転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



・新しい花束を買った。
明るい色合いを添えて、春らしい気分を味わいたい、
と思ったが、花瓶に比してちょっと花の丈が短かった(^_^;。
できたらもうちょっと買い足そう。

・さすがに3月になったので、もう先延ばししていてはいけないと思い、
きょうは確定申告書類を完成させた。
朝飯前ならぬ夕飯前のひとときで簡単に出来た。
こうして本気を出せば、あっという間なのだが、
その本気を出すのに時間がかかるのだ。
入力はパソコンでやるが、提出形式は相も変わらぬ「紙」だ。
私のように視力の悪い&感覚のアナクロな者には、
データ形式のものを画面で見るよりも、紙のほうが目にも頭にも優しい。
何より、昔のものまで「控え」や関係書類がまとめてあるので、
データを呼び出すとかダウンロードするなどという手間をかけることなく、
いつでも自由自在に参照できるのが大変有り難い。
私としては、申告そのものも大事だが、何より手元に「控え」が欲しいのだ。
今、家にある「控え」の第一号は、今治税務署に提出した平成14(2002)年分だ。
我々の転勤の歴史や、生活の変遷が、確定申告書類の「控え」から忍ばれる(^_^;。
割となんでも捨てるほうだが、我が家の「控え」コレクションには私は執着があり、
しっかりとしたつくりのファイルに綴じて、結構ときどき取り出して眺めている。

・午前中は、漢詩の会に行った。
先生が、80代も後半になられるとのことで、勿論、会員皆、了解していたが、
先生御本人から御年齢を伺い、改めて驚いた。
「耳も遠くなり、滑舌も悪いし、言葉が浮かんでこなくて説明も良くないし、
このような授業を皆さんに受けて戴くのは、そろそろ申し訳ないかと……」
と仰り、お話の流れから、どうかするとお辞めになりそうな感じすらしたので、
会員全員で全力で押しとどめた。
先生のご自身の自己評価は外側からは完全にはわからないが、
生徒としてはこの会にはとても満足しているので、
先生が心身ともにご負担でない限りは、どうかこのまま続けて戴きたい、
と皆さんも言われたし、私も同様に思っている。すると最後に、
「私で、よろしいのでしょうか?」
と先生は笑顔で仰ってくださった。先生にご無理をお願いしたのでないと信ずる。
誰しも、年齢的に自分のパフォーマンスに満足できなくなることはある筈だが、
「自分はこのような点で、こういう具合に衰えた、これとこれが出来ない」
と自分で客観的にチェックでき、それを他者に伝えることができるのは、
実は極めて健全な状態であると私は思っている。
老化が進むと、自分の老化具合が自分で把握できなくなるからね(逃)。

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