前後のレポートが先になりましたが、10日前のカントリーウオークの報告です。
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2014年5月11日(日)
爽やかな快晴となり、いつものメンバーがJR高崎線の深谷駅に集まる。東京駅に似た
赤レンガの駅舎をバックに記念撮影後、4組に分かれて10時11分に出発した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/20/ccd3367b679ed856f6424ff3ceeec4dd.jpg)
ちなみに、この深谷駅は平成8年(1996)に竣工された。東京駅が深谷産レンガを
使用していることから東京駅をイメージして造られたもので、深谷出身の実業家・渋沢栄
一の顕彰とレンガを活かした町づくりを進める、深谷市のシンボル的な存在となっている。
== 新緑の桜並木と仙元山公園 ==
線路の南を平行する流れ沿いに続く桜並木を西進し、近くにあった滝ノ宮神社に入る。
うっそうとした木々に囲まれた境内は、ツツジが花盛り。モミジの若葉もよい彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a5/c63380006b1e15679e8a934aa56e7b9c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/10/ee4e5695239210badda9945258052862.jpg)
拝殿の左手にりっぱな演舞台↓があり、その前にご神木のケヤキが立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/46/f3c8d7541cc83986bd335a1ba9811f64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c2/19fd642f8be01cad6b2fc9908d42cac6.jpg)
さらに緑陰の流れに沿って進む。赤鳥居が並び小さい社殿の稲荷神社前を過ぎると、大
きなアカシヤが花をいっぱい付けていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f5/785a9f805cc40a8a824f2248b0a99ad9.jpg)
流れはやがて、線路から離れて90度左にカーブする。すぐ先の清信寺境内に、平氏き
っての知勇に優れていたという平薩摩守忠度(たいらのさつまのかみただのり)の五輪塔
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/73/a386baddf8f2f89b22ca39c5991287c2.jpg)
12世紀、源平一ノ谷の戦いで、この地の武将、岡部六弥太忠隅(ろくやたただすみ)
が薩摩守忠度を討ったが、その菩提を弔らうため、領地内で一番景色の良いこの場所に建
てたのだという。
流れ沿いに戻り、さらに桜並木の続く右岸堤防を南下する。川沿いに、「家庭からの生
活雑排水を少なくしてきれいな川にしよう」という深谷市の大きな看板が立っていた。埼
玉ガスのガスタンク横までで桜並木は終わる。
深谷南中の横を過ぎて間もなく、住宅が途切れる。川を離れ、南に延びる広々とした畑
の間の農道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/cb/3cd2ecaf48bafbee72f6b6c5bc20b778.jpg)
南東に、これから上がる仙元山公園の森が近づいてきた。シャクヤクの咲く畑もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/bb/83442d1323d66bbaa24fe98536feb902.jpg)
柏合集落を少し通過して、北西端から広葉樹に覆われた仙元山公園に入り、石段横の土
の道を中心付近のピークに向かって上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b6/ece6956a24a707a03214bf286bdb4758.jpg)
稜線に出て広がった遊歩道を仙元山の頂上まで進むと、富士浅間神社があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/bd/3388de36e536bd2ebb60b9ee1e74ff29.jpg)
創立年代は不詳だが、深谷上杉氏第5代房憲(ふさのり)から第9代氏憲(うじのり)
まで、代々の深谷城主が深く崇敬しており、近在の人々には安産の神として古くから信仰
を集めたという。小休止した、境内のがっちりした造りの東屋の屋根下には、木彫りの仏
像が祭られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/70/b6f9a11489b438b19fc182b6c9786be2.jpg)
長い石段で公園の南端に下ると、正面に上越新幹線の高架が横切る。公園下を左に回り
込み、開放的な境内の昌福寺へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e5/e6645ba767b9697152b40b6d5254e10a.jpg)
左手の植え込みのそばに小さい三重塔が立ち、近くには典座和尚と若き日の道元禅師像
があり、台座にその由緒を記した自由詩が刻まれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/0d/e64cffc641ea76a6ce9ba5d2952acea3.jpg)
独特の造りの仁王門を出て、陸上競技場の横で上越新幹線の高架下を南に抜けて人見集
落へ。深谷特産のネギ畑が現れ、大きなビニールハウスをのぞくと、たくさんのシャコバ
サボテンの鉢が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5f/e4dd5d3d2694eeabce08c711d10206f9.jpg)
一乗寺に北側の墓地から入ろうとしたが、境内を囲む柵があり入れない。戻って藤沢小
の西側に回る。墓地には、田中島家具センターの設立者、田中島俊雄氏の新しい碑があり、
氏の生涯が記され、横に胸像も出来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/9d/0142b91c304a136a42401f297cc81657.jpg)
藤沢小付近から一乗寺の大きな本堂を眺め、近くにある昼食地の藤沢生涯学習センター
に12時8分に着いた。建物は深谷特産のレンガ造りで、予想以上に大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/36/1bb7f338023a03db636ac8ec43d35a91.jpg)
南側にあった緑陰のベンチで昼食にした。
== 開拓集落と花植木センターへ ==
食事後にミーティングを済ませ、13時18分に出発する。病院と老人福祉施設を併設
の「あねとすホームケア」の大きな建物の横から畑の中の農道を西に向かう。
南側には、私が毎年9月、バザーのために古切手や書き損じはがき、未使用の衣料品な
どを送っている「養護盲老人ホームひとみ園」の平屋の建物が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/8f/ec6c1f2181e22cf7fda028df642d6ce7.jpg)
県道62号に出て、少し先の櫛挽(くしひき)排水路に接した宝積寺に寄る。堂々たる
本堂で、傷んではいるが鐘楼も大きい。よく整えられた植栽の間に、青銅の観音像や弘法
大師像が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9b/b059c62dcd2f60662baa102621e33f5b.jpg)
境内には、明治末期この地に生まれ、上京してタクシー・ハイヤー業を興し、バスやレ
ストラン業などの事業を拡大して年商350億円の事業に発展させたという、富田金重氏
の墓があり、家訓と業績を記した説明板もあった。
本堂裏手にクジャクがいるという。回ってみると、何種類かの鳥もいる飼育舎があった
が、羽を広げたクジャクは見られなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/36/3c67ceb7c5d8bde277eee0cbc0ddecc2.jpg)
櫛挽排水路に沿って西進する。周囲の展望が開け、北には霞む榛名山↑が、南に外秩父
の笠山や堂平山などが望まれる。1㎞ほどで開拓集落の櫛引に入った。
昭和22年(1947)から入植が始まった開拓地で、北東から南西へ帯状の樹林が何
条か走り、これと農地とが交互に配置されていて、樹林は家屋と耕作地を荒天の被害から
守る防風林として保護されてきたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a5/ffe0a248c2dcb2c6a9c0096f01727a92.jpg)
開拓当時の樹林はヒノキ、スギ、アカマツが主だったようで、地形図上も針葉樹マーク
だが、現在はクヌギ、ナラなどの広葉樹が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/50/86ec359443fa309e8e63e3f6f656c8c8.jpg)
2本目の樹林に沿って西南に向かう。500m足らずでひとつ南の樹林帯に回ると、開
拓当時のものらしい建物が一つだけ残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/68/34a75c87dc3f8df316c48a0f837674ba.jpg)
近くの緑あふれる幼稚園の前にも、当時のままらしい素朴な畜舎が残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/41/7c26e98a259bbd03d4fea62d6093fa00.jpg)
進むにつれ大きなビニールハウスが増え、こちらのどのハウスにも数知れぬほどのシャ
コバサボテンの鉢が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ee/4ac1fc1660ce17267f7109720cdd1a47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/13/367f40a6e21bffcbf307b4fff321514e.jpg)
ツツジの咲く樹木畑の前を進み、「ふかや緑の王国」に正門から入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b9/59bdd85c9445bb2c7dbf863e9c5b1e6c.jpg)
「市民がつくり市民が守り育てる市民の森」をテーマに、自然の大切さや素晴らしさを
再発見し自然と人間が共生できる町造りを目指す、市の憩いの施設とのこと。
森の音楽祭や梅まつり、ホタル鑑賞会、ピザ焼き、芋煮会、紅葉ライトアップなど、季
節ごとに多彩な催しが行われているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/94/b812da820c68dce99db5226c9350bcd4.jpg)
新緑の樹木が広がる園内、はなみずき通りを進むと、大きなシャクナゲが花を見せてい
た。本館の建物付近で小休止する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/02/ff2b16e972b6e661d6bb04b812066329.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f8/215d498b05ee81959da33ffe3198da71.jpg)
南門を出て花植木センターの横を通過して、南東に向かう。珍しいピンク色のアカシア
が咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7f/d931290326640fa5bfa2965e9a5a0d07.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b2/ca0fa685e23f6c495ffd7e8482e745a8.jpg)
戸田川に沿った田園地帯を通過し、立野集落の桑名野神社前に出る。開放的な能舞台が
あるが、先を急いで寄らずに通過する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/99/41147533c5e11f87907ec6b258734995.jpg)
ユリ苗を育てる幾つかのビニールハウスの間を進み、広々とした畑作地帯を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ef/64747b4ccbcf747c73e396cffee17fed.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/79/2df86e26a8b17d68e99e2c3e74a02f9f.jpg)
北根集落を抜けて、交通量の多い国道140号バイパスを車の切れ目に斜めに横断し、
ゴールの秩父鉄道永田駅に16時23分に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/81/3d7edc3e64ebd4251525930b2a84ecaa.jpg)
仙元山公園以外は平坦地だったが、カントリーウオークとしては少し長めの距離になっ
たので予定の16時8分発には間に合わず、次の電車で帰路についた。
(参加 16人、天気 快晴、距離 15㎞、地図(1/2.5万) 深谷、三ヶ尻、寄居、
歩行地 深谷市、歩数 26,200)
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2014年5月11日(日)
爽やかな快晴となり、いつものメンバーがJR高崎線の深谷駅に集まる。東京駅に似た
赤レンガの駅舎をバックに記念撮影後、4組に分かれて10時11分に出発した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/20/ccd3367b679ed856f6424ff3ceeec4dd.jpg)
ちなみに、この深谷駅は平成8年(1996)に竣工された。東京駅が深谷産レンガを
使用していることから東京駅をイメージして造られたもので、深谷出身の実業家・渋沢栄
一の顕彰とレンガを活かした町づくりを進める、深谷市のシンボル的な存在となっている。
== 新緑の桜並木と仙元山公園 ==
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/aa/fd389a81483bd751482ff55b6fca4da4.jpg)
線路の南を平行する流れ沿いに続く桜並木を西進し、近くにあった滝ノ宮神社に入る。
うっそうとした木々に囲まれた境内は、ツツジが花盛り。モミジの若葉もよい彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a5/c63380006b1e15679e8a934aa56e7b9c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/10/ee4e5695239210badda9945258052862.jpg)
拝殿の左手にりっぱな演舞台↓があり、その前にご神木のケヤキが立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/46/f3c8d7541cc83986bd335a1ba9811f64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c2/19fd642f8be01cad6b2fc9908d42cac6.jpg)
さらに緑陰の流れに沿って進む。赤鳥居が並び小さい社殿の稲荷神社前を過ぎると、大
きなアカシヤが花をいっぱい付けていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f5/785a9f805cc40a8a824f2248b0a99ad9.jpg)
流れはやがて、線路から離れて90度左にカーブする。すぐ先の清信寺境内に、平氏き
っての知勇に優れていたという平薩摩守忠度(たいらのさつまのかみただのり)の五輪塔
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/73/a386baddf8f2f89b22ca39c5991287c2.jpg)
12世紀、源平一ノ谷の戦いで、この地の武将、岡部六弥太忠隅(ろくやたただすみ)
が薩摩守忠度を討ったが、その菩提を弔らうため、領地内で一番景色の良いこの場所に建
てたのだという。
流れ沿いに戻り、さらに桜並木の続く右岸堤防を南下する。川沿いに、「家庭からの生
活雑排水を少なくしてきれいな川にしよう」という深谷市の大きな看板が立っていた。埼
玉ガスのガスタンク横までで桜並木は終わる。
深谷南中の横を過ぎて間もなく、住宅が途切れる。川を離れ、南に延びる広々とした畑
の間の農道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/cb/3cd2ecaf48bafbee72f6b6c5bc20b778.jpg)
南東に、これから上がる仙元山公園の森が近づいてきた。シャクヤクの咲く畑もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/bb/83442d1323d66bbaa24fe98536feb902.jpg)
柏合集落を少し通過して、北西端から広葉樹に覆われた仙元山公園に入り、石段横の土
の道を中心付近のピークに向かって上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b6/ece6956a24a707a03214bf286bdb4758.jpg)
稜線に出て広がった遊歩道を仙元山の頂上まで進むと、富士浅間神社があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/bd/3388de36e536bd2ebb60b9ee1e74ff29.jpg)
創立年代は不詳だが、深谷上杉氏第5代房憲(ふさのり)から第9代氏憲(うじのり)
まで、代々の深谷城主が深く崇敬しており、近在の人々には安産の神として古くから信仰
を集めたという。小休止した、境内のがっちりした造りの東屋の屋根下には、木彫りの仏
像が祭られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/70/b6f9a11489b438b19fc182b6c9786be2.jpg)
長い石段で公園の南端に下ると、正面に上越新幹線の高架が横切る。公園下を左に回り
込み、開放的な境内の昌福寺へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e5/e6645ba767b9697152b40b6d5254e10a.jpg)
左手の植え込みのそばに小さい三重塔が立ち、近くには典座和尚と若き日の道元禅師像
があり、台座にその由緒を記した自由詩が刻まれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/0d/e64cffc641ea76a6ce9ba5d2952acea3.jpg)
独特の造りの仁王門を出て、陸上競技場の横で上越新幹線の高架下を南に抜けて人見集
落へ。深谷特産のネギ畑が現れ、大きなビニールハウスをのぞくと、たくさんのシャコバ
サボテンの鉢が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5f/e4dd5d3d2694eeabce08c711d10206f9.jpg)
一乗寺に北側の墓地から入ろうとしたが、境内を囲む柵があり入れない。戻って藤沢小
の西側に回る。墓地には、田中島家具センターの設立者、田中島俊雄氏の新しい碑があり、
氏の生涯が記され、横に胸像も出来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/9d/0142b91c304a136a42401f297cc81657.jpg)
藤沢小付近から一乗寺の大きな本堂を眺め、近くにある昼食地の藤沢生涯学習センター
に12時8分に着いた。建物は深谷特産のレンガ造りで、予想以上に大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/36/1bb7f338023a03db636ac8ec43d35a91.jpg)
南側にあった緑陰のベンチで昼食にした。
== 開拓集落と花植木センターへ ==
食事後にミーティングを済ませ、13時18分に出発する。病院と老人福祉施設を併設
の「あねとすホームケア」の大きな建物の横から畑の中の農道を西に向かう。
南側には、私が毎年9月、バザーのために古切手や書き損じはがき、未使用の衣料品な
どを送っている「養護盲老人ホームひとみ園」の平屋の建物が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/8f/ec6c1f2181e22cf7fda028df642d6ce7.jpg)
県道62号に出て、少し先の櫛挽(くしひき)排水路に接した宝積寺に寄る。堂々たる
本堂で、傷んではいるが鐘楼も大きい。よく整えられた植栽の間に、青銅の観音像や弘法
大師像が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9b/b059c62dcd2f60662baa102621e33f5b.jpg)
境内には、明治末期この地に生まれ、上京してタクシー・ハイヤー業を興し、バスやレ
ストラン業などの事業を拡大して年商350億円の事業に発展させたという、富田金重氏
の墓があり、家訓と業績を記した説明板もあった。
本堂裏手にクジャクがいるという。回ってみると、何種類かの鳥もいる飼育舎があった
が、羽を広げたクジャクは見られなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/36/3c67ceb7c5d8bde277eee0cbc0ddecc2.jpg)
櫛挽排水路に沿って西進する。周囲の展望が開け、北には霞む榛名山↑が、南に外秩父
の笠山や堂平山などが望まれる。1㎞ほどで開拓集落の櫛引に入った。
昭和22年(1947)から入植が始まった開拓地で、北東から南西へ帯状の樹林が何
条か走り、これと農地とが交互に配置されていて、樹林は家屋と耕作地を荒天の被害から
守る防風林として保護されてきたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a5/ffe0a248c2dcb2c6a9c0096f01727a92.jpg)
開拓当時の樹林はヒノキ、スギ、アカマツが主だったようで、地形図上も針葉樹マーク
だが、現在はクヌギ、ナラなどの広葉樹が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/50/86ec359443fa309e8e63e3f6f656c8c8.jpg)
2本目の樹林に沿って西南に向かう。500m足らずでひとつ南の樹林帯に回ると、開
拓当時のものらしい建物が一つだけ残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/68/34a75c87dc3f8df316c48a0f837674ba.jpg)
近くの緑あふれる幼稚園の前にも、当時のままらしい素朴な畜舎が残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/41/7c26e98a259bbd03d4fea62d6093fa00.jpg)
進むにつれ大きなビニールハウスが増え、こちらのどのハウスにも数知れぬほどのシャ
コバサボテンの鉢が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ee/4ac1fc1660ce17267f7109720cdd1a47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/13/367f40a6e21bffcbf307b4fff321514e.jpg)
ツツジの咲く樹木畑の前を進み、「ふかや緑の王国」に正門から入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b9/59bdd85c9445bb2c7dbf863e9c5b1e6c.jpg)
「市民がつくり市民が守り育てる市民の森」をテーマに、自然の大切さや素晴らしさを
再発見し自然と人間が共生できる町造りを目指す、市の憩いの施設とのこと。
森の音楽祭や梅まつり、ホタル鑑賞会、ピザ焼き、芋煮会、紅葉ライトアップなど、季
節ごとに多彩な催しが行われているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/94/b812da820c68dce99db5226c9350bcd4.jpg)
新緑の樹木が広がる園内、はなみずき通りを進むと、大きなシャクナゲが花を見せてい
た。本館の建物付近で小休止する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/02/ff2b16e972b6e661d6bb04b812066329.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f8/215d498b05ee81959da33ffe3198da71.jpg)
南門を出て花植木センターの横を通過して、南東に向かう。珍しいピンク色のアカシア
が咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7f/d931290326640fa5bfa2965e9a5a0d07.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b2/ca0fa685e23f6c495ffd7e8482e745a8.jpg)
戸田川に沿った田園地帯を通過し、立野集落の桑名野神社前に出る。開放的な能舞台が
あるが、先を急いで寄らずに通過する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/99/41147533c5e11f87907ec6b258734995.jpg)
ユリ苗を育てる幾つかのビニールハウスの間を進み、広々とした畑作地帯を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ef/64747b4ccbcf747c73e396cffee17fed.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/79/2df86e26a8b17d68e99e2c3e74a02f9f.jpg)
北根集落を抜けて、交通量の多い国道140号バイパスを車の切れ目に斜めに横断し、
ゴールの秩父鉄道永田駅に16時23分に着いた。
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仙元山公園以外は平坦地だったが、カントリーウオークとしては少し長めの距離になっ
たので予定の16時8分発には間に合わず、次の電車で帰路についた。
(参加 16人、天気 快晴、距離 15㎞、地図(1/2.5万) 深谷、三ヶ尻、寄居、
歩行地 深谷市、歩数 26,200)
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