四国遍路道の道しるべ、今回はユニークな道しるべも幾つか紹介します。
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20番鶴林寺から那賀川に下り、橋を渡って支流の若杉谷川沿いに進み、21番
太龍寺(たいりゅうじ)を目指します。若杉谷川沿いの遍路道入口に立つ標識。
標高520mの太龍寺から下って県道28号に出ました。ここ阿瀬比の交差点か
ら大根峠を越えて22番平等寺に向かいます。標柱に記された道の駅は、すぐ近く
の「道の駅わじき」です。交差点の近くには、ヘンロ小屋3号阿瀬比もあります。
阿瀬比から大根峠への遍路道は、田んぼやミカン畑の間を抜ける私のお好みの
ところ。大根峠(200m)にかかるミカン畑のそばには、四国のみちなどの標識の
そばに杖が置いてあって、誰でも自由に峠越えに使えます。
平等寺にお参りを済ませ、徳島県最後の霊場、23番薬王寺に向かいます。平
等寺から3㎞余りの番外霊場・月夜御水庵(つきよおみずあん)へは、車道をショ
ートカットする近道を入ればすぐ先に。 その入口にある表示です。
月夜御水庵から車のほとんど通らぬ車道を進んで、国道55号に出るのですが、
国道の手前でこの竹林を上がって行きます。
国道55号に出て、鉦打(かねうち)トンネルを抜けると、ヘンロ小屋4号鉦打が
あり、ヘンロ小屋の手前を右手に入れば、番外霊場弥谷観音(いやだにかんの
ん)に回ることができます。 弥谷観音のそばにある標識です。
23番薬王寺へは、車は多いが距離は短い国道55号回りと、県道25号を海沿
いの由岐(ゆき)木岐(きき)経由の2つがあり、今回は海沿いを選びました。
由岐の町並み近くに立つ、薬王寺への大きな表示。案内図の上には菅笠をかた
どったものも…。
由岐から海水浴場になっている田井ノ浜を回り、隣の木岐の白浜海岸近くに立
つ歩き遍路向けの地図。ほかでは、このような地図はほとんど見られません。
木岐から2㎞余りで山座峠となり、ここから県道25号を大幅にショートカットする
遍路道を下ります。林間を下る遍路道の降り口に立つ、四国のみちの標識(左下)。
右の小さな建物は、前回には無かった山座峠休憩所です。
23番薬王寺を過ぎて、美波町(みなみちょう)から隣の牟岐町(むぎちょう)へ。
牟岐警察署の先を海側の遍路道に入って、大坂峠への坂道の入口にある標識。
ここにも奥(左手)に、誰でも使える杖が置いてありました。
大坂峠を下ったところには、番外霊場・草鞋(わらじ)大師があるので、峠の先に
はその表示が。
草鞋大師に下った後、海沿いの国道を少しで、内妻トンネルになるのですが、トン
ネルの手前から海側の松坂峠越えの遍路道があることに、今回初めて気づき、峠
越えをすることにしました。峠の上り口にある地図と標識。
松坂峠の峠の先の下り道の表示。この後「古江の浜」と呼ぶ海岸に出て、350m
ほど、ごろごろした石の多い海岸を進みます。
別格4番鯖大師にお参りしてしばらくは、国道55号沿いを、はるか彼方の室戸
岬にある24番最御崎寺(ほつみさき)まで、海を見ながらテクテクと歩き続けます。
徳島県最後の町、海陽町から、高知県東南端の東洋町に入りました。国道の表
示にも、23番薬王寺と24番最御崎寺までの距離が表示されています。ちょうど
中間点に近い辺りです。
東洋町の家並みの最後、野根の通りに立つ24番への表示。
野根を出ると、10㎞ほど先の室戸市佐喜浜までの間、国道55号を進むのですが、
住んでいる人家は全くありません。 (続く)
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20番鶴林寺から那賀川に下り、橋を渡って支流の若杉谷川沿いに進み、21番
太龍寺(たいりゅうじ)を目指します。若杉谷川沿いの遍路道入口に立つ標識。
標高520mの太龍寺から下って県道28号に出ました。ここ阿瀬比の交差点か
ら大根峠を越えて22番平等寺に向かいます。標柱に記された道の駅は、すぐ近く
の「道の駅わじき」です。交差点の近くには、ヘンロ小屋3号阿瀬比もあります。
阿瀬比から大根峠への遍路道は、田んぼやミカン畑の間を抜ける私のお好みの
ところ。大根峠(200m)にかかるミカン畑のそばには、四国のみちなどの標識の
そばに杖が置いてあって、誰でも自由に峠越えに使えます。
平等寺にお参りを済ませ、徳島県最後の霊場、23番薬王寺に向かいます。平
等寺から3㎞余りの番外霊場・月夜御水庵(つきよおみずあん)へは、車道をショ
ートカットする近道を入ればすぐ先に。 その入口にある表示です。
月夜御水庵から車のほとんど通らぬ車道を進んで、国道55号に出るのですが、
国道の手前でこの竹林を上がって行きます。
国道55号に出て、鉦打(かねうち)トンネルを抜けると、ヘンロ小屋4号鉦打が
あり、ヘンロ小屋の手前を右手に入れば、番外霊場弥谷観音(いやだにかんの
ん)に回ることができます。 弥谷観音のそばにある標識です。
23番薬王寺へは、車は多いが距離は短い国道55号回りと、県道25号を海沿
いの由岐(ゆき)木岐(きき)経由の2つがあり、今回は海沿いを選びました。
由岐の町並み近くに立つ、薬王寺への大きな表示。案内図の上には菅笠をかた
どったものも…。
由岐から海水浴場になっている田井ノ浜を回り、隣の木岐の白浜海岸近くに立
つ歩き遍路向けの地図。ほかでは、このような地図はほとんど見られません。
木岐から2㎞余りで山座峠となり、ここから県道25号を大幅にショートカットする
遍路道を下ります。林間を下る遍路道の降り口に立つ、四国のみちの標識(左下)。
右の小さな建物は、前回には無かった山座峠休憩所です。
23番薬王寺を過ぎて、美波町(みなみちょう)から隣の牟岐町(むぎちょう)へ。
牟岐警察署の先を海側の遍路道に入って、大坂峠への坂道の入口にある標識。
ここにも奥(左手)に、誰でも使える杖が置いてありました。
大坂峠を下ったところには、番外霊場・草鞋(わらじ)大師があるので、峠の先に
はその表示が。
草鞋大師に下った後、海沿いの国道を少しで、内妻トンネルになるのですが、トン
ネルの手前から海側の松坂峠越えの遍路道があることに、今回初めて気づき、峠
越えをすることにしました。峠の上り口にある地図と標識。
松坂峠の峠の先の下り道の表示。この後「古江の浜」と呼ぶ海岸に出て、350m
ほど、ごろごろした石の多い海岸を進みます。
別格4番鯖大師にお参りしてしばらくは、国道55号沿いを、はるか彼方の室戸
岬にある24番最御崎寺(ほつみさき)まで、海を見ながらテクテクと歩き続けます。
徳島県最後の町、海陽町から、高知県東南端の東洋町に入りました。国道の表
示にも、23番薬王寺と24番最御崎寺までの距離が表示されています。ちょうど
中間点に近い辺りです。
東洋町の家並みの最後、野根の通りに立つ24番への表示。
野根を出ると、10㎞ほど先の室戸市佐喜浜までの間、国道55号を進むのですが、
住んでいる人家は全くありません。 (続く)