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河野氏の裏金「返還」発言

2024-08-30 04:22:16 | Peace Cafe


 河野太郎氏は自民党総裁候補で初めて、裏金問題に踏み込んだ。忽ちに自民党では蜂の巣をつついたように大騒ぎである。解決済みの問題を蒸し返すな、と言うことらしい。どこが解決済みか、何を自民党は血迷っているのか。裏金問題は何も説明がされていない。

  岸田氏の説明責任も果たされないまま辞任である。止めれば終わりの問題ではない。一体裏金は何のことなのか、私には理解が出来ない。民主主議にはお金が必要だと麻生さんは説明したが、そんな馬鹿な話はない。もし言いたいことがあるなら、インターネットを使い無料で伝えることが出来るでは無いか。

 自民党議員が裏金問題は無かったことにして、忘れて貰いたいというのは分る。総裁選挙を大騒ぎでやれば、紛れてしまい分らなくなると考えているのだろう。だから今更それを蒸し返した、河野氏をとんでもない奴だとみんなで攻撃している。その姿がどれほど、国民を失望させたのかが分っていない。

 5回目の挑戦だという、石破茂氏は裏金問題は一度結論が出た問題だ。それを蒸し返すのはおかしいと、裏金議員を擁護した。つまり自民党の大半の議員が裏金問題では、後ろめたいところがあるから、裏金議員を問題にすれば票が集まらないと言うことなのだろう。

 小林氏は推薦人20人の中に裏金議員がいるので、裏金議員であろうと優秀であれば、国のために活躍して貰うなどと語っている。自民党党員以外の国民は自民党の裏金問題を解決しなければ、日本の金権政治は終わラナイと考えている。この国民の当たり前の認識との大きな乖離は自民党の、劣化を意味している。

 裏金問題を取り上げない総裁が選ばれれば、衆議院選挙で自民党を終わりにするほかないと考えている人は多いはずだ。裏金がこのままあやふやな終わり方をして、日本の政治がまともになるなどあり得ない。この国民の怒りを唯一取り上げたのが河野さんではないだろうか。

 国民の税金で国会議員には働いて貰っているのだ。その税金を苦労して払っている国民が、何故国会議員だけ、領収書もはっきりしないお金が、税金を逃れるのかが理解できないのだ。これを修正申告したから済むと言うことではないはずだ。政治家の倫理の問題が残っている。

 こんな税金をごまかすような薄汚い人間が、反省もしないで国会議員で居ることが許せないのだ。だから、国民はもう自民党はだめだが、野党が政権を取って不景気成ったらどうしようと不安なのだ。野党の政権担当能力が未知数なことは当たり前だ。それは官僚との連携が取れないためだ。

 それでもこの許せない気持ちは大半の国民に共通のはずだ。黒い頭の猫でもネズミをとる猫はよい猫だとは日本人には思えないのだ。国民の模範になるような、納税義務をごまかし無く行う議員であって欲しいのだ。これは当たり前の国民感情だと思う。

 総裁選騒ぎは自民党の党内の問題である。裏金問題を明確にしないのであれば、次の選挙で自民党を終わりにしなければならない。確かにネズミは捕るのかも知れない。官僚を上手く使えるのかも知れない。しかし、もう許せないという所まで来ている。一度は自民党を解党させろと言う気持ちではないか。

 自民党議員の中では裏金以外でもひどい、意地汚いお金のごまかしが続いているではないか。そういうお金に汚い、拝金主義者が自民党議員には多い事は確かだ。それは自民党の地方の末端まで変らない。むしろ末端ほど汚くなっているのだろう。

 だから汚い連中を動かすための選挙にはお金がかかると言うことだ。お金を渡さなければ動かないような地方議員が過半数になっている。この自民党風土があるから、自民党議員達は裏金集めに奔走してきたのだろう。選挙区を束ねる人達に、飲み食いさせて、お金をばらまくことを民主主議だと勘違いしているに過ぎない。

 自民党の総裁選挙は、自民党の本音が見えてくる。結局自分の選挙のことばかりだ。国民のことなどわずかもない。この自己本位な姿が、日本をだめにしたのだ。有権者の選択も、結局の所拝金主義なのだ。自分の収入が増える政党を選ぶ人が多数派なのだ。

 石垣島で言えば、住民投票を行えば、自衛隊基地反対である。だから自衛隊基地の是非を問う住民投票をごまかしてやらなかった。自衛隊基地が正しい選択であるならば、堂々と住民投票をやるべきだろう。石垣島の未来に大きな影響がある事なのだ。

 自衛隊基地が来れば、自分の経済が潤うから、自衛隊を受け入れようという選択の人も多い。その人達は、自衛隊が石垣島の住民を守ってくれるのだと思い込もうとしている。そんなはずがない。何しろ、波照間島の住民も九州まで逃げることになっているのだ。

 いくら中国がおかしな国であるとしても、台湾を併合するために、波照間島まで攻撃するはずがない。波照間島のように、武力が全くない島は無視して、台湾を侵攻するだけだろう。その時に与那国島の港湾や飛行場やミサイル基地は間違いなく攻撃をされる。

 もし台湾侵攻を本気でやるならば、中国が与那国島に先制攻撃を同時に行う可能性は極めて高い。与那国島に武力が全くなければ、攻撃対象にしないだけだろう。それは石垣島も、宮古島も、沖縄本島も、奄美も攻撃される可能性は出てくる。それが戦争の常識だろう。

 つまり波照間島は安全である。だから、石垣島に文字永滝基地がなければ、安全である。それでも、石垣島に基地を作る理由は何か。アメリカへの中国の攻撃を前線で抑えるためである。トランプは台湾が金を払わないのであれば、台湾の防衛はしないと公言している。

 台湾を守ってやるから金は出せと言うことならば、台湾は金を出すくらいなら核兵器を保有するという北朝鮮と同じことになる。アメリカは台湾、韓国、日本を防衛するのは、アメリカの為なのだ。アメリカの世界戦略として、対中国の防波堤を形成しているのだ。

 石垣島はアメリカの防人の島なのだ。岸田政権は琉球列島を指しだして、日本の安全保障を確保しようとしているのだ。そのために、石垣島の自民党地方議員を飼い慣らしているのだ。特に中山市長は洗脳されたとしか思えない。石垣島の住民を、日本本土とアメリカに差し出したのだ。

 この自民党の選択を金で洗脳された、中山市長は受け入れたのだ。アメリカ軍のジェット機が降りられる飛行場を作る。アメリカの艦隊が寄港できる港を作る。名目はクルーズ船や海外からの観光客の誘致で行けばいい。この先10年の公共事業はこれで確保されたような物ではないか。

 これが、自民党の裏金問題なのだ。離島の経済を公共事業で回してあげるから、を洗脳する為にはお金がかかるのだ。そのお金の出所は裏金献金である。甘い汁を吸わせてやるから、住民対策は頼むよ。持ちつ持たれつの関係だと、金の縁が腐れ縁だ。

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