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⑦香川の旅【四国村】

2010-01-18 | 香川への旅2010

二日目朝はまず宿にも近い「門入の郷」というところへ行く予定していたのだが・・
宿のご主人に相談すると「あそこはおすすめできない」とのこと。
建築が好きなら四国村が意外と面白いし、家族でも楽しめるから、と言われ急きょ予定変更し訪れた。
四国村は四国各地から移築された民家33棟が復元されている。
中には洋館もあり、今まで見たことがなかった燈台の退息所なども見ることができて思ったよりいいところだった。





四国村へ行く途中に寄った琴平電鉄屋島駅舎 昭和4年築





四国村に入る手前の駐車場に面して建っていた建物。
明治38年、英国人ワサ・ダウン氏の住宅として神戸市に建てられ、昭和19年から日本郵船(株)の船員寮として使用されていたもの。現在はこちらに移築されカフェになっている。
登録有形文化財。





四国村へ入場したところには「祖谷のかずら橋」のレプリカが。
レプリカと言っても本場の材料を使って本格的に作られたもの。
橋を渡るのはスリル満点・・
木と木の間が思い切り開いてる箇所がいくつかあって、踏み外したら絶対下に落ちるなという感じ。
本物の祖谷のかずら橋は3年に一度掛けかえられるのだそう。





砂糖〆小屋。
江戸時代後期は讃岐は白糖の生産で日本一を誇っていて、讃岐平野にはサトウキビ畑が広がり、搾汁のためのこんな砂糖〆小屋が点在していたそう。





牛に腕木を引かせて建物の中をぐるぐる回って臼を回転させ、砂糖キビを絞ったので円形の建物になっていた。





明治26年に建築された大久野島燈台





明治4年建築の江崎燈台退息所は我が国8番目の様式燈台の退息所。
海風に耐えるためか壁はとても分厚くて重厚。
石造の壁に桟瓦葺の屋根で和洋折衷の雰囲気が不思議。
英国の技師ブラントンによって設計されたそう。






江崎燈台退息所内部。
内部は暖炉や洋風の家具などが置かれていた。





明治6年建築の旧鍋島燈台退息所。登録有形文化財。
昭和30年ころまで宿舎として使用されてきたが、その後は海上保安本部の通信施設となっていた。
石造で正面に円柱6本が建てられ、壁は奥行60センチの切り石が積まれ、桟瓦葺の屋根になっている。
同じく英国の技師ブラントン設計。









明治36年に建築の旧クダコ島燈台退息所。登録有形文化財。
建物はレンガ造で外壁がモルタル仕上げ、屋根は桟瓦葺。





初期の頃の退息所とは違って押入れ付きの畳敷きの和室の部屋が並んでいて和風の要素が強いものとなっている。





こちらも見たことがないような雰囲気の和洋折衷の蔵。
明治中頃に作られたという石蔵で四国では大変珍しいもので、当時ぜいたくであったレンガが床に張られたモダンな建物。
石は国分寺町鷲ノ山産の石で造られいているそう。
今でも全く狂いがないそうで、この日も建物の中では何かイベントが行われていた。

この他にも興味深い民家や蔵などがたくさん。
今回入らなかったが安藤忠雄設計のギャラリーなどもあった。

そしてこの後、引田へ向かった。

コメント
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