ロシアは水瓶座と言われ、実際に様々な歴史事件や、ロシア人のイメージも水瓶座的で、逆に、水瓶座を理解するヒントにもなる。
その水瓶座に、2020年末から木星と土星が入ったことで、ロシアには展望と野心がわいたが、1年で木星が去ると、土星の硬直した野心だけが残った。
ところが、この間、ジワジワと雲がかかるように冥王星が水瓶座に接近し、冥王星の250年周期の「死と再生」がロシアに迫っていた。
冥王星の影響が出始める山羊座23゜にさしかかったのは2019年頃で、影響圏の25゜に入ったのは2021年初頭から。そして、今年2023年3月23日には完全に水瓶座に入る。
双子座に冥王星がいた時は、双子座アメリカ合衆国の独立。カニ座に冥王星がいた時は、カニ座中国の辛亥革命。そして冥王星は水瓶座に来た。前回冥王星が水瓶座に来た時はロシアにエカチェリーナⅡ世が誕生し、血統が入れ替わり、ロシアの膨張政策が始まった。
こうして観てくると、冥王星が水瓶座を通り過ぎる10年余で何が起こるか、われわれも壮大な歴史の現場に立ち会うことになるだろうが、それと気づかないかも知れない。
今はただ、プーチンの大失策だけを怒りながら観ている。