我ながら思いがけないことに、ここ一週間ほど、
私は、睡眠障害の傾向を、微妙に自覚している。
これまでは布団に入ったら五分で寝入るタイプで、
寝られないなどと思ったことは、過去に一度もなかったのだが、
ここ数日の経験で、「毎晩眠れません」と言う人の悩みが少しわかった。
先週前半は、寝入りばなに数回目覚め、朝は5時半に起きてしまい、
昼過ぎまで眠く、午後になってようやく元気になる、
という変な状態が続いた。
それが一昨日と昨日は、起床時間は通常の6時過ぎ頃になったが、
かわりに、眠りに落ちるのにいっそう時間のかかる、
入眠障害っぽい症状に変わった。
眠いには違いないのだが、寝入りそうになるとその瞬間に、
なんだか呼吸がしづらい気がして、目が覚めてしまう、というのを
ここ二晩は、布団に入ってから二時間ほど繰り返してしまった。
自覚としては不整脈などはないし、動悸もしないが、
太っているので睡眠時無呼吸症候群の可能性はあるかもしれない。
が、それとは別に、ちょうど一週間前TOEICの問題集をやり始めた晩から、
明らかに脳が変な興奮状態に陥った気がするので、
やり慣れない勉強のせいで、頭が拒絶反応を起こしたのかとも思う(爆)。
尤も、いつも眠くて撃沈な私が寝ないで済むならこんな良い話はない、
とも、昨夜はつくづく思った。
一日の四分の一から三分の一近くを睡眠にあてなければならないために、
短い人生がよけいに短くなるのであって、
体が寝なくて良いと言うなら、私にとっては有り難いことなのだった。
というわけで、昨夜は時間構わず、布団の中で太宰治『斜陽』を読んだ。
結局寝入ったのは2時半頃だったようなので、
起きていよう、と思っても、ろくに頑張れなかったわけだが(苦笑)。
ときに、今朝になって検索していて、今年が太宰治生誕100周年であることと、
まさにこの『斜陽』が映画化され、全国で公開されるということを知った。
映画『斜陽』公式サイト
・・・しかし予告編を見てどうも疑問に思ったのだが、
映画の時代考証はどうなっているのだろうか?戦後すぐ、ではない?
短い動画だけでは勿論わからないが、私が思っていた『斜陽』の人々と
随分違う雰囲気なので、これはこれで、映画も見てみたいと思っている。
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