魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

公演中止

2014年05月27日 | 占いばなし

たまたま映った番組(チャンネルも未確認)で、元官僚、エイベックスの岸博幸氏が、ポール・マッカートニーの公演中止について、語っていた
近頃、世界の大会場の公演を埋められるのは、年寄りのアーティストばかりだ。音楽業会はもっとがんばって、若手を育てなければ・・・大体そんな趣旨だったと思う。

聞きながら、『チョット違うかも』と、思った。
ミュージシャンは育てたり、創ったりするものではないだろうし、それ以上に、その年寄りたちの世代が、あまりにも偉大だったことの証明ではなかろうか。

以前にも書いたが、時代や世代の波は、様々な分野でそれぞれに起伏がある。芸術分野でも、世紀単位の興隆期があり、1970年頃はそのピークだった。
それが、その当時の生き残りの年寄りが、今でも人を呼ぶ理由だろう。

音楽の楽しみ方が変わったという見方もあるだろうが、音楽の持つ扇動性、別の言い方をすれば、集団催眠、一世風靡の力を持ってこそ、時代を動かす偉大な芸術と言える。
その観点で見れば、やはり、創る者と聴く者が一体になって創造した、世紀の時代と言えるのではなかろうか。