大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

日本初 小型月着陸実証機” SLIM”愈々打ち上げ! 精度100mオーダー

2022年07月31日 10時42分32秒 | H2A/B H3ロケット イプシロン 準天頂衛星「みちびき」 極超音速ミサイル

SLIM

SLIM (Smart Lander for Investigating Moon) は、月着陸を目指した実証機です。これまでの海外の探査機に比べて、着陸地点の精度を数kmから100mオーダに向上するとともに、質量を数分の1以下に軽量化することが特徴です。
質量730kg程度
電力200W以上
設計寿命打上げ後6ヶ月
日本初の月面着陸を目指す小型実証機「SLIM(スリム)」をX線天文衛星「ひとみ」の後継機、X線分光撮像衛星(XRISM)と一緒にH2Aロケットで打ち上げると報告した。地球から見える月の表側のうち、赤道近くの「神酒(みき)の海」にある小さなクレーターを着陸目標地点とする。
JAXA宇宙科学研究所の坂井真一郎准教授によると、このクレーターの表面には月のマントルに由来するかんらん石が露出している可能性が高い。月の起源は、約45億年前の地球に大きな天体が衝突したことによるとの説が有力だが、かんらん石の成分を詳細に分析し、地球のマントル物質と比較することで検証できるという。
SLIMの打ち上げは当初、イプシロンロケットを予定したが、大型のH2Aに変更したことで、機体重量(燃料除く)を約130キロから約200キログラムに引き上げた。エンジンを増強するほか、自力で移動して周辺を撮影するミニ探査ロボットの搭載も検討している。
急な斜面でも着陸できるよう、「2段階着陸方式」を採用。5本脚とし、最初に1本の脚で接地した後、機体を倒すような形で残り4本を接地させ、姿勢を安定させる。
イプシロンで打ち上げる場合、ロケット最上段を追加する必要があるため、総開発費は約180億円を計上していたが、148億円に減る見込み。相乗りのひとみ後継機のX線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」(総開発費267億円)は20年度打ち上げ予定だったが、米航空宇宙局(NASA)が担当する装置の引き渡し時期がずれ込み、21年度となった。

参考:2016年04月02日 08時49分39秒  X線天文衛星「ひとみ」と交信不能 衛星自体の異常が原因か 二つに分離?

@我が国も、やっとここまで来ました。成功を祈ります。ひとみの後継機(XRISM)も今度は成功するといいですね。