魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

光陰如矢

2014年11月06日 | 星の流れに

引越後は勝手が解らず、どうも、居心地が悪い。
もたもたしているうちに、一週間たってしまった。

黒田総裁は、いかにもの手を打ってきた。黒田官兵衛がどうがんばっても、太閤殿下が何もしなければ、犬死にしかねない。
大将がただのムードメーカーでは、現実は変わらない。産業構造の大改革は、三本のヘナチョコ矢ではどうにもならないことが見えてきた。日本は、とっくの昔に、パッチだけでは追いつかなくなっているというのに、この上、増税や為替だけで乗り切れるわけがない。
消費税そのものは賛成だが、目的と手法タイミングが大間違いだ。
日本の信用のための増税と言うが、何を信用するかは、相手によっても異なる。保守的財政を見る欧州と、行動的改革を見るアメリカでは真反対だ。

火星が山羊座に入ると、赤サンゴを狙って中国船が押し寄せた。
火星が自分の星座の対角線上に来ると、怒った人や狼藉者が現れる。これは、実は自分が他人を怒らせている結果なのだが、当人には相手が勝手に怒っているように見える。
カニ座の中国にとっては、『何か日本が怒っている』程度しか感じていないかもしれないが、日本から見れば、中国の謀略としか見えない。
当然、火星は赤だから、赤サンゴで相手を怒らせている。

素直に考えれば、これ見よがしに中国国旗を掲げ、「CHINA」とわざわざ書いた漁船は、中国の意図としか考えられないが、国を過信する中国庶民の、日本を見くびった「安全策」だろう。どこの国でも、国力が上がると庶民も横暴になる。
国家権力を恐れる分だけ、他国に対して虎の国威を借りようとする。
中国政府にしても、こうした庶民の行動を状況に応じて利用するので、「日本と共同で対処」などと言い出したことも、日本は単純に歓迎も反発もできない。

オバマ民主党は予想通り、と言うより、予定通り敗北した。
アメリカ人でもないのに、オバマの外交政策に、あきれ果てていた。二期目の当選はやはり、あり得ない間違いだった。
アメリカ国民には、内政問題が大きかったのだろうが、国際的には、外交でロシアをわざわざ孤立させたことは大失策であり、挙げ句の果てに、暴走中国に媚を売っている。
人にはやはり、「器」というものがあるのだろうか。
双子座アメリカには既に、対角線上に寂しい土星が来たようだ。