魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

出て行く

2012年10月04日 | 星の流れに

また、牡羊座現象を拾ってみる。
何時出てきたか知らないが、スギちゃんの「ワイルドだぜ」は、まさに牡羊座時代の「荒野」そのもののヒットだ。本人の誕生日は乙女座だが、牡羊座時代に便乗して当たったためか、あたかも牡羊座のようなハプニング事故に遭っている。

牡羊座は主に、イギリス、フランス、ドイツだが、このところのEU全体の経済問題の中にありながら、それぞれに脚光を浴びている。

イギリスは、ロンドンオリンピックは言うまでもないが、キャサリン妃のトップレス写真の騒ぎや、イギリスを扱った映画「英国王のスピーチ」や「マーガレット・サッチャー」が話題になった。

フランスは、このところハリウッドで人気しているようで、「アーティスト」が、初めて外国作品でアカデミー賞を取ったり、アメリカ映画がフランスを扱った「ヒューゴの不思議な発明」や「ミッドナイト・イン・パリ」が話題になり、しかもいずれも、1930年前後の話で、まさに84年周期の注目だ。

ドイツは、文化的な注目はないようだが、いまやEUの主役であり、一人でしょって立っている観がある。経済面では、日中の争いのスキを突いて中国に深く入ろうとしている。
昭和の日中戦争の最中には、ドイツは中国に新兵器を売り、日本は苦戦したが、このことは日本にはわかっていなかった。

日本とドイツは互いによく似た国で、ともに戦った敗戦国のせいか、互いの国民は親近感を持っているが、ドイツは日本ほど甘くない。
あれだけのことをしていながら、すべてをナチのせいにして、一切関係ない顔をしている。政治家がひざまずいて謝っても、それはナチの独裁を許したことを謝っているので、あくまでも自分達は白だ。

正直者の日本は、戦争を起こしたのは、日本人全体の問題だと思っているから、過去をサッパリと断ち切れない。そのことが反って、戦犯を無かったことにしたり、戦争の過ちを無かったことにしようとする感情の温床になっている。それだけ日本は、世界には理解されない正直者の国だ。「不器用ですから」が受けるのは日本だけかも知れない。

土星は出て行くが、天王星は残る
天秤座から土星は出て行くが、対面の牡羊座に天王星は残っている。
天王星が牡羊座にいる限り、対人関係、つまり、国際関係に振り回される。天王星の作用は、サプライズの連続だ。土星の後遺症もある。

国際関係では、評価されたり非難されたり、誰が敵で誰が味方かサッパリ読めない。
同様に中国にとっても、天王星が社会的信用の第10室に当たり、立場が定まらず、職業が不安定になる。つまり、経済状態がめまぐるしく変わる。