転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



新年になって最初の、漢詩の会があった。
「転妻さん、なんだか、顔がほっそりしたみたい」
と、開口一番、仲間に言われた。
普通なら、痩せたと言われればウソでも嬉しいが、
今の私は自分の健康に自信がないので、軽くショックを受けた。
ずっと目眩で調子が悪かったから、ワタシは痩せ衰えたのだ。
傍目にも、具合が悪そうに見えるのだ、ワタシは。
ワタシは、やっぱり病人なんだ。

しかし実際には、私の体重は、どう見ても減っていないのだった。
強いて言えば、英検の面接前後で2キロ痩せた一件があったのと、
年末にお腹の具合が悪かったこととで、
厳密に平均すれば、一年前の今と較べて、
500~700グラムの間で、減った(かも?)、という程度だ。

夕方、帰宅した主人に、私はその話をした。
そうしたら、主人は憮然として言った。

「ふん。そんなん、ワシ、しょっちゅう言われるよ。
こないだもあったで、『おまえ痩せたんじゃないんか』って」

これこそ噴飯モノだった。
主人は痩せたどころか、ここ数年、体重が増え続けているのだ。
4年前だったか、100キロ超まで行って、健康診断で叱られ、
ダイエットを頑張って70キロ台まで落としたあと、
血液検査の数値が劇的に改善したのに気をよくして、
またサボったので、最近は再び90キロに迫る勢いなのだ。
ここ最近では一瞬たりとも、主人が痩せたことはなかった。

人は、一体どこを見て、痩せたというのか。
女同士ならお世辞で「痩せた?」もあるだろうが、
ころもんに向かって同僚や友人がわざわざ指摘する気になるとは、
これ如何に。
最も太った状態が、否応なしにデフォルトにされるということか。

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