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衆議院補選で自民党が大敗

2024-05-01 04:51:51 | Peace Cafe

 舟原溜め池に植えたカキツバタがだいぶ広がってきた。このカキツバタの青紫の美しさは素晴らしいものだった。何とか上の池は全面カキツバタにしたい。全面カキツバタになれば、他の草は広がりにくいようだ。他所のカキツバタ池を見るとそんな気がする。今度来た時に、取り組んでみたいと思う。

 衆議院補選の選挙結果が嬉しい、希望の湧いてくる選挙結果だ。日本はまだ死んでいない。何とかここで立ち上がれるのかもしれない。自民党に頼るほかないという日本人の弱気が、ダメだって自民党の汚染は許せないという気持ちが勝り、選挙結果に現れたのだ。

 民意に対して諦め気味だった自分が情けない。これほどの自民党の腐敗は、さすがに、多くの人が許せなかったのだろう。投票率を見ると下がっている。さすがの自民党支持者も、今回は選挙に行けなかった、いくらか良心のある人がいたという事になる。自民党と立憲民主党の票差は大きかった。接戦どころではなかった。

 自民党に投票しなければ、公明党に投票しなければ、日本は立ち直ることが出来る。野党に入れるのが嫌な人は、棄権か、白票か、保守党でも構わない。保守党はアベ亜流だ。どうせ当選はする訳がない。今度の補選は情けないが、諦め気味だった。どうせ島根の保守層は自民党に入れてしまうのだろうと思っていた。

 ああ、申し訳ない。島根の良識を見誤っていた。島根に岸田氏も出掛けたが、逆効果で大差の敗北である。島根でこんなことが起きたという事は、日本の何処でも、同様なことが起こるという事になる。今解散すれば、日本全体が島根になる。国民は心底怒っている。

 さすがの公明党支持者も、今の自民党に投票することは、ためらわれたのではないだろうか。公明党支持者の半分くらいしか、自民党議員に投票しなかったと言われている。公明党が動かない、統一教会の支援がない。自民党の活動力が低下したという事もあるかもしれない。

 すべてはアベ氏の残したものだ。アベ氏はその悪を見せない本物の悪党だったと思う。その悪党が日本の総理大臣で最長政権を維持した。しかも、国葬である。馬鹿げているだろう。悪党だからこそだろう。そして、日本をアベノミクスで衰退に導いた張本人である。

 それは既得権益を守ることが目的だったからだ。そういう日本の利権構造から生まれたのが、アベ政権だったのだ。アベに至る道には紆余曲折があった。敗戦から、アメリカの占領に始まる。この占領軍の下、日本の保守層が米軍の手先になって、防共組織と称する闇組織を展開した。そこで汚い金を蓄財したのだ。それが自民党の政治活動費という、配下を動かす裏金と同じ役割をしたのだ。

 本来なら反米勢力になるはずの国粋主義を称する右翼が、米軍の手先になり、反共利権に蠢いたのだ。そこに統一教会が介在し、反日組織のはずの統一教会が、岸から連綿と続く自民党支配組織と、持ちつ持たれつのひどい関係を作り上げたのだ。

 その化け物岸信介は、その反共を標榜しながら、利権組織化した自民党の中枢を牛耳り続けたアベに至る系譜のもとになる。アベはアメリカの命令に従い、日本の既得権組織の温存だけを目的とした。だから、今回のような、企業献金の裏金が、バラまかれるような自民党下部組織が作られたのだ。

 金が流れなければ、動き出さないような自民党の下部組織ががっちりと存在する。それは様々な利権団体。公共事業に支えられている事業集団。これと結びついて、日本の方向を動かしているのだ。その為に日本は新しい産業が生まれないという結果になった。

 オリンピックであれ、万博であれ、カジノであれ、高速道路であれ、リニア新幹線であれ、様々な形で、次の事業を作り上げてゆく。そのハゲタカどもはコロナパンディミックさえ、利権にしてしまったのだ。だからやるべきことがやれないまま、日本は停滞に入った。

 このブログでは、そのアベの悪行批判を繰り返し書いてきた。菅、岸についての批判はそれほどは書いていないと思う。本当の意味で日本をダメにしたのは、戦後から続く、アベ系統の自民党の中の闇の連隊組織なのだ。その雁首として、アベ木偶の坊は存在したのだ。

 アベの御曹司のおぼちゃんは、まさにその傀儡政権にはうってつけだったのだ。言いなりになるし、当人は善人ずらで通せる。余り頭は切れる方でないから、勝手なことはやらない。時々お腹は痛くなったが、言われたことだけをやり通した。そして日本を停滞に導きながら、企業の利権だけは膨大に拡大させた。

 岸田氏が悪いのではない。アベの悪行の膿がここにきてドビュット吹き出たのだ。アベ氏が暗殺されなければ、こんな形で、そのやり方の汚さが表面化することはなかった。岸田氏は命がけでこの悪行を暴かなければ、成らないと決意したのだ。岸田がだめなのは我が身の可愛い為だろう。

 しかし、こんな簡単に分かりそうな、裏金キックバックが一向に明確にならないのは、実はまだまだ奥深い闇があるからだ。森氏の聴取の実態が、この事件の闇に迫るカギだと思われるが、何故かそこに迫ることが出来なかったのは岸田氏も同じだったのだ。

 そこまでやるのであれば、覚悟があるぞと言う覚悟の内容は、自民党の分裂である。分裂だけでなく、岸田氏の身の安全すら危ういことになる。それくらい、財界や利権集団には、安倍暗殺からアベを取り巻く組織の解体は、歴史的な深刻な問題だったのだ。自民党が戦後世界から抜け出ることは、まだ道半ばだろう。

 統一教会問題はその表面化した氷山の一角に過ぎない。アベが暗殺されなければ、その一角すら明らかにならなかった、自民党と統一教会の関係である。それはパーケンを購入する、利権の構造はアベが暗殺されても、明確にならないできた。ここを崩さない限り、日本の政治は民主主義を取り戻すことはないだろう。

 利権構造を支えているのが、日本の官僚組織なのだ。もちろん政府機関や日銀や最高裁判所などさえも、その頑強な日本支配の鵺集団を忖度している。鵺集団は一体どこの誰なのかと言えば、それはまるで見えてこないが、実体は忖度の集合体のようなものなのかもしれない。

 今回の立憲民主党の勝利を生かさなければならない。立憲民主党が頼りない野党の限界を突破しなければならない。批判政党を抜け出て、未来を作り上げる、新しい日本のビジョンを示さなければならない。その根本にあるものはアメリカの支配からの脱出だ。

 鵺集団は右翼的な様相はしていたが、あくまでアメリカの指示でしか動けないものだった。それが、沖縄の米軍基地負担の軽減が、自衛隊基地の拡大に置き換えられたのだ。同盟軍アメリカ軍は自衛隊基地の自由使用である。辺野古米軍基地で政府も、アメリカも懲りたのだ。

 自衛隊基地として作り、アメリカ軍の自由しようという形に置き換えてゆくつもりなのだ。これが米軍の費用負担の軽減でもあるのだ。アメリカの支配からの脱却。東アジアの連携。立憲民主党はゆっくりと、慎重に、ここへ持って行くことだと、私は考えている。

 
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