北海道のオミヤゲを渡すのに実家に寄ったついでに、
高校生のとき使っていた部屋に行って、本棚の奥まで探し、
二畳庵主人先生の『漢文法基礎』を見つけ出した。
漢詩の会に通うようになった今、もう一度読みたいと
先日来、思い続けていた本だったのだが、
復刊以前の『新々英文解釈研究』と同様に、幻の名著で、
ここ何年も、容易に手に入らなくなっていたのだ。
高校生当時、この本はざっと目を通した程度で、
『新々』ほどしつこくやる熱意も時間もなかったのだが、
大人になった今、改めてひもといてみると、
日本の文学の中での、漢文の位置づけが、
入門編の文章からして、既にとてもよく理解できて面白い。
ちなみに、覆面の『二畳庵主人』としてこの本をご執筆になったのは、
実は加地伸行先生だったのだと、先日、某氏が教えて下さった。
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