あるきメデス

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門前仲町から両国へ、芭蕉ゆかりの地を訪ねる(東京)

2011-02-12 21:07:55 | 江戸・東京を歩く
 2011年2月11日(金・祝)

 まる18年となったカントリーウオークグループ、今年最初の例会は、東京メトロと都営
地下鉄の接する門前仲町駅に集まり、10時15分に出発した。今日は、カントリーウオ
ークではなく、芭蕉ゆかりの地など、江戸の面影を探るタウンウオークである。

 門前仲町の交差点から永代通りを東に向かい、門前に菓子やせんべい、飲食店など
の並ぶ通りを入り、まずは深川不動尊へ。


 お札(ふだ)などを授かる建物の前に、大きなわらじが立てかけてある。境内には、奉
納された力石もあった。



 すぐ東側が、富岡八幡宮。きらびやかな社殿に参拝し、御輿蔵(みこしぐら)にある日
本一という御輿をのぞく。重さ4.5トン、ダイヤモンドやルビーをたくさんちりばめてあり、
金色に輝いている。


 鳥居の近くには、ここから出立し、日本中を測量して精密な地図を作った、伊能忠敬
(いのうただたか)の像が立つ。


 境内にはほかに、大関力士碑、横綱力士碑などがある。


 境内を北に抜けて、首都高9号線の高架下を西へ向かう。清澄通りに出て北へ少し
で、深川ゑんま堂で知られる法乗院に行く。

 本堂左手の焔魔(えんま)堂に、真っ赤な顔をした大きなえんまさんがにらんでいる。

 願ごとに分かれた賽銭(さいせん)筒にお賽銭を入れると、えんま様の厳かなお声
が拝聴できる。

 本堂正面には、金色の仏像が並び、両側のミラーで数限りない像が並んでいるよう
に見える。周囲の壁面には、極楽浄土を描いた極彩色の絵が並んでいた。


 さらに北へ、仙台堀川の南側は、芭蕉が「奥の細道」に旅だった採茶庵跡。旅姿の
芭蕉像が、小さな建物の前で雪に濡れていた。

 車道の向こうに塗れる芭蕉像を見て、仙台堀川を渡る。


 橋の北側、深川老人福祉センターの一角が、江戸後期の小説家・滝沢馬琴誕生の
地。馬琴の代表作である、「南総里見八犬伝」の書を積み上げた像が出来ていた。


 通りの西は三菱の創始者、岩崎弥太郎が造った清澄庭園。東側一帯には、振袖
(ふりそで)火事以降に集まったという寺院が密集している。

 その墓地の一つに、紀伊国屋文左衛門の碑が立ち、背後にはゆかりのミカンの木
が植えられていた。


 北側に、広い境内にコンクリート造りの大きな本堂が目に付く霊巌寺がある。境内
には、都指定文化財で江戸六地蔵の一つ、銅造地蔵菩薩座像が祭られている。


 石柵に囲まれた一角には、八代将軍徳川吉宗の孫で、陸奥白河藩主だった松平
定信の墓があった。


 門前の通りを東に少しで、江東区立深川江戸資料館に入る。


 館内の広い空間に、江戸時代の深川の町並みや、人々の暮らしを再現した展示が
あり、一巡して観覧した。


                               (続く)


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