地場・旬・自給

ホームページ https://sasamura.sakura.ne.jp/

統一教会とオオム真理教と創価学会

2022-12-08 04:39:54 | Peace Cafe


 宗教組織と政治は関わらない方が良い。とかく宗教組織は権力と関係したがる。宗教弾圧を怖れる。現世利益を目的にしている。社会を自分流にしたい場合もある。宗教は宗教を通して世の中のを変えれば良い。政治にかかわりを持つと言うのはその宗教の宗教力に自信が無いからではないか。

 統一教会に解散命令が出る流れで進んでいる。創価学会だって似たような組織だと思っている。公明党が自民党にすり寄り、敵基地先制攻撃まで容認したのは、創価学会を守るために違いない。あらゆる宗教がそうして権力におもねり社会をだめにした歴史がある。
 
 確かに統一教会の信者の献金で家庭が壊れていく事例を聞くと、これは問題だと思わない訳ではないが、宗教というものが、人間にとって様々な意味で危険な側面があるのは、統一教会だけの特別な話ではない。オーム真理教は高学歴の医師の信者に宗教的な理念から殺人までさせたのだ。

 人間の歴史は宗教の名の下に、生贄として人間を神にささげるというようなことすら行われてきたのだ。宗教がまともな暮らしを崩壊させるという事例など幾らでもある。すべての仏教宗派が、権力と結びつき戦争協力をした歴史がある。

 今回慌ただしく、統一教会の解散が進められているのは、安倍暗殺とその背景を曖昧ににしてしまうためである。統一教会と自民党国粋系の歴史的連携がある。今になっては統一教会を政府としてきつく取り締まらないで居ることで、安倍氏の話がくすぶり返すことを怖れているのだろう。このことは見逃してはならない。

 安倍の背景には日本の政治の根底からの腐敗が現われている。安倍と統一教会の関係は誰が説明責任を果たすのであろうか。死人に口なしで良いのか。何とかほとぼりが冷めるのを待っているだけのようだ。統一教会を解体することなど、政治の腐敗から見れば小さな事だ。

 このままでは暗殺犯山上の意図通りではないか。安倍を殺せば、統一教会が解散させられる。政府は犯人の意図通りの展開に乗せられている。世論の動かし方が読み通りだったと言うことになる。宗教と寄付の問題を法律がどう関わるべきなのかは、純粋な法律問題として必要か不要か考えるべきだ。

 死んだ人に口はないが、国葬までした岸田政権には、殺された安倍当人に変わって、その関係の実態を説明する責任はある。それを行わないで済ますための統一教会への解散命令になる。説明をしないで居れば、国葬をしたという事は、統一教教会まで評価をしたということになる。

 しかし、岸田政権にはそれが出来ない。早く死んだ人の蓋をしてしまおうという事のように見える。そのために献金家庭崩壊のひどい話をことさらに強調しているのだ。それは野党も同じである。立憲民主党も我が身を省みれば、安倍追求が出来ないらしい。

 自民党の中に深く巣みつく、どんな宗教でも選挙に利用できるなら利用するというのは、霊感商法以上のあくどい精神だ。統一教会の理念を評価して関わったのであればまだ許される。政治は日本を良くしたいが為に行うのではなく、私腹を肥やすことと名誉欲以外にない。

 統一教会がえせ宗教の反日組織であったことは日本の右翼と結びついたときから変わらないことだ。岸から安倍に繋がる右翼勢力の中にある、腹黒い国民支配の方法が、統一教会と結びついているのだ。国粋主義のはずの右翼が、実は韓国の反日組織と結託して行動していたのだ。

 日本の右翼は同時にアメリカに隷属もしている。この節操など丸でないのが日本の既得権益集団なのだ。互いにもつれ合いながら、日本主義を主張しながら、日本を食い物にしているような、鵺集団なのだ。既得権を守るためなら、誰とでも手を結ぶ連中である。自民党保守派の思想は勝共連合と何ら変わらない。

 創価学会と自民党の結びつきは日本の政治ををだめにしている。思想的に共鳴するのであれば、まだしも創価学会は自己保身で自民党に接近し、自民党は選挙のために創価学会を利用している。こうした利害で動くと言うことでは、まともな政治が行われることはない。

 宗教が直接政治と関係するのはこれを機会に止めてもらいたい。宗教はそれそれの人間のものである。組織力で権力を動かすなど、民主主義を腐らせる行為になる。民主主義は社会を構成するすべての人が大切にすることがなければ、成立しないものだ。宗教はあくまで個人の内なるものとして大切にすべきだ。

 悪人正機という考えもある。悪人にも人権はあるし、邪教に見える宗教にも信教の自由は及ぶのかと言うことになる。オウム真理教はテロ行為を行い、反社集団扱いになった。オウム真理教の教義が日本の法律に逸脱していると言うことなのだろう。その意味では禁止される理由がある。

 統一教会はその教義が日本の法律に照らして問題があるのだろうか。私には問題があるとは見えない。そもそも献金をマインドコントロールをして騙してさせているとするならば、マインドコントロールとは一体何のことか。科学的論理を超えて、天国は存在すると信じさせる宗教とどこが違うのだろうか。

 10分の1の収入を献金するという決まりは統一教会もキリスト教会も同じである。自分の持てる物をすべて献金すべきという教えも、無一物を主張する禅宗と大きくは違わない。そういえば山岸会も同じだ。詐欺集団だから問題がある。反日集団だから問題がある。そういうことと宗教の解散命令は違う。

 何故安倍はその宣伝看板にならざる得なかったのか。ただ頭が悪かったから、迂闊な行動だったと言うことなのか。それもありそうだが、看板になれと言われて断れないような弱みを握られていたと考えた方が筋が通る。その闇は今も少しも暴かれていない。統一教会とは腐れ縁が深いのだ。

 統一教会の力を借りようとした自民党の多くの政治家はすべて弱みを握られているのだろう。当選したいから、汚い手も借りてしまう政治家の汚さ丸出しである。臭い物に蓋をするために、統一教会解散法を作ることは間違っている。臭い物を暴き出すことが、今政治が国会でやるべき事だろう。

 先ずは国葬をしたことを間違いであったと認めるべきだ。安倍のやった10年間日本が衰退したことを認めることだ。アベノミクスが間違いであったことを認めて、日本を建て直すことだ。そうしなければ日本の衰退はさらに進むはずだ。既得権益勢力を排除しなければならない。

 原発温存を見ても分かるように、原発は利権なのだ。既得権益の電気事業利権のために新エネルギー開発の第三の矢は、力を持てなかったのだ。災害の多い日本では、原発は不向きなのだ。ロシアのウクライナ原発攻撃を見れば分かるように、原発は国防の上でも極めて危険な物なのだ。

 日本を滅ぼそうという国があったとして、原発をめがけてミサイル撃ち込んできたときにすべてが終わる。日本は原発破壊で壊滅する。人間が住めない汚染地域に日本が成る。国防上これほど危険な施設は他にない。それでも原発にしがみついて居るのが、日本の保守勢力の利権なのだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「外来生物」を農業はどう考... | トップ | 自学自習が一番良い »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Peace Cafe」カテゴリの最新記事