転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日、舅の遺骨と遺影を、官舎に移した。
超狭い集合住宅なので舅の部屋がないのだが、
とりあえず、ピアノの上にいて頂くことにした(^_^;)。
この部屋がまた、死ぬほど汚いのだった。
和室六畳にそのピアノと娘の学習机が同居しており、
彼女の衣類や学用品が散乱していて、
私が幾度片づけても、半日で元の木阿弥になる部屋なのだ。
舅がこんな部屋を許すわけがない。
そのうちポルターガイストが起こって、
掃除機が宙を舞うのではないかと考えると、怖い(逃)。

さて今日は、ケアマネージャーさんが、
介護保険関連の書類手続きのため、来て下さった。
本当に親身になって舅姑のことを考えて下さった良い方で、
私は通夜の焼香でこの方の姿を見かけて、
また涙が込み上げて来たものだった。
このケアマネさんと私とは、この一年くらい、いつも電話で、
『どうしよう、どうしよう』
と話し合っていたような気がする(^_^;)。

で、またまたお茶など出して、舅の思い出話になった。
ケアマネさんに伺ったところ、悩んだことは数々あったけれど、
舅が点滴嫌いだったのが本当に印象に残っているとのことだった。
確かに、舅は、食事が出来なくても輸液で補うことをよしとせず、
いくらすすめても、点滴はイヤだと頑張ったものだった。

私「ほんとに頑固でしたから。言葉の過ぎた点はお詫びします」
ケ「いえいえ!最後まで本当によく頑張られたと思います」
私「点滴の手配の件では幾度もお世話をおかけしまして」
ケ「どうしてもイヤだと仰いましてね~。
 『あんな病人みたいなもん、ワシは、しとうない』、
 って言うちゃったですからね~」

舅は、癌患者三年目になっても、全然、自覚がなかったようだ(^^ゞ。
そういう心境こそが、彼の、元気のモトだったのかもしれない、
と改めて思った。

Trackback ( 0 )



« 最後の夜 あとのこと »