天王星は集中と爆発をもたらすから、影響を受けた事柄=運行星座の事柄に革命とブームが起こる。世の中のセンサーが一斉にその方向に向かうのだ。
そして、その当事者は興奮する。
当事者とは、その星座の人はもちろん、その星座の表す業界、地域、国、そして、星座の意味する地位や立場の人だ。
その結果、ある時期に同じ星座の有名人が続出する(善悪ともに)。
当然、同じ業界が興奮するので同業種の店や会社が乱立し、惑星の意味する国や地域に災害や躍進、混乱の「異変」が起こる。
そうすれば、それに関連した法改正などが起こる。
こうした影響は、他の惑星でも引き起こされるのだが、海王星や冥王星のように期間が長すぎて漠然としていたり、木星や土星、火星のように短すぎて「時代」とまではいかないものがある。
ただし、木星のように一年を象徴するものはインパクトもあり、「あの年は」と、記憶に残りやすい。天王星が爆発なら、木星は膨張だ。
良いこととは限らない「異変」が起こる。
ところで、天王星の入っていない星座の人や事柄にはどうかと言えば、天王星のいる星座と良い角度なら総じて良いことが起こるし、悪い角度なら不都合が起こる。良い角度とは120度で、いわゆる相性の良い星座のこと。悪い角度は90度180度の相性の悪い星座のことだ。
また、星座には交互に男性星座、女性星座があり、男性星座の時は世の中が総じて革新的なムードになり、女性星座の時は保守的になる。つまり、保革は7年で繰り返すということだ。
1989年ベルリンの壁崩壊で、実質、ソ連の共産主義支配が終わったが、その84年前、1905年の血の日曜日事件は帝政ロシアの終焉の始まりだった。
これはあまりにも鮮やかな一致なので、象徴的に挙げたが、実に様々な分野で、この周期は繰り返されている。
通信技術や航空機・宇宙など、特に科学技術などに目立つのは、天王星が意外性「革新」を表す星だからだ。むろん革命も。
天王星84年を単位とする一つの時代は、余韻を含めれば一世紀にもおよび、世紀をも象徴する。
周期には円の180゜のようにピークがある。つまり、ある事柄の歴史は、始まりから半分の42年のあたりでピークの折り返し点に達する。1905+42→1947年は拡大してきた共産ソ連の支配が、トルーマン・ドクトリンでアメリカとぶつかることになった年だ。(冷戦の始まり)
ところで、1947年と言えばUFOの発端となった年だが、42年後には、捕まった宇宙人の写真など公表されて、ある種の結論が見えた。日本国憲法から42年、日本はバブルの絶頂期でもあった。
84年周期といっても時計のように均等ではない。大体それぐらいの周期ということだが、厄年の大厄が42歳というのも、両者をつなぐ根拠は見いだせないものの、関係があると考える方が面白い。
なぜ、周期が正確に84年ではないかと言えば、黄道上の天王星の動きは一定ではない上、約7年間の星座の影響期間があるので、最大7年ぐらいの誤差があるということだ。天王星運行の7年間は世の中に同じような事件が続いて起こる。
ちなみに、現在、天王星は魚座を運行中で、魚座が表す→海洋、薬物、映像、宗教、ペットなどに、爆発的な異変が起きている。もちろん、魚や亀にもだ。近頃「亀」のつく話題多いと思いませんか。