転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の塾の『父母教室』最終回に行って来た。
入試目前のこの時期、子供本人も親も、大なり小なり、
迫ってくるものに対する不安や焦りでキリキリしているわけで、
そこをどう乗り切るかというのが、今回のテーマだった。

……のだが、塾長先生のお話は、最後まで大爆笑だった。

・ここまで来たら、親は、潔く諦める(爆)。
世間体も、捨てる(爆爆)。
『あんた、頼むけ、どっか入ってよ』などと言わない(爆爆爆)。

・このままじゃどこも受からん!と親子してパニクってはダメだが、
かと言って、急に子供に優しくしても、かえって子供の不安をあおる。
直前になって親が豹変しないこと。心がけて、いつも通りに。

・冬休みがまさに天王山。ここでひっくり返る。本気でやること。

・たった一度の入試で成否を決められるのだから、
日頃の成績が良くても落ちる子がいるし、
さほど見込みがあったようでもない子が通ることもよくある。
トップクラスの中学に合格している人のことは頭が良いように見えるが、
実は各自に大した差はなく、むしろ「運が良かった」という要素が大。

・このあとは新しいことに手をつけず、知識の定着をはかる。
「ここを勉強するのはこれが最後」という気持ちで、
ひとつひとつの単元に決着をつけていくように。

・最後の模試や塾テストがうまく行った子に限って、
気のゆるみから入試を失敗しやすい。
塾で良い点数を取ったときこそ最も危険と心得ること。

・友達と一緒に出願すれば受験番号が近くなる。
仲良しの子と番号が連続していれば、机も前後になり、
安心して試験を受けられる、というメリットは大きい。
が、反面、合格発表が掲示だと、互いの合否がバレバレ。
発表を見に行くG院中学の坂で、先に見終わって下って来る相方に出会い、
『ああ、おまえ、落ちとったで』、……という幕切れもあり得る。

・体調を崩したら、冬期講座や1月講座は欠席して良い。
この段階ではもう、一回二回の授業を逃しても学力に全く関係ない。
無理して通塾しなくて良い。皆にもウツるし(爆)。

・入試準備のために1月の学校を欠席するのは良くない。
三学期になって入試までずっと休んだ、という子が時々いるようだが、
経験的に見て、そういう子はあまり入試がうまく行っていない。
生活を変えない。調子を崩すような長期欠席はしないこと。

・朝型が良い、と聞いたために「4時に起きて朝から勉強する」
などという無茶を突然しないこと。
小学生は学校に行く時間に起きていれば、普通に「朝型」。
むしろ冬休みや土日に「疲れているから寝坊する」というのをやめる。
休暇中は、午前中に家で勉強する(午後は塾)、というのを鉄則に。

・入試当日の帰りの打ち合わせは家を出る前にしておく。
試験後の、親との待ち合わせ場所を決めていないまま、
朝、会場で先生や友達をみつけた途端に、
走って入って行ってしまい、試験が始まってから、
『帰り、どうしたらええんや。ひとりで帰れるだろうか』
と不安になり、テストに集中できなかった、という子がいたりする。

・入試が全部済んだら、子供に何を言うか、考えておくように。
何も言わないのはダメ。合否に関係なく、何か言ってやること。
入塾前の説明会で話した通り、大事なのは合格ではない。
ここまで来られたことをこそ誉めてやり、抱きしめてやって欲しい。

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