m's diary

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⑥香川の旅【竹林民宿・八正庵】

2010-01-17 | 香川への旅2010

今回の香川の旅は(も)節約旅行の為、宿は高松辺りでなるべく安いビジネスホテルでも探そうと思っていたのだが、香川の建築巡りの下調べをする中で見つけた宿、「竹林民宿・八正庵」、この宿にとても心惹かれ、しかも一泊二食付きで大人一人6500円という安さに、これなら我が家でも泊まれる、と即効ここに決めた。





さぬき三木の白山という山の麓にある民宿「八正庵」のアプローチはこんな竹林に囲まれている。





この階段の先に見えるのが八正庵。
なんて素敵なシチュエーション!





宿は現在一棟だけで約8人寝泊りできるそう。
ここをこの日は我が家の四人で貸し切り。





着いた日はもう日が暮れていたので宿の入り口はこんな風にライトアップされていた。
扉に使われた古い建具がいい感じ。





部屋の中はあたたかい木の感触が漂い、ほっと和める空間。
四人にはとても贅沢な広い空間に、家にはない炬燵もうれしい~
子どもたちも大喜び!





晩御飯、朝食はこちらの百姓茶屋「アートカフェ白山」にて頂いた。
完全無農薬有機農法で農業をされているご夫婦がこちらにカフェ、そして一年前より民宿を始められたという。





晩御飯、朝食時にはこちらのご主人にいろいろとお話を聞かせていただいた。
自然の循環や太陽の恵みを大切に考え農業を営む傍ら、民宿、カフェの経営の他にも建築デザイン事務所もされているというご主人。
更にはアーティストでもあり、カフェにはご主人自らが製作されたという現代アート作品が並べられている。






晩御飯には近くの山で採れたというイノシシ、そしてこちらで育てられた野菜を使ってのぼたん鍋をいただいた。
ご主人が研究に研究を重ねたという味噌仕立ての鍋のスープがとても美味しくて!
家では鍋をしてもあまり野菜をお代りしない子どもたちも爆食い。
この日はうどんをたくさん食べて来るだろうから、晩御飯は大人二人分でよいと頼んでいたのだが・・お鍋もたっぷり、更にこの後、ぞうすい、そしてデザートと、四人で十分お腹いっぱいになるくらいいただいてしまった・・;





隣には囲炉裏端もあるとのことで見せていただいた。
もと牛小屋だった建物を改装したもので、こちらの囲炉裏はご主人の手作り。
そこそこの人数がいればこちらも利用できるとのこと。
部屋の仕切りにはいらなくなった古い建具を使ったりと、捨てられてしまうものを利用してよみがえらせるという、私も大好きなリサイクル精神があちこちに見られ、ご主人のアイディアとセンスで廃物が見事によみがえっていた。





そしてこれが翌朝の朝食。
これが朝食?!
と思うくらいボリュームいっぱいの、しかもヘルシーなお膳。
素材の野菜が引き立つやさしい味わい。





気候のいい時期に来るときっともっと気持ちいいんだろうなあ。





そしてこの竹林の中にもう一つある小屋のようなもの。
これはなんとご主人手作りのお風呂なのだ。
しかも天然の温泉になっている。
鉄分を含むのかちょっと茶色味を帯びたお湯。





このお風呂もいらなくなった木材などを再利用して作られたもの。





これは炭焼き小屋。
竹炭焼き体験などもできるよう。
他にも季節折々の農業体験、収穫体験などもできるという。
自分たちで収穫したての野菜などを調理して食べれるなんて、子どもたちも喜びそう。
早速、毎年恒例のE家との夏旅行の今年の候補にも!









ご主人作のアートスポット?!





自然がいっぱいで朝の散歩も気持ちいい。

今回の旅は建築とうどんだけで十分お腹いっぱいと思っていたのだが、こんな素敵な宿にも出会え、お話を聞くうちにご主人の農業や食に対する情熱も伝わってきて、すばらしい宿体験&食体験をさせていただくことができた。
宿はまだ一年目で軌道には乗ってないとのことだったが、スローフードな宿、として、少しずつテレビや雑誌の取材なども来てるそうで、ここは知られればきっとブレイクするだろうなあ。
流行る前にもう一度、夏に来てみたいなあ。



コメント
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