m's diary

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シンガポール&マラッカタイル旅2018【ヒーレンストリートのマジョリカタイルその一】

2018-06-06 | シンガポール&マラッカタイル旅2018

シンガポールからマラッカへやって来た。

マラッカは家族と来て以来、8年ぶりの二度目の訪問。

最初に訪れた時は、このヒーレンストリートのマジョリカタイルのショップハウス群を見つけて

狂喜乱舞したものだった。そのなつかしい大好きなスポットに再び帰ってくることができたなんて感無量~

それにシンガポールのように初めての場所ばかりじゃないのでガツガツいかなくてもいいと思うとちょっとひと安心。

まずはゆっくりじっくりとタイルとの再会を楽しもう。

 

 

プラナカンレストランの玄関ポーチ周りのタイルも健在だ。

しかし、ちょっと荒れ果てた様子も。

 

 

朝早かったのでお店が閉まってるものとばかり思っていたけど、

お昼前になっても開く様子がなく、近くのお店で聞いてみるとしばらく前に閉められたとのこと。

ガーン、、以前訪れた時、レストラン内部のタイルもすばらしく、それもまた楽しみにしてたのに

見ることができないなんて無念・・

 

 

ついでに、前回宿泊したババハウスも工事中の幕に覆われていて、一瞬ぎくりとしたが、

そこは改装工事中で今年秋くらいに再オープンする予定と聞き、ほっと一安心。

 

 

 

 

プラナカンレストランの看板はそのままだったけど・・

何で閉めてしまったんだろうなあ。

 

 

二階の軒上に貼られたマジョリカタイル。

 

 

このいかにもイギリスぽい組み合わせのアールヌーヴォーのマジョリカタイルも。

 

 

なんとも言えず上品で惚れ惚れする美しさ。

グリーンの釉薬がほんとにきれいだなあ。

 

 

 

 

 

この優雅なアールヌーヴォーのラインにほんとに見入ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

今回私たちは、マラッカもお互い二度目になるので、更に深くタイルを追求をするため

お宅飛び込み訪問取材?!を企画していた。

アポなしでお宅訪問し、できれば玄関先のタイルでも見せてもらえたらと・・

玄関ポーチにこれだけふんだんに使われているタイルなので、きっと内部にも使われているに違いないのだ。

 

 

でもとりあえず、今はまだ早朝で、ひと様のお宅へ訪問するには早い時間なので

玄関ポーチ周りのタイルを観察しつつ、訪問候補宅?も物色。

 

 

アクアブルーの色が美し過ぎるタイル。

花籠のデザインも素敵だなあ。

 

 

ポーチ床のセメントタイルとの組み合わせも多種多様。

 

 

プラナカンの豪邸が立ち並び、かつては「億万長者通り」と呼ばれていたヒーレンストリートなので

タイル使いも贅沢そのもの。

二種類、三種類とさまざまなマジョリカタイルやボーダーレリーフタイルが組み合わさり、全くといっていいほどそのコーディネイトは

他のお宅とはかぶらない。

 

 

 

 

 

 

そしてヒーレンストリートでは、二階などの目の届きにくい場所でなく、

玄関ポーチ周りの、目で見て手で触れられるところに貼られてるのがタイル巡ラーとしてはたまらない・・

 

 

 私たちが床に這いつくばってタイルを撮っていると、ホテルの朝食会場で見かけた日本人旅行者の方に

何を撮ってるんですか?と声をかけられた。

 

 

それはもちろんタイルです!

一般旅行者にはこの美しいタイルたちが目に入らないのだろうか。

マラッカに来る人は皆タイル目当てだとばかり思っていたが、、それは私たちだけだったんだろうか?!

「マラッカに来てタイルを観ずして帰るなかれ。」だろう。

 

 

私たちが力説すると、その日本人観光客は納得し、タイルの美しさに同意してくれたけど、

「タイルの町マラッカ」としての認知度は低いのかなあ。

 

 

細かい陶片装飾。

 

 

このラベンダーカラーの薔薇タイルも美しいなあ。

しかし、このお宅もどう見ても人が住んでるとは思えない風化具合だった。

8年前に来た時よりも空き家が目立ち、なんとなく寂しいムードが漂ってる。

世界遺産に登録された町なのだから、この美しいタイル群のあるヒーレンストリートを

タイルをウリにもっときれいに整備して、空き家をお店や見学施設として開放してくれたらどんなにすばらしいことだろうか。

 

 

このタイルたちも磨けばもっと美しく輝けるはずなのに・・惜しいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの建物は補強と幕がかかっていたけど、隙間からマジョリカタイルと装飾の柱がチラ見え。

取り壊しでなく、修復であることを祈りたい。

朝の散歩は更に続く・・

 

 

コメント
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