間(あいだ)に、最近のウオーキングの模様を入れたため遅れましたが、今回の四国遍路
最終日のレポートをご覧いただくことにします。
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第19日 2011年3月14日(月)
=別格20番大瀧寺=
5時40分起床、昨夜作ってもらったおにぎり弁当(二つだが大きい)を食べ、不要な荷物は
預けて6時40分に樺川荘本館を出た。
ウグイスやキジの鳴く里を眺めながら、上俵北川沿いの県道106号を進む。さぬき温泉の
建物↓を過ぎると、人家が途切れる。
三つの橋を渡り返し、さらに左岸沿いを少しずつ上がる。
町道野田大相線を左に分け、緩いヘヤピンカーブの続くところには、カーブごとに住宅が並
び、合わせて10戸ほどあった。
高度が上がると展望が開けた場所があり、通過してきた民家や谷間が見晴らせる。
旅館を出てからずっと歩き続けたので、道路の右手斜面にコンクリート片が10個余り積ま
れたところで小休止した。さらに上がったT字路に、↓「六角堂」と呼ぶ若者の集いの家があり、
その三差路を左に折れる。
稜線沿いとなり、西側の斜面に点在する集落を見下ろし、緩やかに上り下りしながら進み、林
道が上がってきたところに合流した。
少し遠方の山並みも望まれるようになり、雪の残る山も見える。
その先の日陰には、道路上に雪が残っていた。
徳島県美馬市との県境、標高920mのピークから少し下って、別格霊場20番の大瀧寺に着い
た。霊場の標高としては、八十八か所の最高地、66番雲辺寺と同じ910mにある。
本堂↑はさほど大きくはなく、大師堂と納経所は、改築して間もない民家風の建物。納経所で、
ご住職から「おーいお茶」のボトルと、まんじゅう二つをお接待いただいた。
納経所の上に、別格霊場二十寺の証明書が掲げてあった。聞くと、いただくには2千円だという。
そばにあった東北関東大地震の義援金箱に、ささやかながら募金する。
境内からは、南下に吉野川中流域が見下ろせ、南西には残雪の山並みも見える。
すぐに下山にかかったが、林道への分岐で、帰路は右に少し上がるのを忘れていた。そのまま
林道を30分ほど下ってから、往路の六角堂に着かず、おかしいと気づく。
路傍の電柱番号を見たら、林道を下った集落を示す名前と知り、がく然とする。急ぎ分岐まで
戻ったが、約1時間のロスタイムとなる。
分岐点で右側(上の写真では左側)を見ずに、自然の流れの方向に向かってしまったのが誤りの
原因。別格を含めすべて結願した後の気の緩みだろうか…。こんな誤りは、3度の遍路でも初めて
のこと。良い戒めになった。
往路の県道に入ると、下りが続くので楽だが、1時間のロスで急ぎ、気疲れした。往路で休んだ
ところで正午を過ぎたので、ご住職にいただいたまんじゅうを、口に入れて昼食代わりとする。
宿に14時までに戻れば、レストランが開いていると聞いていたが、間に合いそうにないので、昼
食はあきらめて下る。
樺川荘本館には、14時20分に戻った。ちょうどオーナーが塩江町まで行くところで、自家用車に
便乗させてもらえるという。車で5分ほどの「道の駅しおのえ」まで、送っていただいた。
お陰で、今日中に帰宅できる予定の、高松駅行きバスに乗れそう。道の駅で土産を買い、近くの
塩江郵便局で、衣類やずだ袋などをゆうパックにして発送する。
15時30分発高松駅行き琴電バスは、途中で3、4人しか乗車せず、経営は厳しそう。16時32
分に高松駅に着いた。
みどりの窓口でジパング倶楽部の割引切符を購入し、16時40分発の快速マリンライナーに間
に合う。お陰で、岡山駅でも時間の余裕がとれ、18時20分発の新幹線ひかりに乗る。
このひかり号は岡山発の最終便なので、途中駅からの乗客は少なく、がらがらの自由席2号車。
22時40分に東京駅に着き、日付が変わる頃に帰宅した。
【コースタイム】樺川荘本館6・40ー橋(15・8㎞点)7・15ーヘヤピンカーブ下(18・8㎞点)8・05ー
六角堂近く9・02~08ー六角堂9・25ー別格20番大瀧寺10・03~25ー誤った六甲天満原林道
から折返し11・07ー林道への三差路11・14ー六角堂の先(往路休憩点)12・14~25ー町道野田
大相線分岐13・15ー橋(15・8㎞点)13・48ー樺川荘本館14・20
(天気 晴、距離 22㎞、歩行地 高松市、徳島県美馬市、歩数 43,500、遍路地図 106ー2)
【完】
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第19日 2011年3月14日(月)
=別格20番大瀧寺=
5時40分起床、昨夜作ってもらったおにぎり弁当(二つだが大きい)を食べ、不要な荷物は
預けて6時40分に樺川荘本館を出た。
ウグイスやキジの鳴く里を眺めながら、上俵北川沿いの県道106号を進む。さぬき温泉の
建物↓を過ぎると、人家が途切れる。
三つの橋を渡り返し、さらに左岸沿いを少しずつ上がる。
町道野田大相線を左に分け、緩いヘヤピンカーブの続くところには、カーブごとに住宅が並
び、合わせて10戸ほどあった。
高度が上がると展望が開けた場所があり、通過してきた民家や谷間が見晴らせる。
旅館を出てからずっと歩き続けたので、道路の右手斜面にコンクリート片が10個余り積ま
れたところで小休止した。さらに上がったT字路に、↓「六角堂」と呼ぶ若者の集いの家があり、
その三差路を左に折れる。
稜線沿いとなり、西側の斜面に点在する集落を見下ろし、緩やかに上り下りしながら進み、林
道が上がってきたところに合流した。
少し遠方の山並みも望まれるようになり、雪の残る山も見える。
その先の日陰には、道路上に雪が残っていた。
徳島県美馬市との県境、標高920mのピークから少し下って、別格霊場20番の大瀧寺に着い
た。霊場の標高としては、八十八か所の最高地、66番雲辺寺と同じ910mにある。
本堂↑はさほど大きくはなく、大師堂と納経所は、改築して間もない民家風の建物。納経所で、
ご住職から「おーいお茶」のボトルと、まんじゅう二つをお接待いただいた。
納経所の上に、別格霊場二十寺の証明書が掲げてあった。聞くと、いただくには2千円だという。
そばにあった東北関東大地震の義援金箱に、ささやかながら募金する。
境内からは、南下に吉野川中流域が見下ろせ、南西には残雪の山並みも見える。
すぐに下山にかかったが、林道への分岐で、帰路は右に少し上がるのを忘れていた。そのまま
林道を30分ほど下ってから、往路の六角堂に着かず、おかしいと気づく。
路傍の電柱番号を見たら、林道を下った集落を示す名前と知り、がく然とする。急ぎ分岐まで
戻ったが、約1時間のロスタイムとなる。
分岐点で右側(上の写真では左側)を見ずに、自然の流れの方向に向かってしまったのが誤りの
原因。別格を含めすべて結願した後の気の緩みだろうか…。こんな誤りは、3度の遍路でも初めて
のこと。良い戒めになった。
往路の県道に入ると、下りが続くので楽だが、1時間のロスで急ぎ、気疲れした。往路で休んだ
ところで正午を過ぎたので、ご住職にいただいたまんじゅうを、口に入れて昼食代わりとする。
宿に14時までに戻れば、レストランが開いていると聞いていたが、間に合いそうにないので、昼
食はあきらめて下る。
樺川荘本館には、14時20分に戻った。ちょうどオーナーが塩江町まで行くところで、自家用車に
便乗させてもらえるという。車で5分ほどの「道の駅しおのえ」まで、送っていただいた。
お陰で、今日中に帰宅できる予定の、高松駅行きバスに乗れそう。道の駅で土産を買い、近くの
塩江郵便局で、衣類やずだ袋などをゆうパックにして発送する。
15時30分発高松駅行き琴電バスは、途中で3、4人しか乗車せず、経営は厳しそう。16時32
分に高松駅に着いた。
みどりの窓口でジパング倶楽部の割引切符を購入し、16時40分発の快速マリンライナーに間
に合う。お陰で、岡山駅でも時間の余裕がとれ、18時20分発の新幹線ひかりに乗る。
このひかり号は岡山発の最終便なので、途中駅からの乗客は少なく、がらがらの自由席2号車。
22時40分に東京駅に着き、日付が変わる頃に帰宅した。
【コースタイム】樺川荘本館6・40ー橋(15・8㎞点)7・15ーヘヤピンカーブ下(18・8㎞点)8・05ー
六角堂近く9・02~08ー六角堂9・25ー別格20番大瀧寺10・03~25ー誤った六甲天満原林道
から折返し11・07ー林道への三差路11・14ー六角堂の先(往路休憩点)12・14~25ー町道野田
大相線分岐13・15ー橋(15・8㎞点)13・48ー樺川荘本館14・20
(天気 晴、距離 22㎞、歩行地 高松市、徳島県美馬市、歩数 43,500、遍路地図 106ー2)
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