魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

これから(3)

2011年09月23日 | 大転換

次の250年
大量生産、大量消費の産業革命パラダイムで、加工貿易に徹して富を築いた日本は、資本主義の優等生故に、最も早くこの構造の限界にぶち当たってしまったのではなかろうか。

無能な政治は、状況の必然で、何も日本だけに起こることではない。無能政治に嫌気した世界は、中国のような、古典的なトップダウンの方が良いように思い始めているが、トンでもない。
上昇も早いが、下降も早い。

人類がグローバル化に進むには、中央制御ではなく、ネットワークが有効であることが、概念として、徐々に明らかになりつつある。
個々に独立した頭脳機器が、互いに融通し合って全体を維持する。
ITで実現している方法が、人類世界にも適用できる。

最も身近なところで、人体の成り立ちは大きな複合体であり、生命がそれを実現しているように、人類は個の独立、地産地消に基づいたグローバル社会を築いていくしか道はないだろう。

日本が世界の先頭で直面しているのは、「産革パラダイムの近代国家」の放棄と、グローバル化への拡散の課題で、世界初の未体験ゾーンに飛び込まざるを得ない。もし、自ら行わないなら、時の趨勢が日本国を解体するだろう。

今の超円高は、神が与えた「マナ」だ、世界に日本力を拡散し、列島にコアな日本を確立する最後のチャンスだ。
既存の技術を持って製造業を大々的に海外移転し、国内に技術開発の環境を再構築する。

世界に日本化を広げて融合し、一方で、知を醸成輸出する日本列島を確立する。そのことは日本のためでもあるが、必ず世界にも貢献することになる。
狭い環境を生きる日本のノウハウは、狭くなる地球に欠かせないものだからだ。

教育も大転換」 「し・2」 「上品国・1