膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

2018.10月 北海道旅 3

2018-11-19 18:12:20 | Weblog

さて、2日目の夕食はビブレと同じグループのモリエール

先月の料理マスターズでいただいて、昨年も行き、今回で3回目。だんだん定番化してるよう。。

       

スペシャリテも楽しみだけど、他のお料理も楽しみです。

       

テーブルのかぼちゃたちが可愛い。奈良の粟さんのようです。

いつもの玉ねぎのタルトから

       

ビブレでもいただきますが、違うんです。ビブレのは玉ねぎの存在感がかなりあり、野趣豊、という感じですが、モリエールはもっと洗練された感じ。とてもなめらかで、クリーミー。上品な味わいです。相変わらず、熱々!

ごぼうのスープ

       

なんてなめらかで、濃厚なんでしょう!ごぼうの風味が濃い。作り方を聞くと、驚くほどのお手間いり。これぞ、プロの仕事!という感じです。何も変わった風味や食材は無いのですが、ただただごぼうの美味しさが引き出されてるのが素晴らしい。

 

ホタテのベニエ

       

ホタテに大葉がまいてあり、天ぷら状に。ホタテのふわっと感、熱々。美味しい。

いつものお野菜

       

季節によって変わるお野菜たち。一つ一つ火が入り、ハーブも色々。胡麻やビーツ、お野菜のソース、レモンのピール等、と共に3回混ぜでいただきます。いつもながら美味。ここに来ると、何が入って、どうなって?っというのを探るのが面倒になります。とにかく、楽しく美味しくいただくことが優先されてしまう。。ほんとは、写真も面倒くさくて。

パン

      

ボタンエビ。

       

活きてるのを持ってきてくれます。この後、エビが飛び跳ねて、テーブルに落下、あちこち行って大変です。元気なエビですが、、
これが調理されてしまうのです。何だか微妙ですが。。

       

あっという間に調理され、再登場。さっと焼き、ブールブラン風のソースがかかります。身はふっくら、ぷりぷり。みそも何もかもが美味。足もカリカリのところは食べられます。分解して丁寧に頂きます。大切にありがたくいただかないとね。

アワビ

       

スペシャリテ、お皿に真っ黒な物体だけ登場し、後から墨のリゾットが添えられます。木の芽の香りがふわっと広がります。

       

外側はカリカリなんです。肉厚のアワビは程よい食感、イカ墨のソースといただきます。実は、アワビは特別愛着のある食材ではないのですが、ここのは違う。たまらなく好きです。

紅茶のシャーベット

       

紅茶の渋みに後からかける洋ナシのリキュールが口中をすっきりと。

焼尻の羊

       

すごい!焼尻の羊は大変貴重なものです。季節も夏から10月末まで。最後の滑り込みだったみたいです。特別に用意していただいたみたいで、感激です。

       

しっとりと軟らかく、羊独特の匂いは軽く、旨味だけが残ります。どう表現していいのか。とにかく、初めていただく食材ですが、来年もいただきたいと思います。羊ではなく、別のお肉、あてはまるものはないのですが。焼尻の羊、いただけて超感激!

ロックフォール

       

エグヴィヴのパンにロックフォール。美味しい!熱々とろとろ

グレープフルーツとワサビのシャーベット

       

大好きなデザートです。やはり好きだ。

モンブラン

       

秋の味です。中には焼いたメレンゲが入り、外の栗のクリームは濃厚です。美味しい。。

小菓子

       

わっ!昨晩も登場した揚げパン!小菓子という感じではないけど、楽しいです。これはお土産に。。

水物

       

サルナシとほうずき。冷たくて、さっぱりと美味しい。サルナシが珍しくて、美味。食後にはいいですね。
最後にお紅茶をいただきました。

 

今風の美しい盛り付けや変わった食材、突出した香りは無いけれど、これだけ、食材や、いつものお料理が研ぎ澄まされてるは凄いと思います。究極のお料理。益々進化、掘り下げられてるのが、、どこまで研ぎ澄まされるのだろうか。

感動のモリエールでした