魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

心身冷却

2013年02月27日 | 占いばなし

不眠対策」の続きを話そう思ったのだが、どうにも不調で、ボーッとしているが、こちらの方が本論なので、とにかく書いてしまわなくては。

土星は苦労と悩みの惑星
土星の作用は、冷え、縮み、塊り、凝り・・・など、
山羊座や水瓶座の支配星だけに、冬の厳しさを連想させる。
土星が影響する人は、厳しさや、悲観、危機感などがあり、湯に入ったような極楽トンボの感性を嫌い、極めて現実的な視点と感性を持つ。

幸福であることを信じず、うまい話を嫌い、素直ではない考え方をするから、横恋慕のような恋心や、ガマンや涙を抱えた恋にハマってしまう。また、素直に信じられないから、気持ちより金、名誉より権力、心より肉体を重視する。

ところが、一方で、悲観的の裏返しとして、極めて現実離れした楽観人間になることがある。開放的で、KYで、虫の良い言動が人の度肝を抜くことがあるが、実はこれも、人間を信じられないことに原因がある。

もともと、人の心が解らず人間を信じられない、疑い深いタチの人が、「人間は信じられるものなんだ」と、教えられたり、ふとそう思い込んだりすると、今度は極端に無神経になる。いずれにしても、人の心を理解するのが苦手なことからくる。

山羊座にもノーテンキな人はいるが、星座の因果関係で言えば、山羊座が土星の疑い深さで、次の水瓶座は裏返しの無神経となる。
山羊座や水瓶座に小説家が多いのは、人の心が解らないから、よけい関心が沸くのだろう。

冷えは萎縮
こうした土星の現象は、星座にかかわらず、誰でも起こる。土星の影響があれば、何座であろうと、山羊座や水瓶座の特長が現れてくる。

さらに、占いと関係ないところでも、同じような現象が起きる。
身体が冷えると、土星の影響と同じことが起こる。土星の冷えは実際の身体の冷えと同じことだから、身体の冷えから逆に、土星の働きが理解できるかも知れない。

ここであげる身体の冷えとは、実際の体温もあるが、夏場でも起こるので、季節の体調に比較して冷える、体感温度に近い。

たとえ夏場でも、身体が冷えてくると、ふと不安になってくる。
夜、洗面所で歯を磨きながら、顔を上げて鏡を見ると、誰か後ろにいるんじゃないか・・・とか、いわれのない不安に襲われる。
真っ昼間の、太陽サンサンの時には、先ず思いつかない。
もっとも、そんな時に恐怖を感じるとすれば、むしろ、先天的な体質を心配しなければならない。

夜、眠れないことと、体温の関係が少なからずあるように、嫌なことを次々と思い出したり、、疑念が沸いてきたりするのは、無自覚のうちに、身体が冷えているのかも知れない。
そしてそれは、冷えと萎縮の土星の働きとも一致する。身体の萎縮は心の萎縮につながる。

すべてが冷えが原因というわけではないが、身体が冷えれば、あらゆる循環が悪くなる。
疑心暗鬼や悩みで、居たたまれなくなったり、眠られない時には、とりあえず身体を温めてみてはどうだろう。

狭い島国で、互いに気を遣いながら暮らす、日本人の大発明は、何と言っても、お風呂文化なのかも知れない。