転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
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『ぼっち席』、良いではないか(笑)
学校・教育
/
2014年06月24日 22時14分13秒
なぜ?若者が「ぼっち席」を好む理由
(JIJICO)
『大学の食堂で一人専用席、通称「ぼっち席」が静かな人気を呼び、各大学に広がっているそうです。「ぼっち席」で食事をしていたある学生は「大きなテーブルに一人で座っていると、友達がいないみたいで恥ずかしい」と答えていました。こうした若者が増えているのは、小さいころから家庭や屋外での一人遊び、一人食事など、一人っ子のような環境で過ごすことが多いからではないかと思われます。』
友達、それもたかが昼食を一緒にするかどうか程度のツレがいない、
というのは全く恥ずかしいことではないと私は思うのだが、
一体全体、今時の若い子はどこに恥の基準を置いて行動しているのか。
どんだけ恥の種類の多い人生を送っとるのか(--#)。
周囲の人としょっちゅう喧嘩したり気まずくなったりする人の場合は、
どこかに問題のある人間なのだろうと私も思うが、
絶えずくっついて行動する類いの『友達』が居ないことなんか、
全然どうでもいいことだし、恥でもなんでもないだろう。
『一人を好む子どもにしないため、ならないためには何に気を付ければいいのでしょう。親の立場では、子どもが小さいころから、多くの子どもたちと遊ぶ環境を与えることです。』
どのような人とでも円満に付き合うことを目指すのは悪くないが、
友達が多ければ多いほど立派、みたいな教育をし過ぎているのではないか。
その結果、「私は友達が少ない」→「友達に囲まれている姿をアピールできない」
→「劣った人間だとまわりから思われるだろう」→「恥ずかしい」
という思考回路に陥るのではないだろうか。
私の考えでは、『一人を好む』こと自体は基本的に結構だと思う。
誰かに常に相手をして貰わなくても情緒が安定している、
というのは、ひとつの長所であると私なら考える。
もともと、一人でマイペースに行動するのが好きな人もいれば、
大勢の人をまとめたり盛り上げたりするのが得意な人もいるのだから、
そのような個人の傾向まで、わざわざ「改善」しなくて良いだろう。
また、記事にもある通り、いくら『一人を好む』タイプであろうとも、
普通は成長の過程で一通りの社会性が身につき、
必要な集団行動は十分にできるようになるから、心配することはない。
保育園・幼稚園・学校に行っている間に、何年もかけて、
数十人規模かそれ以上の、様々な人達との集団生活を毎日経験するのだ。
その中で何がどの程度まで許容され、自分はどう振る舞えば良いかを、
ほとんどの人が、学校教育を受ける間に自然に体得する。
ただ、一人で居たがることと、周囲の人達と衝突することとが
イコールの関係であるなら、将来の社会生活に支障を来すから、
ある程度、意図的な経験や訓練によって、人間関係の築き方・維持の仕方を、
子供に考えさえ、会得させる必要があるとは思う。
『一方、若者が自分で気を付けるには、周りの声を拾えばいいのです。「もっとみんなと一緒に食事したほうがいいよ」などと注意してくる人がいれば、バランスが偏ってきていると判断し、その声に従うようにしましょう。』
私の感覚では、「もっとみんなと一緒に――」などと
言って来るタイプはかなりイタいような気がする(爆)。
私だったら、孤食の人を見かけてもこういう台詞は口に出せないし、
自分が言われても受け入れ難いだろう。
「一緒に食べない?」
という程度に、誘ったり誘われたりするくらいなら良いかなと思うけれど。
喫茶店やカフェなどで、ゆきずりの人々を観察していて思うのは
(ご明察の通り、私は一人っ子なので外食なんか一人でなんともない・笑)、
人は基本的に、自分について話すのが好きだということだ。
世の中、「聞いて欲しい人」が圧倒的に多いと思う。
友人と喋って、ああ楽しかった!と思うときというのは、
だいたい、自分の望む自分の話題を自分のペースで喋り、
同席した人(たち)がそれをよく聞いてくれて、
かつ、一緒に喜んだり面白がったりしてくれたときだろう。
何人かで集まっていると、場を仕切って自分のペースで喋る人と、
それに合わせて笑顔で相づちを打ったり、合いの手を入れたりして、
主として聞き役をしている人、というのがだいたい決まっているように思われる。
その場の皆がそれぞれ生き生きと自己主張しつつ、互いを尊重している、
という関係は皆無ではないが、普通にどこででも出会えるほど多くない。
仕切る人は、集団においても、ある意味で恐れず自分本位に振る舞えるので、
自分の話を聞いてくれる「観客」がいることを楽しいと感じるだろう。
こういうタイプは、良くも悪くもエンターテイナー的要素があり、
発信者になることに向いている。
一方、性格や力関係などの理由で聞き役を務めることになる側は、
他人の珍しい話や貴重な体験談から得るところがある一方で、
基本的に受身であり、場の空気を良くするために気を遣うことになる。
そこで展開される話が『
さんま御殿
』級に可笑しければ、
聞き役のうま味もあると思うが、長い身の上話やよく知らない人の噂話に、
付き合わされるハメになることもあるだろう。
日頃、聞き役を務めることの多いタイプは、
学食の『ぼっち席』が好きだろうと思う。
食事のときくらい、人様の相手をせず、リラックスして黙っていたいからだ。
変だよ!みんなと一緒のほうが楽しいよ!友達いないなんて寂しいじゃん!
という方向でしか考えられない人は、自分が集団の中で、
友人たちに相手をさせ、得手勝手に振る舞っていないかどうか、
一度は反省してみたほうが良いのではないかと私は思っている。
そんなことない!うちのグループは、みんな楽しく語り合ってるよ!
と思うかもしれないが、本当に皆が同様に感じているかどうかは
簡単にはわからないことだ。
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