魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

オオカミ少年

2008年10月10日 | 日記・エッセイ・コラム

今日も大暴落で、マスコミは喜々としている。
マスコミ関係者は、良いことも悪いことも、大きいほど飯の種になる。
株が落ちようが、生産受注が減ろうが、自分たちの財布には関係ない。

マスコミは三碧だ。ものごとの「実体」とは関係ないところにいる。
三碧は「雷」であり、強烈な音と光はあるけれど、滅多に被害はない。

むしろ、ビックリして飛び出した人が車にひかれたり、熱湯をこぼして大やけどする確率の方が大きい。

80年前の世界大恐慌は実体経済の悪化以上に、マスコミが直接に影響していた。その後の、戦争や経済パニックにも、常にマスコミの「煽り」があった。

産業革命後の経済とマスコミは、骨肉の関係だから、現代に生きる人間は、よくよくマスコミの正体を知る必要がある。
にもかかわらず、日頃はマスコミ批判をする人も、
マスコミが「オオカミが出た!」と言えば、慌てて走り回る。

今回も、実態以上に、マスコミの煽りが疑心暗鬼を刺激し、アメリカ政府がどんな手を打っても投資家が信用しない。
一つには、マスコミが定めた祭りのクライマックスが、まだ出てこないからだ。予定の山車が出れば納得するのだろうが。