カザフスタンのトカエフ大統領は５日、内閣総辞職を承認した。
同国では、年初の燃料価格引き上げを受けて抗議デモが頻発、一部が暴徒化するなどし、警察が催涙弾などでデモ鎮圧にあたっている。
大統領は最大都市アルマトイとマンギスタウ州に非常事態を宣言。デモの背後には国内外の扇動勢力がいると指摘した。
また暫定内閣の閣僚と地方首長に対し、ＬＰガス価格の統制を再開し、対象をガソリンやディーゼルなど「社会的に重要な」消費財に広げるよう命じた。
＠燃料高騰で、どうして内閣が総辞職するんでしょうね。それにしても酷い荒れようです。
参考：ユーラシア連合を提唱し、ロシアと経済統合を進めてユーラシア経済連合を設立するなど政治・経済両面で密接な関係を持つ一方、ロシア語で使われるキリル文字の廃止を進めるなど、過度のロシア依存は避けている。
ロシア、シナ、ほかの中央アジア諸国とともに上海協力機構（SCO）の創設メンバーであり、またトルコなどを含むテュルク評議会のメンバーでもある。欧米諸国や日本を含むアジア諸国とも良好な関係を築いている。アジア相互協力信頼醸成措置会議と中央アジア諸国連合を提唱、さらに2010年の欧州安全保障協力機構の議長国に選出されているなど、積極的に国際機構への参加を図っている。
トルコを含むイスラム諸国とロシアのいずれとも緊密な関係にあることから、首都アスタナはシリア内戦の停戦・和平に関する協議の場となっている。