魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

定額給付金

2009年03月02日 | 兄弟関係

消費券
今日、3月2日。たまたま、ラジオを途中から聞いたのだが、
中国・杭州では消費券を出して効果を上げている。

金をばらまくのではなく、消費券を配る。
使われた額のみに、公機関から支払われる金券だ。
困っている人を優先的に、どんどん配って使ってもらう。
使いたい人が使う。絶対、貯金はできない。

しかも、他の地域にまで出向いてばらまく。杭州に来て使える金券だから、観光を始めとする消費者がやってくる。公的クーポン券だ。

損して得取る内需拡大の刺激策として無駄がない。
さすが、商売の中国だと感心した。

麻生総理も自分でまじめに考えていれば、これぐらいの知恵や情報は使えたろうにと思う。お相手が悪かった。

人を見て法を説く
麻生総理のブレブレ発言。長子の「自分だけの原則論」は融通無碍。自分には解っていても、他人には解らない。
長子のお釈迦さんの言葉は、聞く人によって理解が違う。
お釈迦さんは矛盾したことばかり言う・・・という人もいる。
お釈迦さんと比べては、仏罰があたるだろうが、
長子の独善は原理と方法論であり、形がない。言葉は時に応じて変わる。
しかし、民主主義の政治家の言葉はだれにも解る「形」が重要だ。

麻生総理の大失敗は、人の意見も取り入れようと、安易に定額給付金を採用したことだ。おそらく自分は全く考えていなかったのだろう。
だから知識も覚悟もなく、ただ採用し、その説明を適当に説明できるとナメていた。

これも長子の悪い癖で、定額給付金をそんなに納得していなくても、強く言われると、自分流に納得したことにして他人を受け入れる。
世の中そんなものかも知れないと思い、よく解っていなくてもとりあえず受け入れる。(これで気が弱い子の場合はいじめられる)

弟妹流はこの反対で、とりあえず「何が何でも納得できない」という態度をとり、それを自分の個性、自分流とする。
後で問題が起こっても「自分は元々、納得していなかった」と言えるが、長子流の、先ず受け入れるやりかたは引っ込みがつかなくなる。

だから、最後まで引っ込まない。脂汗を流して討ち死にする。恨み言はない。
原理原則を前面に出すという点では、麻生首相も討ち死にした橋本首相と同じで、消費税の引き上げを口にした。

ところで定額給付金だが、消費券のように、まじめに考えれば景気浮揚策として全く無駄というわけではなかった。
まじめに考えていればの話だが。

P.S.
3日夜のTVによると、杭州の消費券を北京のデパートで配ったところ、大行列ができ、途中で無くなって暴動になりかけたとか・・・