魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

時代遅れ

2009年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム

インドも空母建造と公表。中国に対抗するためだろうが、必然と言えば必然だ。

戦力を背景とする経済戦争で、行く所まで行った「先進国」が、その手を汚すことを「途上国」にやらせるようになったのだから、それが発展して「新興国」という「先進国もどき」になれば、「先進国」の愚行をマネするのは当然だ。

親世代が、自分の人生を反省している時に、子供が同じように失敗を繰り返す。止めようとしても、子供は同じ道を歩んでしまう。
公害の次は、経済破綻と戦争だ。

怖いもの知らず
米ソの冷戦は先の見えない手探りで、用心しながら拡大したから、限界で膠着状態になったが、第一世代の知る「技術への恐れ」を、第二世代は知らずに手に入れる。
技術の持つ力を安易に手に入れるから観念的に技術を扱い、自制心は働かない。体験のないルーキー、パックツアーの観光客なのだ。

しかも、中国もインドも先進国に対して強いコンプレックスを持ち、早く同じように、あるいはそれ以上になりたいと思っている。
さらに悪いことに、両者とも、古代の栄光を再興させようと思っている。

古代の栄光とは、対等の共存社会ではなく、タテ型支配の古代帝国世界だ。
この勘違いに気づく前の失敗に、世界が巻き込まれたのでは、たまったものではない。

それでも、大国はまだ良い。北朝鮮のような国には、全く大局観がない。
「地頭も」泣く子には勝てない。一対一の駆け引きには極めて長けているが、責任意識や自制心はゼロだから、本当に技術を持てば、迷わず使う。手負いのオオカミだ。

朝鮮半島を押さえられるのは、結局、中国しかない。そこが問題だ。

さて、占いでは
中国とインドは、カニ座と山羊座の、因縁対立関係で、朝鮮半島はサソリ座。一方、日本は天秤座、アメリカは双子座、ロシアは水瓶座。

中印朝は女性星座。保守的で情緒的、物理的なタテ型思考。
日米露は男性星座の風。進歩的で観念的、精神的な合理思考。
とはいえ、インドは観念的であり、ロシアはタテ型的でもある。

理性的でアッサリしている風の星座の中では、水瓶は強引で押しが強く膨張主義で、泥臭い図々しさがある。
インドとイスラエルが山羊座の頑固者あることを考えると、日米はとても扱うことはできず、やはり、中国にまかせる方が良さそうだ。

中印の頑固さは表れ方が逆で、中国が土地を守るのに対し、インドやイスラエルはアイデンティティーを守ろうとする。
いずれも、歴史の中で生き延びた。