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魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

大転換 3

2007年02月14日 | 世相史観

大転換は始まっている
惑星と星座が示す暗示は、現象ではなく、イメージだ。だから必ず一つの事態が起きるとは断言できない。
戦争が起きるという暗示は、実際の戦争のこともあれば、外交的な戦争状態ということもあるし、戦争映画の大ヒットということもある。
だから、映画のようなかわいらしい結果になることを望んでいるが、この先の星の暗示は1999年7の月より、よほど恐ろしい。
当時、やたら1999年のことを問われたが、かなり自信を持って「何も起こりません」と答えていた。しかし、これからと言うと自信がない。イメージが単なるイメージで終わることを祈るのみだ。と言っても、今回の件には解決策もある。

今、最も恐れていることは、2009以後の中国の暴走・混乱。日本の苦難。
星の配置から事態を予測する参考として、現状を見てみると。
今、射手座の木星が180゜で双子座のアメリカは混乱しているが、木星が山羊座に移ると中国が同じ状態になる。ただしこれは一年間だ。
この一年の木星と同じ射手座に1994年頃から冥王星がいた。射手座・天王星の話はしたが、冥王星が射手座にいたここ約15年、アメリカはどうだっただろう。冥王星の影響は長く漠然としており具体的な例をあげては話せない。しかし、世紀末から今日までに、資本主義アメリカのピークが過ぎて行ったとは言えないだろうか。
ある意味で、この世紀末はアメリカの独壇場だった。単独大国となり、コンピューターで覇権を握り、戦争を操作した。そして、やりすぎた。
極まれば転ずる・・・
冥王星がアメリカの出発点、双子座にいたのは19世紀末1880頃から1908頃までで、ちょうどアメリカが海外進出を始める帝国主義時代と一致する(日本は日清・日露戦争により立場を拡大)。それから120年。現在180゜の射手座に至り、動きが逆転を始めている。

では中国はどうか
冥王星が中国のカニ座にいたのは1908頃から1934頃まで。言わずと知れた、清朝滅亡。中華民国成立の時代。現在の中国の出発点であり、これから180゜の山羊座に至ればピークとなり、アメリカのように暴走することになる。
「張り子の虎」が起きあがり、吠え始めた。隣に住む日本も、踏みつぶされないように警戒しなければならないが、力で対抗するのは愚策中の愚策だ。今こそ日本は、苦手とする知恵の外交で生き抜くしか道はない。
中国が「兵法」の国であることを逆手にとることは可能だろう。
敵を知り己を知れば百戦危うからず

この状況下
土星が日本を表す天秤座に来る。
土星が来た人や、国には不幸が起こる。体調不振や身内の不幸が起こり、悲観的で偏狭となり無理なガンバリや野心を持つ。今話題の柳澤厚生労働大臣はまさに土星が通過中だ。良かれと思う言動がことごとく逆風にサラされる。結局、無自覚な能力萎縮が起きているからで、健康も要注意だ。

2009年、日本を表す天秤座に土星が来る。この前は1950年と1980年。
1950年は朝鮮戦争勃発、特需による経済再建と同時に、再軍備の出発となる警察予備隊が生まれた。
1980年は内閣不信任可決と首相の死から、衆参同時選挙で自民党が圧勝。
一見、良さそうに見えるが、
「♪これが苦労の初めでしょうか」となる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大転換2で挙げた大周期(背景)に土星と木星を加えると
 2007/12 木星→山羊座
   2008/1冥王星→山羊座(運命)約15年(2006から影響下)
 2009/ 1 木星→水瓶座
 2009/10 土星天秤座
 2010/ 1 木星→魚座
   2010/5天王星→牡羊座(炎)約7年(2009から影響下)
 2010/ 6 木星牡羊座
   2011/4海王星→魚座(混沌)約14年(2009から影響下)
 
(2009/10土星が天秤に。2010木星と天王星が牡羊座に入り、日本の土星と180゜になる)。

大転換1


大転換 2

2007年02月06日 | 世相史観

桜の話題満開。追記/「さくら画廊」脱税

出た!
射手座らしい 宇宙おもしろ話
2月5日、NASAのリサ・ノワク女性宇宙飛行士(43)が恋敵を襲撃して逮捕された。
(詳細は2月6日の各社国際報道で)

さて、
冥王星は250年の周期だが、さらに大きな周期も考えられる。歴史は700年ぐらいの寒暖の気候変動に影響されているという説がある。日本人の価値観も室町頃でごろりと変わったそうだ。その前は飛鳥頃ということになるから、結構当たっているのかも。
そうだとすると、冥王星の周期の約三倍になる。矮惑星か小惑星か知らないが、まだ発見の可能性も大いにあるし、エリスでも557年だから、ピッタリの周期も現れるかも知れない。
天体のことは天文学者にお任せするとして、占いの周期律指標としての惑星を見てみると、やはり、とんでもない時代にさしかかっている。

念のため、もう一度、惑星の周期律指標という魯生の考えを説明すると、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
運命を動かすのは惑星ではなく、森羅万象を動かす周期があり、運命は運命そのものが動かしている。惑星はその周期のバロメーターにすぎない。という考え方で、惑星を語るのは惑星の影響力を語るのではなく、運命の周期や影響を、惑星になぞらえて語っているにすぎない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その前提で、大周期の今後を見てみると

2008年に冥王星が→山羊座(運命) 約15年
2010年に天王星が→牡羊座(始・炎) 約 7年
2011年に海王星が→魚 座(混乱)  約14年

この状態に最も近い歴史は「幕末」だ。
(世界もそれぞれ混乱があった)

海王星は天王星の約2倍の周期なので、約165年で混沌を繰り返す。
さらに今回は、冥王星が近代パラダイムの終わりを告げる。

世界情勢は、環境破壊、核拡散、パワーバランスの変化・・・と、破裂寸前の地球風船は今日もふくらんでいる。

幕末を世界情勢に置き換えてみると
力を蓄えてきた外様大名が、外圧をきっかけに支配体制を逆転させ、幕藩連合体制から統一帝国に転化した。
つまり、
外様大名=アジア。
外圧=資源、経済、環境。
幕藩体制=アメリカ中心の国際連合。
統一帝国=国連の変化した象徴的な統治機構による地球国家。
と、いうことになろうか。
もしそうだとしても、それが良いか悪いかはわからない。
ただ、言えることは、幕末の混乱があったように、体制の転換に大混乱はつきものだ。

250年前の7年戦争が、実質、当時の世界戦争であったことを考えれば、どうにも避けられないような気がする。
でも、バカな人類といえども、コンピューターという核以上の武器を手にしたのだから、シミュレーション戦争で納めてほしいものだと思う。祈るしかない

大転換1大転換3


大転換

2007年02月04日 | 世相史観

通販会社のトラブルがいろいろ起こっている。通販は射手座と双子座(情報と流通)どちらの要素もからんでいる。なかでもズバリは「ジュピター・ショップ・チャンネル」輸入「消臭器」の誇大広告。「ジュピター=木星」は射手座の支配星、木星と射手座は同義語。木星は膨張を意味するが、誇大広告はできすぎだ。
射手座と言えば南米。チリのアニータが再来日して大人気?!・・・ほんと、感心させられます

天王星、魚座に関する話題もメモしておくと
いろいろ魚住さんがにぎわせている。春(魚座)の桜ブームでは、桜塚やっくんとかウケて、不二家の社長、藤井から桜井に、紫と春のピンクでどっちも魚座の名前。

運命の時
不二家の件で山崎製パンが出てきたと思ったら、味の素がヤマキと提携。「山」や「岬・崎」は山羊座。
運命をあらわす山羊座(磨羯宮)について考えてみよう

このところインドが大注目で、ドキュメント番組も目白押し。
インドは山羊座で、中国のカニ座と180゜表裏の関係にある。アメリカの双子座とスペインの射手座の関係と同じで、因縁の関係だ。
冥王星は惑星から除外されたが、占星術の周期指標としては生きている。
その前提で話を進める。

一つの星座に約20年滞在する冥王星は、一年後に山羊座入りするが、既に一、二年前から影響圏に入っている。冥王星の意味は時代の徹底的変革=パラダイムの大転換を意味する。さらに山羊座は、命あるものの最後の姿、本質(骨)をあらわす。山羊座が体制の終わりを告げることは天王星のサイクルで話した。天王星84年に対して、冥王星はその三倍のスパンを持つ。

前回、冥王星が山羊座に入ったのは約250年前、1760年頃で、ワットの蒸気機関は1769年、冥王星→山羊座の最中だ。つまり、産業革命の始まりであり、このサイクルが持つ重大な意味がよく解る。
現在起こっている、ほとんどあらゆる弊害は、産業革命後のパラダイムがもたらしたものと言ってもいい。
経済システム、近代国家、学校、資源の大量消費、大戦争・・・  。
この象徴的な存在がアメリカであり、冥王星、山羊座時代に独立した。そして、そのきっかけとなったのが、同時期に生まれたイギリス東インド会社のお茶だった。インドが沈む時、アメリカが浮かび上がったわけだ。
インドの植民地化が始まり、アメリカが産声を上げて250年。一つの歴史時代(貪欲時代と呼びたい)が終わろうとしている。諸行無常。何ごとも「極まれば転ずる」、今度は逆転が始まるかも知れない。
われわれはミレニアムと近代300年の変わり目に遭遇している。凄いことだ。
これから二十年、じっくり時間をかけて、気づかぬうちにまったく新しい体制ができあがっていくだろう。

21世紀は中国の時代と言われているが、表裏の関係にあるインドの時代でもある。しかし、そういう見方は近代的歴史観の域を出ない。国単位で考えること自体、過去のものになるだろう。
確かに、目先、中国やインドは目立った存在になる。2007年、暮れには木星が山羊座に移り、時を同じくして冥王星も山羊座に入る。つまり運命の時を迎えるのだ。

250年前、世界に何が起こったか。18世紀後半。1760頃から20年間のことだ。15世紀、大航海時代に始まる、重商主義、絶対王政の250年が7年戦争を契機に崩れ始めた。オランダから、イギリス、そしてアメリカへシフトが代わり始め、次の水瓶座に冥王星が移ると、フランス革命により民主主義へ移っていった。
18世紀後半の世界の激動は単なる混乱ではなく、人類の生き方の変化だった。
今また、まさにそれが起ころうとしている。

大転換2大転換3


これから時代は

2006年12月22日 | 世相史観

現在は天王星/魚座時代だが、2010年から牡羊座2018年から牡牛座に入る。双子座以後戦後60年で既に上げたが、現在の魚座から牡牛座に至るまでのこの先20年の、「84年前」はどうだったのだろう。

魚 座
1919/4(T8)~1927/4(S2) = 2003/3(H15)~2010/5(H22)
現在に当たるのは、大正8年~昭和2年だ。
第一次大戦バブル崩壊と、関東大震災による不況が続いた時代だから、すこしずれているような観もあるが、世界情勢をみればやはり影が重なる

1919年、朝鮮で3.1独立運動が起こる→84年後、盧武鉉政権が誕生し反米反日が高まる。アフガニスタン戦争で英国から独立→2004年アフガニスタン新政権発足・・・やっぱり似ている。

この時代(1919~27)、第一次大戦によるヨーロッパの疲弊で、世界の中心はアメリカに移った。1922年アメリカ提唱のワシントン会議で、日本の歯止めと中国の権益保障を行い、自由貿易の環境作りが指向された。
共産主義、全体主義が盛んになり、スターリンとヒトラーが登場する。
無声映画の絶頂期に加え、ラジオ放送、報道写真の普及などにより世界認識が大きく変わり始めた。
ジュネーブ議定書で毒ガス・細菌兵器禁止。アメリカで禁酒法、日本で未成年者禁酒法成立。

現在と比較すると・・・・
冷戦後の世界秩序の崩壊で、EU、中国、インドなど新勢力の勃興、アメリカに陰りが見え、6カ国協議も中国に頼らざるを得なくなる。イスラム原理主義が台頭しロシアも再び怪しげな動き。中国は権益拡大中。
FTA(自由貿易協定)を拡大させる動きが盛ん。
映画産業は飽和状態で多極化し、インターネット、映像技術のデジタル化により世界認識が大きく変わり始めた。
テロリスト集団・国家による毒ガス・細菌兵器の恐怖が顕在化し、 イラン、北朝鮮の出現でNPTが馬脚を現した。
世界的に飲酒運転や認知症の運転者が問題になっている。

この他
いかにも魚座らしい共通点は、支配と階級の問題だ。
紐でつながれた二匹の魚は巴であり、互いに依存しながら対立する。
84年前、第一次大戦とロシア革命の混乱で欧米では難民、移民が増大し、感情的民族対立や共産主義との戦争がうまれた。
現在、格差社会や難民、出稼ぎ労働者、不法移民問題が世界的に注目され、一方ではテロとの戦争。ほとんど相似していると言っていいだろう。
これは、
理解より対立意識に流れるもので、感情的な魚座時代のムードが先立っている。「国家の品格」とか「格差社会」のキャッチフレーズが人気するのは、世の中全体が感情的な対立を求めているからだ。
「格」とは差異に基づくが、この場合タテ型の差異だけが意識されている。「格差をなくせ」と言う時には、タテ思考で物事を捉えている。「不足を補え」でも良いはずだ。つまり、わざわざ対立関係で物事を見るわけで、時代全体がそう捉えたがっているわけだ。

牡羊座
1927/4(S2)~1934/6(S9) =   2010/5~2018/5
昭和2年~昭和9年。金融恐慌から日中戦争、国際連盟脱退にいたる、見るに忍びない時代だ。

牡牛座
1934/6(S9)~1941/8(S16) = 2018/5~2025/6
昭和9年~昭和16年。もう、言うまでもないだろう

― 牡羊座牡牛座はまた改めて書きたい。 ―

というわけで、個々は同じではないが、傾向は見える。「ピッタリ同じではないではないか」と言われれば困ってしまうが、是非に及ばず。
この比較で、わかることは、この先20年が明るくなさそうだと言うことだ。しかし、それでも、昭和20年への道を、もし知っていたなら、もう少し賢い生き方ができたかも知れない。
魚座(今)の時代はまさに「過去84年を胸に刻み、次の84年の序曲」を聴く時だ。


水瓶座1995~2003年

2006年10月29日 | 世相史観

天王星 水瓶座1995~2003年 <男性星座>
水瓶座は天王星と同義語。84年の出発点、時代の原点だ。
混沌カオス。神の世界だが理想の人間である仏の世界の方に近い。
社会的存在。離合集散。波動。神、光、世界、組織、友達、大きなもの、宝、卵核、数字の「4」、身体なら脚、地域はロシア、北欧、北海道

大集団に変化が起きた時代。
WTO(世界貿易機関)やインターネット、ユーロなど、ヤギ座時代の変革が一気に開花し、グローバリズムやNGOなど、国家を超えた動きが浸透し始めた。同時に世界認識が、国家主導型の世界秩序と衝突。民族・国家の多様な価値観が受精し、新世界への細胞分裂を始めたのだ。

1995年はヤギ座と水瓶座が交差する精算点。自社さ政権、米とベトナムが和解、WTO、オウム事件・・・と、過去の終わりが新時代の胎動を告げていた。Windows95、JAVAなどパソコンが家電として定着し、WWWやユビキタスと言った新世界基準も生まれた。

消滅と発生」の時代。政党や企業の離合集散が続き、自治体も平成の大合併が始まった。水瓶座の「北海道」では北海道拓殖銀行が解散し、雪印は分散した。北海道全体にも自治体破綻や事件、事故が相次いだが、これは新北海道の胎動だ。「ロシア」はソ連崩壊後の財政危機が続いていたが、プーチン大統領に替わり中央集権化と燃料資源で一気に立ち直り始めた。

水瓶座現象として
」では、O157=4、映画「アポロ13」「核」では「たまごっち」、クローン技術、ブランド卵
」では、宇多田ヒカル、西田ひかる、石田ひかり等デビュー。光市、ポケモンで光過敏性発作、臨界事故「青い光を見た」、ナリタブライアン・・・他にもやたら光が。(獅子座の太陽の裏は180゜の水瓶座)
この他、花火なども

 

 

 


コメントについて
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1年間掲示しましたが、
整理上、訂正を本稿とし、コメントを本文付帯記録とします。
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コメントによる改訂箇所
雪印が事実上消滅した。→ 雪印は分散した。

※コメント
<1>
あの~ぉ、拓銀はなくなりましたが、雪印は消滅していないんですけど…。 事実をきちんと記述していないブログって説得力ないですよねぇ…

<返信>
お答え
コメントありがとうございます
そうですね、それで「事実上消滅」と言いました
物理的に残っても意味的に消滅するものが信用です
占いで重要なのはイメージと、繰り返していますが
柴犬とチワワは定義しだいで同じであり違うものでもあります
個人的には、雪印ファンだったものとして残念です。
今でも練乳は雪印を使っています

<2>
たびたびすみません。
“意味的に消滅”ってどんな意味でしょうか?
信用を失ったことが意味的に消滅とおっしゃるのなら、今ある雪印はなんなんでしょうか?
一時的に信用を失ったとしても、今、“物理的”に存在しているのですから、貴殿のおっしゃる“意味的”にも存在しているということになるんじゃないでしょうか?
犬の定義もあいまいです。
単なる話題のすり替えにしか思えません。
それに個人的な意見など聞いていません。
たくみに自分の得意分野に話題をすり替えながら、相手を説得させようとしているとしか思えません。
それが占いの世界なんでしょうけどね…


ヤギ座1988~1995年

2006年10月27日 | 世相史観

天王星 ヤギ座1988~1995年 <女性星座>   
ヤギ座(磨羯)の季節は冬至、一年の転換点にあたる。次にどう備えるかが問われる時代。政治経済、税金、資産運用、父権、崩壊、葬式。最後の陸地=岬。身体は骨と膝関節。国ならインド

1988年、政界ではリクルート事件がきっかけで政治改革が始り、55年体制の崩壊(93年)となったが、天王星で見れば、むしろ、公職選挙法(50年)から42年の転換点と言える。
1989年、昭和天皇崩御で平成元年。消費税導入。天安門事件。ベルリンの壁崩壊・・・世界的大転換の時代が始まった。

ヤギ座は一年の収穫=結果を表す。
生産より数字(資産運用)が経済を動かし、証券や土地が高騰。バブルの発生と崩壊が起こった。
宗教界でも、精神性とは無縁のオウムのような知識寄せ集めモザイク宗教や集金宗教が横行した(オウムはインド語)。

資産運用も、税制も、集金宗教も創造無視の「結果主義」がもたらした世相といえる。
湾岸戦争も、アメリカの経済再建にかける結果主義がイラクを追いつめたことも大きな要因であり、死の商人(軍事産業)の活躍の場でもあった。
1992年当選したクリントン大統領は、結果オーライの現実主義で米経済を立て直したが、実際には過去の遺産の活用とも言われている。

ひたすら金目なものが一世を風靡していた時代だが、ボディコンやランバダのような直接的なアピールも結果主義だ。ヤギ座の柴門ふみの「東京ラブストーリー」では「SEXしよう!」が有名になった。これも結果主義。
この他、作品名に、ラスト、ファイナル、リーサル等が多かったのもヤギ座。


射手座1981~1987年

2006年10月25日 | 世相史観

天王星 射手座1981~1987年 <男性星座>
射手座は遙かなるもの、憧れ、宇宙、旅行、乗物、情報、通信、コンピューター、哲学、高等教育、法律、スポーツ、身体は大腿部、国はスペイン、スペイン語圏(中南米)

1982年「フォークランド戦争」を起こして敗北したアルゼンチンはスペイン語圏だが、この84年前の1898年には、アメリカとスペインの米西戦争でスペインが敗北している。米西戦争は新聞の加熱報道も原因と言われるが、新聞もスペインも射手座。TVが双子座なのに対し、新聞雑誌のジャーナリズムは射手座で表裏関係にある。

1981年MS-DOSを搭載したIBM_PCが登場し、パソコン時代が始まった。情報革命、情報化時代と言われるなかで、電電公社も民営化され、情報物流の一方をになう国鉄も民営化された。射手座時代では専売公社の影は薄かった。

この間、リニアモーターカーが完成したものの、鉄道は廃線が続き、拡大する航空輸送の歪みで事故や事件も相次いだ。(1981遠東航空。1983大韓航空機撃墜。1985年JAL御巣鷹の尾根)

宇宙開発では、国際宇宙ステーション計画も始まり、世界的に商用衛星が打ち上げられ始め、日本も初の人工衛星を打ち上げた。1981年始動したスペースシャトルは、1986年爆発のショックにより頓挫した。(この頃コスモのような社名が乱立)

アメリカはレーガン政権時代。
表向き華やかに見えたが財政赤字がふくらみ1987年のブラックマンデーなど、抑揚の激しい時代だった。これは、戦後42年、アメリカの折り返し地点にあたる。

スポーツではオリンピックが、1980年モスクワ、1984年ロサンゼルスとボイコット合戦になった。射手座と言えば「馬」、連続三冠馬が生まれ、JRAも生まれた。


サソリ座1974~1980年

2006年10月20日 | 世相史観

天王星 サソリ座1974~1980年 <女性星座>
サソリ座(天蝎)は生と死。生殖を表す。結婚式の後の「本番」だ。
他人からもらうもの、遺産。核心、証拠、警察、墓、パロディー、エネルギー。身体は生殖器。国なら朝鮮半島。色は赤。
きれい事ではない本音。本質へのこだわり。サソリ座の生殖は、生命活動の究極の目的だ。異質なものが融合し再生産するエネルギーを表す。燃料や核は「消滅による生産」であり、パロディや漫画も元ネタがなければ生まれない。(漫画はパロディだが"マンガ"は創造)

サソリ座はエネルギー問題だ。オイルショック以後、OPECが世界的に発言権を持ち、大気汚染問題もからんで新エネルギーの模索に拍車が掛かり始めた。
朝鮮半島が興奮していた時代。韓国の朴政権は経済成長を目指して圧政を続け、KCIAが有名になったが、1979年にはそのKCIA部長によって朴大統領暗殺に至った。ソウルオリンピック決定に持ち込んだのもこの時期。北朝鮮も文世光事件、ポプラ事件を起こし、さらに日本人拉致を始めたのもまさにこの時代だ。84年さかのぼると1890~97年にあたり、1894~95年には朝鮮をめぐり日清戦争が起こっている。

本物、証拠にこだわるサソリ座時代。ファッションはセンスではなく「証拠」としてのブランド志向に変わった。色柄形のコーディネートではなく、由緒や金額で判断するのは他人の価値観の受け継ぎといえる。

闇と熱血を意味するサソリ座時代の象徴はディスコ「サタデー・ナイト・フィーバー」。単調でエンドレスなディスコサウンドもサソリ座のもの。

生死の話題では五つ子が次々生まれたり、霊園ブームがあった。この他、風俗産業の発展はもちろんサソリ座だが、インベーダーに始まるゲームも玩具としてサソリ座と言える。


天秤座1968~1974年

2006年10月19日 | 世相史観

天王星 天秤座1968~1974年 <男性星座>
天秤座は夕焼けの「平和」と宴の始まり。「結婚」に象徴される異文化との出会い。多様性の共存。調和の美。公社会への意識を表す。
美と平和、相手、結婚、公正、バランス、身体は腎臓。国なら日本。

アポロ計画によって、人類は月という他の世界から、初めて自らの地球を見ることになった。相手の立場で考えるという、天秤の象徴的な出来事と言える。

乙女座時代からの混乱ベトナム戦争が続き、世界中が平和を求めていた。戦争と平和がせめぎ合う「騒がしい」時代。
1968年プラハの春をきっかけに始まったデタント(緊張緩和)は、米ソ軍事バランスを背景にした平和共存の模索だった。また、米中接近やパリ協定(ベトナム撤退)などの和平工作が進められた。
文革など乙女座の学生興奮は、1968年にはいると、フランスの五月革命など、世界的な多様化と平和運動へ変質した。日本でも乙女座(医療や学費)で始まった興奮が、安田講堂事件に進む過程で、反戦運動や世直し運動に変質して行った。

「日の出」の日本は日没の天秤にあたる。
逆のようだが意味的にはピッタリだ。日本の文化は「袋小路」シルクロードの終点の文化といわれる。一日をふりかえりながら楽しむ時。多様な文物が集まり融合する。
日本は融合文化の昇る国だ。

天秤座の時代はあらゆる価値が集合し、美を競い合う。
音楽はウッドストツクが文化的な象徴となり、日本ではフォークからニューミュージックが生まれた。

この時代の象徴句は「ピース」。
戦争勝利の「V」が平和を表すピースサインに変わり、今日でも写真は「ピース」。また、ピースマークとしてスマイリーフェイスが出現。笑顔も天秤座の象徴だ。


乙女座1961~1967年

2006年10月05日 | 世相史観

天王星 乙女座1961~1967年  <女性星座>
乙女座のイメージは「乙女チックな老婆」。家事と労働。ご近所や学校、職場など、家庭に身近な社会を表す。
労働と組織管理。病気と健康管理。身体の「腸」。地域や国でいえば「東京」のほか、様々な価値が密集するところ。ギリシャ、西インド諸島や、大学で知られる都市。

1962年キューバ危機に続き、ベトナム戦争が始まった。1964年トンキン(東京)湾事件で北爆を開始したジョンソン大統領も乙女座だった。
労働に必要な計画管理の原点は農業であり乙女座の象徴。1961年は農業基本法ができた年だ。

「所得倍増計画」と「東京」の時代。職場と学校を求めて東京に人口が集中し、ラッシュ、スモッグの東京名物が生まれた。東京の「人波映像」は乙女座のイメージそのもの。東京オリンピックもあり建設ラッシュ。土木建設は組織力が物を言う分野。

健康医療に関しても、医師会、歯科医師会の全国一斉休診など医療関係の興奮時代。小説「白い巨塔」が大ヒット。映画の主役、田宮次郎も乙女座。
「野球」は組織管理のスポーツで乙女座。(東京)ジャイアンツの絶頂期であると同時に野球の絶頂期でもあった。

娯楽も学校や職場が舞台になり、舟木一夫の学園ものや、加山雄三の若大将シリーズ、サラリーマンが主役の植木等の無責任シリーズが大人気。
一方で、「上を向いて歩こう」「ウナ・セラ・ディ東京」などセンチメンタルな曲や歌詞が主流になった。
この時代はビートルズの時代とも言える。なぜ乙女座なのかと言えばすべてと言うことになるが、「多才と好奇心の集団」であることだ。サイケデリックの誕生。ちなみに、乙女座の象徴的人物は「不思議の国のアリス


獅子座1955~1961年

2006年10月04日 | 世相史観

天王星 獅子座1955~1961年  <男性星座>
獅子座は家族の秩序、生活の原点。政権や王権。人間の身体なら「心臓」。
生命の息吹、醍醐味を表し、娯楽、投機、恋愛など、前向きな意欲を表す。地域としては灼熱の砂漠地帯で中東。歴史的に支配権を争う地域。ローマなど古代帝国の中心地。

1956年、第二次中東戦争でスエズ運河のエジプト領有化が承認された。その前の天王星=獅子座、1869年には、スエズ運河が開通。エジプトと言えばピラミッドとスフインクス。やはり獅子座か。
同1956年には、チベット動乱が起こった。亡命チベット政府の旗は獅子のデザインでもある。
1955年と言えば「55年体制」。日本の政権秩序、自由民主党と社会党の対立図式ができあがった年で、高度経済成長の始まった年でもある。
獅子座は投機を表すので、株価上昇の出発点、つまり底となる。

政治の中心地「首都」や国会議事堂が注目された時代で、東京タワーは東京ピラミッドと呼ぶべきか。集団就職など一極集中が始まり、歌謡曲も「夕焼けとんび」、「僕はないちっち」など、地方と首都東京を歌った歌が多く出た。(ただし、都市としての東京は乙女座)
首都といえば世界的にもブラジリア遷都が話題になった。秩序問題としては自治体の昭和の大合併も進行。

獅子座の支配星は太陽だ。
太陽電池はこの時代の産物。なにより時代全体が熱く、さんさんと輝くような時代で、石原慎太郎の「太陽の季節」から太陽族が流行。肉感的で健康的な魅力「グラマー」。「南国土佐を後にして」など南国ブーム。映画「社長シリーズ」は仕事ではなく「王様」の面白さだった。「ケセラセラ」「有難や節」など脳天気な時代でもあった。


カニ座1948~1954年

2006年09月28日 | 世相史観

天王星 カニ座1948~1954年  <女性星座>
カニ座は母と家庭。幼児が接する初めての他人。家庭内の情や秩序で、他人や他国を考える。外部の異なる価値観が理解できない。
母と子、食生活、庶民、水辺と港、縄張り、ナショナリズム、国は中国。

中国の興奮時代だ。
1949年、中華人民共和国が成立すると、1950年には、チベット侵攻、朝鮮戦争と、カニ座の家造りが拡大した。
中共の成立は内乱の終わりでもある。その前の天王星=蟹座、1864年には太平天国の乱が終わっている。
一般には変革内乱が起きる天王星で、むしろ治まる中国は、案外、内乱が常態なのかも知れない。
カニ座は乳房を表すが、離乳れで始まる「母と子」の関係がカニ座の人間関係だ。愛着、甘え、保護、自立の感情が複雑に絡みあう。
儒教など、中国の建前は父系だが、実際には母の発言権が大きく、女、子供、老人の世界。出自、家系を大切にするのは、よく考えると出産を前提とした母の原理で、実力を前提とする父の原理ではない。

「生きる」ことがテーマのカニ座は、何ごとも理屈より実利。種や族の保護を優先するので「子供」が中心になる。
1947年からすでに世界的にベビーブームが始まった。当然、子供用品が売れるし、映画もいわゆるジャリタレ映画全盛期で、鉄道員、自転車泥棒、汚れ無き悪戯、東京キッドなどが大ヒット。黒沢監督の「生きる」は1952年。
港町が注目されたのもカニ座時代。歌謡曲「桑港のチャイナタウン」「上海帰りのリル」など港やマドロスものがヒット。カニ座のファッションは保護とワンポイントで、帽子やスカーフが流行る。ショールの「真知子巻き」が大ブームになった。
政治では、国家の独立や赤狩り、除名など、排他的囲い込みが進行し、その中で日本独立や朝鮮戦争が起こった。


双子座 1941~1947年

2006年09月07日 | 世相史観

天王星 双子座1941~1947年   <男性星座>
双児座のイメージは「賢い子供」。パッと見て理解し口は立つが意味を理解しない。情報、通信、テレビ、初等教育、商業、移動、旅行、国ならアメリカ

アメリカが興奮し過激な行動に出た時代だ。第一撃を日本に撃たせたという説は今や常識だろう。少なくとも強く出たことは事実だ。
第二次大戦は、暗号解読、航空戦、レーダーと、情報と飛行機が戦争の鍵となり大発達をした。また、移動、旅行、通信と言えば、戦争にかり出された世界中の人々が、普通ならしないような旅行をし、戦地で手紙をやりとりした。実際、戦争は男達の修学旅行?だと言った人もいた。

アメリカの興奮時代を裏付けるもう一例として、その前の天王星・双子座時代であった1857-65年には南北戦争が起こっている。

商業の双子座という点では、ドル基準によるIMFなど、アメリカの時代が始まった。原爆製造に「マンハッタン計画」と、商業地の名がついたのも時代の象徴だ。

初等教育においては、戦中は学童疎開、少年兵、戦災孤児など子供にも異変が起こったが、教科書黒塗りで子供達は革命的ショックを受けた。戦後は日本にアメリカ式教育が持ち込まれ、戦後日本の基本になった。現在ではその是非が問われている。
なお、最初の原子爆弾の名前は「リトルボーイ」である。

双子座のマリリン・モンローや美空ひばりがデビューしたのもこの時期だったが、目立ったのは太宰治で、興奮期の終わりとともに心中してしまった。
中曽根康弘初当選。ジョン・F・ケネディは軍功&下院初当選。
いずれにしても、その星座の人々に激変が起きた例と言える。


星座と天王星

2006年09月06日 | 世相史観

天王星が84年をかけて星座を巡ってゆくと、時代も巡ってゆく。
星座の影響は1~2年前から出始めるが、象徴的な事件は入宮時に起きる。
戦後60年。天王星の動きと星座の表す代表的な事柄をあげると・・・

1941年から双子座=アメリカ、通信 
1948年からカニ座=中国、ナショナリズム
1955年から獅子座=政治、娯楽、中東
1961年から乙女座=東京、労働、組織、医療、野球
1968年から天秤座=日本、アート、平和
1974年からサソリ座 =朝鮮半島、地下資源、生死
1981年から射手座=ラテン&南米、航空、教育、法律
1988年からヤギ座=転換点、資産運用、税
1995年から水瓶座=離合、ロシア、北海道、象徴
2003年から魚 座=錯乱、海洋、薬物、宗教、虚像
2010年から牡羊座=英、仏、独、リーダー
 (※ 始まりと終わりは重複する場合がある)

・・・となり、戦後史に明るい人にはうなずける人もあるかと思うが、固定概念で見る人や無頓着な人には意味がわからないだろう。
これから追々話していくことによって、天王星の作用と同時に、時代とは何かということも見えてくるのではないかと思う。
決して、予言や託宣を下そうというのではない。言い方は断言的になるかも知れないが、占い的考証をしていく上での素朴な驚きにすぎない。