あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

送電線、国土地理院の電子国土基本図に復活へ

2012-04-01 14:58:20 | 地図
 3月28日(水)の朝日新聞東京本社版夕刊に、「送電線、地図に復活へ」というタイ
トルで、インターネットで公開している2万5千分の1の電子国土基本図図上で削除した
送電線線や記念碑などの表記を復活させるとの記事が掲載されました。



 送電線の位置情報については、電力会社に「テロの恐れ」などを理由に断られ、掲載し
なくなっていたのですが、「登山の際の目印として活用されている」との声が寄せられ、
改めて国土地理院が電力会社に提供を求め、再び拒否された場合は、紙の地図にあったデ
ータを使い、電子国土基本図でも見られるようにするとのことです。

 私たちもカントリーウオークでは、紙の地図(2万5千分の1地形図)を使用して、ウ
オーキングコースとして特に決められていないところを、自分たちで選んで歩いているの
で、送電線や記念碑、墓地などは、現在地を確認するとてもよい目印であり、そういうも
のが地図上から消えてしまうことに憂慮していたので、この復活は大歓迎です。

 ちなみに、数年前に歩くために購入した、ウオーキング大国であるイギリスやドイツの
地図を見ても、送電線は記入されていて、ウオーカーにとっても大切な目標として使われ
ているようです。

 イギリスHARVEY社のLONG DISTANCE ROUTE「COTSWOLD WAY」(2万5千分の1)
から(矢印のところが送電線)


 ドイツの5万分の1レジャー用地図「Ruhrgebiet(Ost)」から(矢印のところが送電線)


 それにしても、最近は国土地理院発行の2万5千分の1地形図の発行が少なく、私たち
がよく歩く首都圏周辺のように、新しい道路が増えたり住宅地の開発などで、駅周辺の様
子がかなり変わっているのに、変更されないままの地形図で判断しなくてはならない場所
がかなりあり、毎年改版をしている道路地図の方が最新の情報が盛り込まれていて、見比
べないと分からない情報が多くなりました。

 国土地理院では経費や人員の削減で、紙の地形図から電子国土基本図に主体に移してい
るようですが、電子基本図をダウンロードしても縮尺が正確に表現できないように思われ、
なかなか利用する気になれません。

 変化の多い首都圏などの、紙の地形図の更改を期待するのは難しいのでしょうか…。



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