り返した。日本政府は昨年11月、沖ノ鳥島などの海域に広がる大陸棚について、新たに日本の主権的権利の及ぶ範囲として認めるよう国連に申請。中国の口上書は、これに対する同国政府の公的な立場を示したものと言える。
@シナは東シナ海におけるスカボロリーフ(黄岩島 明らかにフィリピン領)やスプラトリー(南沙諸島)でフィリピンやべトナム、台湾などと領有権を争っているが、中国外務省の馬朝旭報道局長は本年5月「中国は南シナ海の諸島とその海域に対しても争いのない主権と管轄権を有している。今後、その他の海域についても文書を提出する権利を保留する」と、勝手な御託を並べている。スカボロリーフは沖ノ鳥島と同じでただの岩礁だが、それこそ沖縄まで大陸棚と主張するシナが、勝手に領有権を主張する「岩礁」の事は棚に上げ、日本や他国が領有する「島」や岩礁には異常なまでに興味を示し、領有権に異議を唱えている。忘れてならないのは、中国海軍は近年この辺りで中国潜水艦の航路調査を頻繁に行っているという事。 写真は現在の沖ノ鳥島。
国連海洋法条約 同条約は大陸棚について、海底の地形・地質が沿岸国の領土と連続していれば、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えても主権的権利を認めると規定。各国は初歩的文書を提出して申請すれば、追加申請が認められている。国連大陸棚限界委員会が審査する。
中国は国連に提出した口上書で、日本や沖ノ鳥島への言及を避けつつ、「海洋上の孤立した岩を基点とした」大陸棚の要求は海洋法条約に従ったものではないと非難。「国際社会は深刻な懸念を表明すべきだ」と強調し、この問題に対処する「何らかの適切な指針」が必要だと指摘した。会合でも別の議題中で同様の主張を繰り返した。日本政府は昨年11月、沖ノ鳥島などの海域に広がる大陸棚について、新たに日本の主権的権利の及ぶ範囲として認めるよう国連に申請。中国の口上書は、これに対する同国政府の公的な立場を示したものと言える。
@シナは東シナ海におけるスカボロリーフ(黄岩島 明らかにフィリピン領)やスプラトリー(南沙諸島)でフィリピンやべトナム、台湾などと領有権を争っているが、中国外務省の馬朝旭報道局長は本年5月「中国は南シナ海の諸島とその海域に対しても争いのない主権と管轄権を有している。今後、その他の海域についても文書を提出する権利を保留する」と、勝手な御託を並べている。スカボロリーフは沖ノ鳥島と同じでただの岩礁だが、それこそ沖縄まで大陸棚と主張するシナが、勝手に領有権を主張する「岩礁」の事は棚に上げ、日本や他国が領有する「島」や岩礁には異常なまでに興味を示し、領有権に異議を唱えている。忘れてならないのは、中国海軍は近年この辺りで中国潜水艦の航路調査を頻繁に行っているという事。 写真は現在の沖ノ鳥島。
国連海洋法条約 同条約は大陸棚について、海底の地形・地質が沿岸国の領土と連続していれば、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えても主権的権利を認めると規定。各国は初歩的文書を提出して申請すれば、追加申請が認められている。国連大陸棚限界委員会が審査する。