あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

秩父のシンボル 武甲山10景(埼玉)

2014-05-01 16:10:57 | ウオーキング
 前回アップした4月25日(金)の秩父札所巡り4回目では、秩父市中心街の西側を北
東から南西へと歩いたので、市街地の南南東にそびえる日本二百名山の一つである武甲山
(ぶこうさん)(1,304m)の姿をあちこちで眺めることが出来ました。

 初回から3回目までの秩父札所巡りでも、多くの札所やその周辺から武甲山は眺めてい
ましたが、もやで霞んだりした日もあり、今回はロケーションと天気に恵まれて、移動す
るにつれて少しずつ変わる姿をとらえたので、歩いた行程に従い紹介します。

 最初は、国道299号の秩父橋に近い荒川左岸段丘上にある、20番札所岩之上堂のそ
ばからの武甲山。場所は秩父市中寺尾です。


 次は、岩之上堂から南西へ少し進んだ、やはり荒川の左岸段丘上の道路から。

 手前の桃の花はほとんど散っていました。

 こちらは、上寺尾の県道72号から左折して南側の22番童子堂を巡り、近くの巡礼道
から。

 右手の橋は、秩父駅から西へ、ミューズパークに延びる車道の、荒川にかかる秩父公園
橋。

 22番童子堂から南西へ、小鹿坂峠下にある23番音楽寺に向かって上がる巡礼道の途
中、広葉樹林の間で展望が得られたところから。

 右下に咲くのはミツマタです。

 23番音楽寺から24番法泉寺への巡礼古道の多くは、林間を進みますが、林が切れた
一角で。


 秩父市別所の24番法泉寺を過ぎ、大久保の酒蔵資料館と秩父十三仏霊場の宝林院との
間で。

 紅白のアメリカハナミズキ

 宝林院からこの日最後の札所、25番久昌寺へ向かう県道72号の道すじ、折区公民館
近く。


 25番久昌寺境内、かなり散っていたシダレザクラの向こうに。


 25番久昌時から、この日のゴール秩父鉄道の浦山口駅への道。久那小の先の開けたと
ころで。

 石灰岩の採掘跡がはっきりと見えたのは、久しぶりのことでした。

 こちらも、少し先の落合集落の車道から。

 この先で荒川の久那橋を渡れば、浦山口駅はすぐ近くです。

 ちなみに、全山が石灰岩という武甲山の石灰岩は日本屈指の良質な大鉱床で、可採掘量
は約4億トンと推定されており、明治期からセメントの原料として採掘が進められていま
す。

 昭和15年(1940)に秩父石灰工業が操業を開始後は、山の姿が変わるほど大規模
な採掘が進められて、特に北斜面は山体の崩壊がいちじるしくなっていて、明治33年
(1900)の測量では標高1,336mだったのが、山頂付近も採掘が進められたため、
三角点が移転させられ、昭和52年(1977)には標高1,295mとされました。

 2002年に改めて調査したところ、三角点より西へ約25m離れた地点での標高が
1,304mだったので、国土地理院はここを最高地点と改めたとのこと。現在の2万5
線分の1地形図「秩父」では、1,295mの三角点と1,304mの最高点の両方が表
示されています。





埼玉県 ブログランキングへ



にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ
にほんブログ村 


 
 


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする