2日間の、積極的に時間を無駄にした休暇は、至福であった。
1日目の後半くらいから、身体的な不定愁訴のすべてが消え失せ、
心身が緩んで心地良くなり、極楽の時間を過ごすことができた。
とりわけ、スマホの電源を完全に切っていたので、
「電話が鳴らない」ことで、最高に休まった。
2日ぶりに昨日、仕事用スマホの電源を入れたら、
見知らぬ着歴がズラリとあった。
以前の私なら
「昨日はすみませんでした」
と一件ずつコールバックしただろうが、
今は心が疲労で磨り減っているので、全部無言で削除した。
それぞれ違う番号だったので、気軽なお問合せ程度だったのではないか。
中には迷惑電話アラートに引っかかっているのもあったし。
まあ、生きるか死ぬかの用件なら、またかけて来るだろうよ(殴)。
それにしても、最初からわかっていたことではあるが、
2日くらいでは到底、疲れが完全に癒えるところまでは行かなかった。
昨日、正月準備と総代会があって昼前から神社に行ったのだが、
真っ暗になるまで外作業が終わらず、ひどく寒いし、
帰りは夕食の支度に間に合わないからタクシーを奮発することになり、
またそのタクシーが、田舎だから呼んでも40分くらい来ず、
帰宅後も、このあと始まる正月奉仕を思うと憂鬱でうっとうしく、
夜はソラナックス0.4をのんで、酩酊して(笑)就寝した。
このところ精神的ストレスが半端ではない。
原因は極めて具体的で、はっきりしている。
私は昔から今に至るまで、
「生きる意味がわからない」
「自分は生きるのに向いていない」
等々の、高尚な悩み方で悶々としたことは一度もない。
死んでいないから生きている以上でも以下でもなく、
生きる意味など私には「意味のない」問いだ。むしろ、
「あと○時間、家事をしたいのに、集合時間が迫っていて、できない」
「○日間連続で出勤したから休みたいのに、きょうも約束が○件ある」
的な、数字の入った問題のせいで、憤懣やるかたない思いをしている。
今すぐできる解決法は、「スマホの電源を切る」なのだが、
現状、私にはまだ一応の常識が残っているので、
頻回にそういうことをすればするほど、
事後処理で結局自分があとから大変なことになる、
というのも十分に予測できている。
……ので、今回のようにキレたとき以外は、やっていない(^_^;。
それでも私は、ただ文句だけを言って一年を過ごしたのではない。
今年は、我々は努力して総代を2名増やした。
いずれもかなり実働できる、若くて有能な方をスカウトしたので
全体としての作業内容や達成度には、
昨年までよりかなり改善や進歩がみられた。
もしこのまま辞めないでいてくださるのであれば、
将来の総代長かもしれない、という方々である。
ありがたいことだと思っている。
また、巫女舞指導を分け持ってくださる方を数名誘い、
特に、中の1名の方は、本格的に神社奉仕をしたいというお気持ちが
かなり明確におありのかたなので、
行事のたびに顔を出してくださるようになり、戦力が増した。
ただ、この方々は皆、女性で、世代的に今後、
親御さんの介護や御孫さんのお世話、等々を担うことになると思われ、
ご無理はお願いできない。
男性はそういう理由で休むことは無いが、女性は違う。
一方、神職資格を取得したい、という四十代の方が2名あり、
と言ってもどちらも現役のサラリーマンだから、
すぐに来年度の神職養成講座を受講して頂けるかどうかはわからないが、
非常勤でも神主さんが増えれば、私の予約業務もやりやすくなるので、
今後数年のうちに実現して貰いたい、と期待している(^_^;。
「急(せ)いては事をし損じる」
を座右の銘に、私は、押したり引いたりしつつ、
近い将来、自分が完全に引退できるよう、布石を打ってきているつもりだ。
巧く行きかけたことが頓挫しそうな展開になったとしても
また手を変え品を変え……。
いつの日か隠居したら、何もかも放置して、
目が溶けるくらい、寝てみたいものだワ。
さあ、きょうは午後から仕事。
半日、家事が出来ただけ、ヨシとせねばな。
Trackback ( 0 )
|