転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



押し入れの一番奥側に仏壇を入れる場所をつくるため、
朝9時過ぎから夕方5時まで、毎日、工事の方々に来て戴いている。
最初は和室の畳の養生をして、
押し入れの棚板二枚を外して上から下まで一続きの空間にした上で、
仏壇下の高さ40センチほどの収納部分を設ける、
……というところまで、きょうは進んだ。

  

この場所に仏壇を置こうという構想は、
14年前マンションを購入した当時から大まかにはあったのだが、
当初は姑が存命で、舅宅にも今より頻回に出かけていたので、
仏壇の移動については、まだあまり切実には考えていなかった。
しかし最近はもう、私が忙しくなったのもあって、
舅宅にはとうとう、年に数回ほどしか行かなくなってしまったので、
いよいよ本格的に、マンションのほうに仏壇を置くようにして
日々の手入れを怠らないようにしたい、と思うようになった。

そして今年の春以降の、コロナ禍とStayHomeの御蔭で、
私が以前より家のことに時間をかけることが可能になり、
この計画を一気に具体化させることができた。
仏壇がこちらに来ることにより、やっと、このマンションが
名実ともに「我が家」になる、という気がしている。

20数年前に買ったチェストを先日大型ゴミとして処分したことにより、
目下、和室の家具が全くなくなったので、この機会に正面の壁紙を貼り替え、
舅宅の仏像などを置くためのサイドボード的なものを購入して、配置しよう、
と私は今、考えている。
壁紙については、私はカーテンほどにはまだ、
自分の「目」が肥えていないのを感じるのだが、
この一面の壁は、デコレーションのやり甲斐のある貴重なスペースなので、
今の自分のセンスと予算の許す範囲で、工夫を凝らしたい。

 

本当に、いつも思うのだが、どうして日本の家屋は、
このように壁面が少ないのだろうか。
実家は、築100年の、障子と襖で出来ている日本家屋だから仕方がないが、
官舎も、このマンションにしても、
ことごとくアルミサッシの掃き出し窓が幅180センチかそれ以上でついていて、
カーテンは横長ばかりになるし、壁はその縁取り程度の面積しかなく、
家具が置きづらくて仕方が無い。
本棚もキュリオケースもコンソールも、窓が開いてたら置けないんだよ(--#)!
おまけに、居間には必ず大型テレビを置かなくてはならないし。
そういう意味で、このマンションの間取りでは和室のこの一面だけはすべて壁で、
よくぞここに床の間など設けず手つかずにしておいてくれたものだと、
今になって、私は大変有り難く思い、その設計を評価している(笑)。

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