あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク渡良瀬(埼玉、栃木)

2008-05-13 23:23:40 | カントリーウオーク
 2008年5月11日(日)



 この日は3月下旬並みという季節外れの気温で涼しい。
 集合は東武日光線の柳生駅。参加者は12人でいつもより
少ない。3組に分かれて10時12分にスタートした。
 
 =谷中湖を横断して渡良瀬川の新赤麻橋へ=
 
 駅の東に回り、以前の例会でも確かめた埼玉、群馬、栃木
の3県境を探す。近くで埼歩協の大ウオーキンググループと
行き交う。

 地形図と現地を対比し、確かここだったろうと思われる田ん
ぼのあぜを、2組のメンバーが確認した。


 下宮橋を渡り、「谷中湖」と呼ぶハート形の渡良瀬第一貯水
池を、斜めに北東に向けて横断する道路に入る。雨がかなり
降ってきた。


 ちなみに、谷中湖の広さは約4.5ha、貯水容量2640立方
m(サンシャイン60の約35杯分)、外周約9.2㎞である。

 道路の北側湖面で群馬県高校総体カヌー競技大会を開催
中。数校参加した二人乗りカヤックのレースが行われていた。


 そのゴール地点近くは、北へ抜ける道路の分岐点。野鳥の
観察フェンスがあり、鳥は見えなかったが、近くのツツジが見
頃だった。


 湖の東北端に抜け、東谷中橋を渡って渡良瀬遊水地に入
る。流れに沿って北に向かうと、一面あし原となり、そちこち
でオオヨシキリが賑やかにさえずる。


 T字路に出て右折し、渡良瀬川の新赤麻橋を渡る。両岸に
続く緑あふれる自然堤防が気持ちよい。


 正午近く、左岸堤防から橋の下に降りて、コンクリート護岸
に腰を下ろして昼食とする。

 遅れてきたKさんも途中で3組目に追いつき、一緒に到着し
た。この頃には、雨もほぼ上がった。
 
 =渡良瀬遊水地を抜けて藤岡へ=

 13時に出発、渡良瀬川の左岸堤防を北に進むと、少し先で
渡良瀬川に合流する巴波川(うずまがわ)沿いとなる。

 相変わらずヨシキリが賑やかなアシ原や、堤防沿いに咲く
アザミ、ムラサキツメクサ、シオン、ギシギシなどを眺めながら
進む。時々キジの鳴き声も聞こえる。


 堤防を下って藤岡町東の下集落に向かうところで記念撮影
をした。

 巴波川を渡った先の、巴波川の支流近くには、湿地の環境
改善を図る湿地再生試験地の池があり、岸辺にはマコモが、
水中にはヒシが植えられていた。


 やはり自然堤防の巴波川の支流には、漁に使ったらしい古
い木舟が幾つか放置されている。


 遊水地には珍しいカラマツの植林地近くで遊水地を離れ、
東の下集落に上がる。そばに、稲荷、雷電、厳島、柿本の4
社を祭る四社神社があり、なぜか5つの石鳥居が並んでいた。

 帰宅後考えたのだが、遊水地になる前に旧谷中村にあった
4社をここに集め、それぞれの鳥居を移設したのではなかろ
うか…。

 東の向集落から悪戸集落に進み、八幡宮で小休止。本殿
左手に神楽殿があり、「伊勢雨宮太々神楽」と記された明治、
大正、昭和期の絵馬がたくさん奉納されていた。

 西側、大の下集落にある赤麻寺に入る。永承5年(1050)
の奥州征伐の折、八幡太郎義家がこの景勝地に瑠璃殿を建
て、八幡大菩薩を迎えて戦勝祈願したのが始まりという。

 境内に樹木は少ないが、本堂背後に背の高い大ケヤキが
あり、遠くからもよい目印になっている。

 寺から、東に戻るように堤防を進み、再び遊水地に下りる。
1本の大きなニセアカシヤがたくさんの花を付け、芳香を放
っていた。


 近くで、刈ったアシをワゴン車に積む男性がいた。歳は92
歳という。少し腰は曲がっているが顔つやはよく、とてもその
歳には見えず、皆で元気をもらう。


 再び自然堤防のままの渡良瀬川を渡り、渡良瀬遊水地の
西北端近くにある渡良瀬運動公園に入った。

 ここでミーティングをして、以降の例会などの周知連絡を
図る。

 とんがり屋根の、運動公園の管理棟らしい建物の近くから、
藤岡の町並みに入った。

 木曾義仲の子、義高の伝説を伝える「将軍地蔵」の小屋横
を抜け、県道6号に入る。途中の小スーパーに寄ったりして、
16時13分に東武日光線藤岡駅に着いた。

(天気 曇、参加 13人、距離 15㎞、地図 古河、下野藤
 岡、歩行地 埼玉県北川辺町、栃木県藤岡町)
コメント (2)
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