転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



秋に菊之助が『魚屋宗五郎』を演る平成27年度松竹大歌舞伎だが、
11月18日に広島公演があると知って喜んだのも束の間、
『歌舞伎美人』の情報を頼りに、主催の中国新聞に問い合わせてみたら、
なんと、この公演は通常の一般発売は無く、
往復葉書による応募・抽選での販売になる、ということがわかった。
その詳細は本日時点ではまだ決定していないそうで、
9月になってから中国新聞082-236-2244に電話をして、
改めて尋ねてみて欲しいとのことだった。
まるで、初めの頃のこんぴら歌舞伎のようだ。
早く並ぶとか電話を頑張るという次元ではなく、
ただただ葉書が当選するかどうかを祈るのみ、という。

となると、このまま手をこまねいて9月を待っている場合ではない。
私は自分のクジ運など全く信用していないし、
ハズレたらつまり、一度も観られないで終わってしまうではないか。
私はもう広島は半ば見捨てることにし、きょうはルネッサながとに電話をした。
我ながら、早い段階でルネッサながとの会員になっておいたのは大正解だった。

松竹大歌舞伎 山口県立劇場ルネッサながと
平成27年11月22日(日)
(開場は開演の30分前)
(1)開演12:00 終演予定14:00
(2)開演16:00 終演予定18:00

ここは普通に先着順の電話予約方式のうえ、今ならまだ、
8月5日の一般発売に先駆けて、友の会会員先行販売をやっているのだ。
多少の枚数制限はあるものの、会員特別価格で買えるし、
チケット郵送を頼んでも会員なら送料はサービスになる。
電話で訊いてみたら、昼公演は既にかなりの売れ行きだった。
こんなことなら会員先行発売初日に取るべきだったかな、
と少々後悔しないでもなかったが、でも良い、
菊之助の宗五郎なのだから、どんな席でも観られるだけで幸せというものだ。

ちなみに、ルネッサながと友の会は本当に素晴らしい。
ルネッサかわら版という機関誌には、早くも、
この公演の内容や配役に関する詳細な案内記事が掲載されていたし、
チラシも折り目なしで送付してくれた。
音羽会より早く送って来る主催者など、そうそうあるものではない。
また、サイトには開場・開演予定時刻のみならず、
終演予定時刻まで今の段階でハッキリと出ている。
観る側の心理を非常によくわかっている運営ぶりだと感じ入った。
きょうの電話対応も勿論、明晰でわかりやすく、大変行き届いていた。

……ということで、長門公演・昼の部1枚、確保(笑)。
もし広島も首尾良く手に入れば勿論行くが、
こうなると長門の夜の部を観るかどうかが、やや、悩ましいところだ。
夜の部も観て、そのまま長門でひとりで泊まって、
翌日ゆっくり帰って来る、というのもなかなか魅力あるんだよなぁ…。

菊之助、亀三郎、松也、梅枝「松竹大歌舞伎」秋季公演への意気込み(歌舞伎美人)


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などと書いていたら、さきほど、友人某氏のfacebookの投稿で、
10月の歌舞伎座もまた、えらいことになりそうだと知った。
これは行かねば!!

松竹創業120周年 十月大歌舞伎(歌舞伎美人)
紀尾井町のおじさま(二世松緑)二十七回忌追善狂言ということで、
昼には音羽屋の旦那(菊五郎)さんの『文七元結』、
そして夜にはなんと、あらしちゃん(松緑)の『髪結新三』!!
亀亀brothersも出るし、左近も共演する。観んでどうする!!

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