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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



全部観ると歌舞伎座の夜の部に間に合わないので、
全四幕のうち、今回は三幕目までで断念(泣)。
こういう見方をするのは大変不本意だったのだが
この短い滞在では、日程の面で制約が多すぎ致し方なかった。
吉右衛門の見せ場の二幕は堪能できたし
大詰めの頓兵衛住家だけは、単独での上演機会もあることなので
三幕まででも観られたことについては大変有り難く思っている。
滅多にない通し上演の場に居合わせることができた。
早退しまして申し訳ありません!

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きょうの歌舞伎座昼の部は貸切公演で一般は入れない。
仕方がないから(殴)私は国立劇場に行く。
今まではいつも銀座→半蔵門と地下鉄で移動していたのだが
「なんでバスで行かねーの?」
と先日主人に指摘されて目が覚めた。
そうだ、築地→三宅坂は直通のバスがあったではないか。
毎回毎回、国立劇場の正面のバス停を眺めていながら
私はなぜ路線バスをチェックしようとしなかったのだろうか。
……というわけできょうは都営バスで。

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朝6時の始発で広島を発って、まずは歌舞伎座昼の部。

私の母方祖母の、見果てぬ夢であった海老様。
私はその存命中の公演は、全く観ることが叶わなかったが、
かわりに今日、孫の海老蔵とその長男の舞台を観るのだ!

3歳半だった私を、南座の顔見世に連れて行ってくれた祖父母がいたからこそ
私は長じて、歌舞伎座の吉例顔見世を、
広島から始発で駆けつけて(爆)観るような人間になったのだ。
じいちゃんばあちゃん、きょうは私に憑依して一緒に楽しむのだぞ(笑)?

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文化功労者・尾上菊五郎「マイナンバーかと思ったら栄えあるものを…」(10月30日 スポーツ報知)
『10月は東京・歌舞伎座に出演していた。「何かいただける、という連絡を受け、てっきりマイナンバーでもいただけるのか、と思ったら、栄えあるものとお聞きし、びっくりしました」。照れ隠しのユーモアが飛び出す。』『2003年に人間国宝に認定。文化功労者は、現役の歌舞伎俳優では坂田藤十郎(83)、市川猿翁(75)、松本幸四郎(73)に続いて尾上菊五郎(73)が4人目となる。妻で女優の富司純子(69)からは祝福とともに「『文化』はあなた、『功労者』は私ね」と言われたそう。』『1942年に7代目、尾上梅幸の長男として生まれた。73年に7代目に菊五郎を襲名し、42年になる。名門に生まれ育ちながら「一時は歌舞伎に疑問を感じ、入り込めないような時期もあった」と振り返り、「でも今が一番、おもしろいと思える時かもしれない」。若い世代への芸の伝承を考えながらも、自身もまだ守りに入るつもりはない。』

旦那さん、おめでとうございます!
マイナンバーでも頂けるのかと、とはいかにも旦那さんらしい仰りよう(^^)。
純子夫人も相変わらず冴えていらっしゃる。
まことに、純子夫人がいらっしゃればこその音羽屋であるよ。
『趣味を聞かれると「モグラ叩きのようなゴルフ。」』、…どんなんや(笑)。


菊之助「身の引き締まる思い」父・菊五郎から役引き継ぎ(10月27日 スポーツ報知)
『歌舞伎俳優の尾上菊五郎(73)が27日、都内で行われた東京・国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 小春穏沖津白浪 小狐礼三」の製作会見に出席した。』『河竹黙阿弥作の14年ぶりの再演。前回は礼三を演じ、今回は日本駄右衛門を演じる菊五郎は「14年前のことは何も覚えておりませんが、きれいずくめであっと驚かせる趣向で」。父の菊五郎から礼三役を引き継ぐ尾上菊之助(38)も「身の引き締まる思い。アクロバティックな立ち回りを」と抱負を語った。公演は1月3~27日まで。』

毎年恒例、菊五郎劇団による国立劇場新春公演。
今度は『小狐礼三』だ。
14年前のは私は観ていない。
過去二年ばかり初日から国立に駆けつけていたのだが、
この公演に関してはできるなら音羽会新年会に合わせて行きたいと思っている。
今年度のお集まりがクリスマス会でなければいいがね(爆)。


松竹大歌舞伎秋季公演:菊之助が初役「魚屋宗五郎」(10月27日 毎日新聞)
『尾上菊之助が初役で「魚屋宗五郎」の宗五郎に挑む「松竹大歌舞伎秋季公演」が11月1~25日まで全国を巡業する。』『2本立てで序幕が舞踊の「教草吉原雀」(尾上松也、中村梅枝、坂東亀三郎)、続いて「魚屋宗五郎」。梅枝のおはま、松也の磯部主計之助、尾上右近のおなぎの配役。 音羽屋(菊五郎家)の代々が得意としてきた宗五郎を初演する菊之助は「ご期待に沿えるように宗五郎を演じるのが目標です」と抱負を述べた。埼玉県羽生市からスタートし、25日の大分市で千秋楽を迎える。問い合わせは03・3545・2200。【小玉祥子】』

上の記事もそうだが、菊之助が昨今、次々と菊五郎から役を受け継いでいる。
幼かった丑ちゃんが、もはや立派な跡継ぎへと成長したのだ、という感慨がある。
梅幸と菊五郎に挟まれて、まだまだ頼りなかった小さい丑之助の印象が、
私のようなファンには未だに昨日のことのように思われるのに!
初役の今回は、おそらく菊五郎のやり方を忠実に踏襲していると思うが、
これからの年月をかけて、菊之助らしい宗五郎が完成されて行くことだろう。
本日の羽生公演が初日だったわけだが、漏れ聞いたところでは
あまりにも美し過ぎる宗五郎であったとのことだ。
菊五郎が演じると味わいは深いが、設定としての宗五郎は実はもっと若いだろう、
と私は常々思っていたので、菊之助は実年齢の点でもぴったりではないかと思う。
寄り添う梅枝の女房おはまも目覚ましいものであった由、
まさに次代のトップコンビお披露目全国ツアー(笑)となりそうだ。
よくぞ、22日長門公演のチケットを買っておいたものだ。
18日に、ほんの目と鼻の先で広島公演をやることになっているのだが、
全席抽選で、私はチケットが当たらなかったのだからどうしようもない(--#)。

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・楽しい一泊二日があっという間に終わって、昨日は慌ただしく出勤日となった。
 「♪遅れたわね」
 「♪この忙しさよ 少し休みたいわ」
 「♪とんでもない 仕事はすぐに」
…と頭の中でゾフィーとルドヴィカが歌っていたのであった(T_T)。(@『エリザベート』)
忙しいのは勿論、自分が出歩いて遊んだのが原因なので、会社のせいではなかった。


・日曜日に歌舞伎座に行った帰り道からずっと、
当代・河原崎権十郎の前の名前が思い出せず、ホテルでも悶々として、
またなぜか、先代権十郎の八汐@『先代萩』の扮装ばかりがたびたび脳裏をよぎり、
「いや、今欲しいのは鬼山崎じゃなくて」
(↑八汐は苛め役。権十郎の屋号が山崎屋)
と呻吟した挙げ句、さきほど洗濯物を干していた時ついに、
「そうじゃっ!坂東正之助じゃった!」
と思い出した。非常にすっきりした(爆)。


・職場に歌舞伎座みやげのクッキーを持って行ったら、イギリス人同僚に、
「どんな歌舞伎を観たの」
と尋ねられた。

 私「えーと、私はたくさんの歌舞伎を観ました。
  一番面白かった物語は、ギャングスターでヘアドレッサーをしているヒトのものでした」
 英国人「gangster!?ワオ!!」
 私「江戸時代のです。
  彼は店を持ってなくて、それぞれの客の家を訪ねるヘアドレッサーでした。
  彼は悪い計画を持っており、ある日、ひとりの若い女を誘拐します。
  彼女は金持ちファミリーの娘ですので、彼は彼女の親から金を取ろうと計画します」
 英国人「あ、わかった!それで二人は恋に落ちてしまう!」
 私「いいえ。ある意味で彼は彼女を気に入っています、なぜなら美しい娘ですから、
  しかし、お金への希望のほうが恋より大きいです」
 英国人「なるほど」
 私「彼の先輩が、この計画は良くないと言って説得に来ますが、
  彼はそれを拒否し、娘を自分の家に閉じ込めます」
 英国人「ほほぅ。で、身代金は結局、取れるの?」
 私「いいえ、彼は最後には失敗します。そして、先輩は彼のことを怒っていて、
  暗いときに彼を待っていて、いきなり斬りかかって来ます。彼は死にます」

髪結新三ってどこが面白いんだったっけ

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第33回ANAチャリティー大歌舞伎 広島特別公演の
「抽選結果のお知らせ」葉書がきょう届いた。
予想通り落選していた。
とにかくクジ運の悪いワタクシのこと、きっとこうなると思っていた(T_T)。

『約13,000通の中から、厳正なる抽選の結果、残念ながら……』
と通知葉書の文面にあり、13000の応募があり当選が400なら、
それはまあ、結構な倍率ではあったようだ。

いいんだ、とっくに長門公演のチケットを買ってある(T_T)。
行きますとも、プリンス菊之助のためなら山口県の日本海側まで。

宗五郎、ルネッサながとで会おう。

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あらし(松緑)ちゃんの曽我五郎@『矢の根』を堪能したあと
旦那(菊五郎)さんの長兵衛@『文七元結』。
いやもうもう、良すぎ(笑)。

幕間に、昨日の肴売新吉の舞台写真を三枚買った。
何年か前に竹垣道玄@『加賀鳶』を観たときに
「(旦那さんの当たり役は大抵見せて貰ったと思っていたのに)
 これほどの大当たりがまだあったのか」
と感じ入ったものだったが
今回の肴売りがまた近年では一番の私的大ヒット。
いや~、旦那さんは際限なく楽しいね(笑)。

こうなると、いつぞやの南座の蝙蝠安@『源氏店』を観なかったことが
今更だが改めて悔やまれる(^_^;。

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松緑の髪結新三を観るために、歌舞伎座に来た。

いつものことだが、土曜の仕事があまりに忙しかったので、
私は疲労の極にあり、今回はもう新幹線に乗ったら心身が緩み、爆睡した。
岡山と新大阪の記憶だけはあったが、あとは京都も名古屋も全く知らず、
窓側の席だったため、隣人の乗り降りの際に私が動く必要もなく、
こんこんと寝続けた挙げ句に、目覚めて外を見たら新横浜に停車していた。
全然車内販売が来ないなと夢うつつにどこかで思ったのだが、
それもあまりに寝過ぎていて気がついていなかっただけだった(汗)。
広島―東京は全然遠くなく、寝たら一瞬だということを実感した。

**************

さて、その松緑の新三なのだが、
私にとっては今まで観たことのないタイプの新三で、とても気に入った。
松緑の新三は、若くてワルで才気漲り、極めて導火線の短い男だった。
艶っぽさはさほど無かったが、そのぶん、新鮮さが稚気にも通じており、
十分に悪いことをしているのに、愛される「やんちゃ」な雰囲気があったし、
牢屋暮らしの経験や入れ墨を自慢する件なども、かえって微笑ましかった。
髪結いの仕事をしながらの台詞がリズミカルで、
松緑ならではの、くっきりとした発音との相乗効果もあり、小気味よかった。
亀寿のシャープで冷徹な勝奴との並びがまた、実に絵になっていて、
この二人が若々しいだけに、老獪な大家(左團次)にやり込められるのも
「亀の甲より年の功」という納得感があって、面白かった。

……しかし、旦那(菊五郎)さんファンと致しましては、
あまりに鮮やかな肴売新吉の一挙手一投足に
一瞬、すべてを持って行かれそうになった今宵であった(笑)。
こんなチョイ役での旦那さんを観ることがあろうとは。
そしてそれが、これほど魅力的であり得ようとは。
旦那さんの「かっつおい!」の売り声、ワタクシ一生忘れません(笑)。

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吉例顔見世

今朝は10時から、11月歌舞伎座のチケットが発売された。
吉例顔見世大歌舞伎 十一世市川團十郎五十年祭(平成27年11月1日(日)~25日(水))

海老蔵が出るうえ、海老蔵長男・堀越勸玄 初お目見得もあるということで、
相当な激戦が予想され、私は今回これまでになくいろいろと対策を立てた。
まず、私の動けそうな週末や連休に関してはもう、
勸玄くんの出る部は即日完売に近いだろう、と予想し、
事前に各種旅行会社やカード会社の公演案内を調べたところ、
案の定、どこも夜の部から予約がいっぱいになっていたので、
夜の部に関しては一般発売を待たず、某会員先行予約で押さえることにした
(情報提供・ご指導等々、お力をお貸し下さいました某氏に
このような場ではありますが心からの御礼を申し上げたいと思います)。
本当はこのとき昼の部も取ってしまいたかったのだが、
その某先行予約には枚数制限があったのと、
忠臣蔵趣味のある娘が、『元禄忠臣蔵』を観たがっていて、
娘(とその友人)のために安価な三階席を入手する必要もあり、
先行の段階では夜の部のみに的を絞った。

そして一般発売開始の本日は、チケットweb松竹とイープラスとチケットぴあ、
の三種類を開いてスタンバイし、最も早く繋がったイープラスで、
無事に、希望日昼の部の三階A席を手に入れることができた。
後日の参考のために記録しておくと、きょうチケットWeb松竹は
開始後30分経つまでビジー状態で入れなかった。
そしてその段階になると、さしものチケットweb松竹でも、
私が先にイープラスで手に入れた部の同等席は僅かに2枚、
それも連番では取れない状態でしか残っておらず、
松竹のみに固執しなかった今朝の作戦は、成功だったことがわかった。
また、どの日・どの部が貸切で、一般発売がどの程度あるか無いかに関しては、
発売前の早い段階から、成田屋のサイトに席種にまで言及した情報が出ており、
観劇予定を立てるうえで大変参考になった。


ピアノ

目下、ピアノ業界は第17回ショパンコンクールで盛り上がっている。
私は、ショパンの曲はいずれもさほど好きでないのと、
何であれ長時間の動画を観ることに耐えられないのとで、
コンクールの配信そのものは全く観ていないのだが、
facebookその他で様々な方々が書かれるレポや感想には、
大いに楽しい思いをさせて頂いている。
2000年第14回コンクール優勝者のユンディ・リが審査員になっているのだが、
1次予選の途中、私用?で抜けて審査席から姿を消し、
昨日の2次予選の最中にまた戻ってきたとかで、
現地は勿論、日本の視聴者の間でも問題にされ、かつ、非難されていた。
ことの真相は私にはわからないが、しかし審査員が途中で出たり入ったりして
顔ぶれが一定しないことについては、規定上の問題はないのだろうか?

一方、私自身の弾いているピアノのほうは、最近は更に時間がなく、
ろくに練習できていないが、ツェルニー40番だけは大変楽しくやっている。
今は第7番と第8番をやっていて、第10番までのツェルニー40番はまだ、
内容的に平易で、音域が広いだけのツェルニー30番、という趣だが、
それでもこの曲集全体のタイトルが『速度教本』であることを頭において、
常に、速度を出すことを意識した練習をしている。
指定速度は二分音符=104(四分音符=208←メトロノームの目盛りの最高速度!)
となっているのだが、さすがにこれは無理なので(汗)、
とりあえず二分音符=66~72で弾くように心掛けている。
これでも私の技術ではミスなく弾ききることはできない。

Czerny: Etude Op. 299 No. 8 (real speed) - Estuardo Hernández)(YouTube)
↑ほぼ指定速度に近いツェルニー40番の第8番。
いかになんでも、これは並みの学習者には無理(^_^;。

現状では、同じ音型が続くところや、普通のスケールなら外さずに弾けるが、
音型が不規則になったり音が飛んだりすると、途端にほころびができ、
私のテクニックはいかにもシロウトでレベルが低い、ということがよくわかる。
それでも地味にリズム練習したりして頑張っているわけだが、
このような者から見れば、あのショパンの至難のエチュードを
コンクールでノーミスで弾く人たちは、およそ人間ではありません(爆)。

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11月、菊之助が初役で魚屋宗五郎を演る地方公演のあることが
今年の夏前にわかり、広島にも来るというので大変楽しみにしていたのだが、
なんとこれが、通常の公文協西コースなどとは全く勝手の違うチャリティ公演であり、
鑑賞券は無料で、往復葉書による応募→抽選、
という仕組みになっていることが、先月、判明した


そして、その応募の詳細が本日付で発表されていた。
第三十三回ANAチャリティー大歌舞伎 広島特別公演(中国新聞アルファ)

解せないのは、『募集人数 昼夜各ペア400組(800人)』の箇所だ。
会場の上野学園ホールの客席数がおよそ1700であることを考えると、
ここでは、概算で全体の約半数弱しか募集されていないことになる。
残りの客席は、どのように使用されるのだろうか?
それらのうちの相当数が一般発売されるのであれば大歓迎だが、
先月、私が電話で問い合わせたときに聞き間違えたのでなければ、
この公演に関しては通常の座席販売はなく、すべて応募→抽選だった筈だ。
もしそうなら、残りの客席は、誰を対象としたどういう扱いになるのだろうか。

……ということが気になってしまうくらい、私はこの公演が観たいワケですよ(^_^;。
ともあれ、往復葉書(懐かしいぞ)を書いて、出そう。


追記:ひとつ判明した。
残りのうち、昼夜各300組(600人)はANAカード会員の席だった。
ANAカード会員限定 第33回ANAチャリティー大歌舞伎(ANA)
すると、あとは昼夜それぞれ300席ずつが、
更にほかの何かにあてられているということになる。

追記2:当落の発表・通知に関しては、
中国新聞は、返信葉書の発送(→後日記:我が家には落選通知が10月20日に来た)、
ANAは、当選者にチケットの発送(昼の部:2015年10月16日(金)、夜の部:2015年10月23日(金)発送予定)
があり、当選しなかった応募者への通知は特にない、となっている。

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