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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【チェコ・ブルノへ日帰り】

2023-10-05 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

チェコの続き・・
今回、プラハは三度目なので、別の都市へも訪れたいと、チェコ二日目には、ブルノへ行ってみることにしてた。
チェコは、西のボヘミアと東のモラヴィアと大きく二つの地域に分けられ、
プラハは西の中心、ブルノはチェコの東の中心といわれる。
列車で2時間半ほどかけてやってきた。


中心部を歩いて見て回ることに。
グランドホテル。


グランドホテルのレストランのある棟には、美しい壁画と、繊細なアール・ヌーヴォーの装飾が施されている。






すぐそばには個性的な現代建築も。


そして、見たかった髭のおじさんのレリーフが貼り付く建物。


長い金の髭を垂らし、頭にブドウをかぶったたおめでたい福の神のような顔が微笑んでいる。


教会があったので、中を覗き、ドアノブの写真を撮っていると、


中にいたおじさんが察してくれて、


こっちにも、あっちにもあるよ~と教えてくれた。
暗くて、あまりよく撮れなかったが、これは、何度か見た口を開けた魚がモチーフになってるドアノブ。



重厚感のある鍵も。



こちらの建物は、よく見ると、最上階部分や、窓周りなどに白いタイルが貼られている。






タイルの他にも壁面に陶製レリーフなどが貼られているが、
2階の軒を支える持ち送りは、赤いずきんをかぶった小人?!



軒の両端に、立膝ついて、体全体で軒を支える小人。
今まで見かけたものは、もっと屈強そうな人が支えていたのだが、こんな可愛いのは初めて。


こちらもブドウがモチーフの陶製装飾。


こちらは典型的なデザインの男像柱。


ブルノでは様々な男像柱のパターンを見つけた。


こちらは、初めて見た二人一組に合わさったもの。


頭には、そのままアカンサスの柱頭飾りがついていて、下半身は装飾の付いた柱に、足元は獣の足になっているという複雑さ。


女性が正座してるパターンも初。



リアルな表情の男像柱。








顔がついたアートな門。


魚の顔が並ぶレリーフのあるアパート。


口を開けた魚がずらりと並んでいる。



お昼は、ついついタイ料理のお店でパッタイを頼んでしまった。
チェコビールと共に。
やっぱアジア料理が口に合う・・



チェコでも電動キックボードなどで
デリバリーしてる人をよく見かけたが、
こんな乗り物あるんだ?!
と驚いたのは、一輪車の座面がないタイヤだけのもの。
究極のコンパクトさ。
思わず、カメラを向けて撮っていいか?合図すると、
カメラ目線でポーズをキメてくれたお兄さん。


そしてやってきた、アール・ヌーヴォーの建物が2軒並ぶ通り。
一見普通の地味なアパートに見えるが、





窓周りに繊細な太陽のレリーフが入っている。


バルコニーも複雑な曲線を描く。


扉の落書きがとても残念だけど、左官職人の腕が光る装飾が見れた。


同じ並びのあやめのアパート。


これは美しい〜
アパートの3階から5階にかけて、あやめのレリーフが壁面を覆い尽くしていて、その優美なアール・ヌーヴォーの曲線にうっとり見惚れる。


バルコニーの装飾もあやめで、持ち送りと一体となったもの。


最上階、軒裏にも赤い花と葉の装飾が施されていた。


スグラフィトがファサード全面に施された建物。


鹿やりす、鳥などの動物たちが描かれ、出窓には細かなレリーフが入る。





ビアレストランの中に、銅製のビアタンクがチラ見えしてたので、
カメラを向けたら、、店員さんたちが瞬時にポーズをキメてくれた。
みんな息ぴったり、陽気でノリがいい。


町中にあったゴミ箱は、籠三つ付き。


道端で見かけたチェーンもただの輪ではなく、凝った形が可愛かった。


ブルノでも見つけたライオンのドアノブ。


アイアンのヒンジの細工が美しいドア。


建物についていた時計から出てるポールの上に、ひっそりと小人が座ってるのを見つけた。


ネオ・ルネッサンス様式のクライン宮殿。
鋳鉄製の出窓が特徴的な建物で、銀行として使用されていたこともあり、
現在は、いくつかの店舗が入っているよう。


出窓の持ち送りがまた個性的。


下半身が白菜のような装飾と一体化した人の持ち送り。


町中には、路面電車も走っている。


ブルノの中心的広場、自由広場。
周囲には、様々な時代や様式の貴族や富豪の屋敷がある。


こちらの塔のある建物は旧市庁舎。


入口の装飾は、とても細やかな石細工が施されている。



グランデッザホテル。


正面入り口のホテルのロゴがモザイクタイル貼りに。





ロビーを見せて頂くことができた。


ステンドグラスの入った天窓が美しい。
たっぷりと光が入り、とても明るいロビー。




フロント上部には、モザイクタイルの装飾があった。


クリムトっぽいデザインで、女性の洋服が幾何学模様のモザイクタイルで描かれていている。




フロントのカウンター。
天井のステンドグラスと共に、オリエンタルな雰囲気のモチーフ。


そして、ロビーの突き当りには、タイルで囲まれた壁泉が。


水色のやさしい色合いの、受け皿が三段になった壁泉。


周囲のタイルは、植物が幾何学的にデザインされたようなもので軽やかな雰囲気でとても素敵。


フリーハンドで描かれたようなラインの手作り感のあるレリーフタイル。
さまざまなデザインが楽しい。


このアール・ヌーヴォーの照明のデザインもいいなあ。


階段手摺。


アール・デコぽい階数表示板のついたエレベーター。
思いがけなく、モザイクタイル画やタイルの壁泉が見れてうれしかった。


窓の上部にはステンドグラス、両脇にはガーゴイルがついていて、
コンパクトながら、装飾が密集していた建物。


出窓の持ち送りには、羽の生えた天使?!


両脇にアールに張り出したショーウィンドウが魅力的なお店。










最後に、ブルノにある、近代建築の名作といわれている住宅、
トゥーゲントハット邸へ行くことにした。
建築家ミース・ファンデル・ローエにより1930年に建てられたもの。
予約をしてなかったので、外観だけでも・・と。


玄関付近だけみることができた。
ここ数日、コテコテの歴史的建築ばかりを見ていたので、
あまりにすっきりしていて新鮮。





そして、予定してたプラハへ帰る列車に乗るために駅へ向かったが・・
ちょうど、乗ろうと思ってチケットを買った列車が
大幅に遅れてるみたいで、長らく待つ羽目に。


ブルノ中央駅の駅舎。


漆喰装飾が施された壁面に、大理石の柱が並ぶ。



トイレへ行ってみると、真っ白なタイル貼り。
正面の扉はキュビズム感ある。


大理石の洗面台以外は、扉も壁面も全て白かった。



やっと列車に乗り込むことができた。
おやつに、スーパーで買った箱に入ったケーキ、「メドヴニーク」を。
チェコの伝統的なお菓子で、はちみつ味のスポンジにキャラメルクリームが重ねてある。これがとても美味しかった。

この後は、プラハへ無事到着し、更にプラハ散策へと繰り出した。
続く・・

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