魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

外せない

2023年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

個人の判断が出来ない日本人に、「マスクは個人の判断」と言っても、誰も外していない。
素顔解禁の日、昭和22年生まれの男の人が、「今日は、電車もマスクを外して乗ってきました」と、会う人会う人に話しまくっていた。昭和22年は八白で「信念」の人。あらゆる規則に逆らい、自分の考えを躊躇せず主張し、上からも下からも嫌われた団塊世代の先鋒だ。
コロナ情況でやむなく従っていたが、マスクが解禁になったら「誰に遠慮が要るものか」と外して出たが、誰も外していない!
普通はここでマスクをかけ直すが、何しろ「信念」の八白だから、ここでひるむわけに行かない。あえて、電車にも乗って貫き通した。
しかし、さすがに、気が引けたのか、改めて人に吹聴することで、自分の信念を再確認したかったようだ。

同じ昭和22年生まれの北野武の(と言っても、早生まれの九紫戌年だが)、「赤信号みんなで渡れば怖くない」の知恵を活かして、
「義理マスクみんなで外せば怖くない」と、マスクを外して歩こう会や、マスクを外して乗ろう会を募り、花見にでも出かけたらどうだろう。また、志ある人は「三人寄ればノン従の知恵」と、マスクを外して出かけよう。
そうして、多くの人がマスクを外している光景を見れば、自分では外せない人も気が楽になり外せるだろう。
まあ、今年の夏は暑そうだから、放って置いても外すだろうが。