あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ヤマケイ山岳選書 『地形図の楽しい読み方』 発刊

2011-02-09 21:15:59 | 地図
 2011年2月9日(水)

 首都圏としては、この冬の初雪となった今朝の雪でしたが、わが所沢では、朝、
雨戸を開けたらチラチラしていましたが、間もなく薄日が差し始め、積雪とはなり
ませんでした。

 そこで午前中、いつものようにしないウオーキングに出かけました。小手指町に
回ったら、民家の庭先のしだれ梅が、ほぼ見頃となっていました。




 市内ウオーキングでは、ほとんど必要ありませんが、あちこちに出かけるウオーキ
ングの際、私にとって欠かせないものが、国土地理院発行の地形図です。

 毎月のように参加しているカントリーウオークグループの例会や、カタツムリ歩行の
例会、関東百駅巡礼歩行、春秋の国際ウオーキングトレイル実踏をはじめ、これまで
報告している四国遍路や熊野古道、中山道ウオークなど、さらに奈良や京都の市内
の寺社巡りを含め、私が訪ね歩くときには、いつもは2万5千分の1を、四国遍路で
は5万分の1地形図をコピーして持って行きます。

 地形図さえあれば、どこでも歩けるということになり、以前訪ねたイギリスや、ドイツ
でも、言葉が分からなくても、地形図を片手にその土地を巡ることができました。

 そんなわけで、自分で購入した地形図も増え続けていて、今日数えてみたら、2万
5千分の1地形図が500面、5万分の1地形図が92面になっていました。

 日本全体では、2万5千分の1地形図が4,336面、5万分の1が1,291面なので、
私は、2万5千分の1の11.5%を、5万分の1の7%を持っていることになります。

 ウオーキングの際の地形図は、私にとって必携品なので、これからも増え続けて行
くものと思われます。

 地形図は、2万5千分の1図が270円、5万分の1図が290円という値段ですが、
1枚に盛り込まれた情報は大変なもので、1枚でたくさん楽しめる、貴重な資料です。

 ところで、普段地形図を読み慣れていない方には、地形図はわかりにくい、難しい
ものという意識があるかもしれません。

 限られた紙面に、一定のエリアの幅広い情報を盛り込むのですから、省略したり、
記号化したり、本当の位置より少しずらして表現しなくてはならないものもあります。

 そんな地形図の読み方を理解して、より楽しく地形図を使えるようにと企画された
本が、最近発売されました。

 ハイカーにはおなじみの、山と渓谷社の新書版、ヤマケイ山岳選書の『地形図の
楽しい読み方』です。



 著者の今尾恵介さんは、「地図を愛読書としている」といわれるほどの地図愛好家
で、地図に関する著書をたくさん刊行され、私も何冊も購入しています。

 本書では、地形図の魅力を引き出すために、地形図がつくり出す小宇宙、地形図の
表現法、地形図上に広がる不思議な世界、地形図にまつわるよもやま話といった章に
分け、ご自身のスケッチ図や写真、地形図の例などを豊富に盛り込んで、分かりやす
く、また興味深い話がたくさん盛り込まれています。

 地形図のことをもっと理解したい、地形図を使って迷わずに歩きたい、地形図の楽し
み方を知りたい、といった方に、ご一読をおすすめします。

 (今尾恵介著、新書版206頁、山と渓谷社発行、本体952円) 

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