魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

横浜開港150年

2009年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

横浜開港150年はそのまま、日本開国150年だから意義深い。

横浜には4、5回しか行ったことがない。
母がいつも口ずさんでいた「港の見える丘」は、今でも好きな歌だ。
「ちらりほらり」「うつらとろり」が効いている。
第二の開国、敗戦で、また横浜がにぎわった頃の歌だ。
http://www.youtube.com/watch?v=gc5TZJxg4CE

YouTubeのおかげで長年の謎がいくつか解けた。
これも母が歌っていた
「♪風は海から吹いてくる~」
という歌が、戦時中の映画のテーマ曲だったことは、何かの歴史番組でチラリと見て、わかったものの、それが何だったのかが、わからなかった。

そのチラリと見た場面は、大人の姿しか知らなかった高峰秀子の少女姿で、あまりの愛らしさにショックを受けた。
戦時中の映画は、ほとんどお蔵入りして目にする機会がない。

タイトルが、てっきり「香港」だと思って探したが、長年、見つからなかった。
YouTubeで、高峰秀子を検索したところ、あった。「阿片戦争」だ。
チラリと見ただけで、どんな映画か知らないし、高峰秀子の愛らしさも一瞬の錯覚かも知れない・・・

あげた人が、親切にも映画をダイジェストにしていた。画像も少し圧縮し過ぎだが充分だ。チラリと見た印象とは多少違っていたが、アニメ好みの顔ではないかと思う。

映画「禁じられた遊び」のラストなど、ワンシーンで条件反射的に涙が出るが、この高峰秀子の盲目の少女の登場シーンも、涙ぐんでしまう。長年、自分の脳裏で歌われていたからだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=O4nkqzMnVgA

作曲が、服部良一だった。なるほど、どうりで!
服部良一の戦前の曲は、蘇州夜曲なども、名曲であるにもかかわらず、国策映画と一体視され、中国では憎しみの象徴になっている。
歌は歌だ。良いものは良い。
そうは、思ってもらえないのだろうなあ