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「自国の大統領が良好な関係を結ぼうとする国を罵倒し、大統領の意思を踏みにじっていることをみると、一体米国の本当の政権者が誰なのか分からなくなるほどだ」と述べた。

2020-04-01 | 朝鮮民主主義人民共和国
北朝鮮外務省、「新任対米交渉局長」談話を発表
登録:2020-03-31 06:42 修正:2020-03-31 09:48


ポンペオ米国務長官の最近の発言を猛非難 
外務省対米交渉局長はこれまで公開されたことのない肩書き 
「北朝鮮流の対話意志」の表明と見られる背景


        

2019年2月26日、北朝鮮の金正恩国務委員長が米国のドナルド・トランプ米大統領との第2回首脳会談を控え、北朝鮮の対米交渉実務代表から報告を受けている様子。右から2番目の男性がキム・ヒョクチョル国務委員会対米特別代表=資料写真//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮が30日、マイク・ポンペオ米国務長官が最近「(北朝鮮に対する)外交・経済的圧力行使」を呼び掛けたことに対し、「妄言」と非難する「外務省新任対米交渉局長談話」(談話)を発表した。

 北朝鮮外務省の新任対米交渉局長は同日午後、「朝鮮中央通信」で公開された談話で、ポンペオ長官の発言に対し「米国はむやみなことを言い並べて我々を刺激しないでほしい」とし、「へたに刺激すれば怪我をする」と述べた。

 今回の“談話”で注目すべきなのは、北朝鮮特有の激しい対米非難ではなく、談話発表の主体だ。「外務省新任対米交渉局長」はこれまで「労働新聞」や「朝鮮中央通信」など北朝鮮の主要メディアで一度も取り上げられたことのない肩書だ。つまり、北朝鮮外務省に米国との交渉を主な任務とする局長のポストを新たに設けた可能性がある。こうした事情のため、今回の談話が対米非難という表向きの内容とは別に、「北朝鮮流の対話意志」を示唆したものとも受け止められる。

 「外務省新任対米交渉局長」という肩書が、2019年ハノイでの第2回朝米首脳会談直前に新設された「国務委員会対米特別代表」とどのような関係かも注目される。

 談話は「今月25日、ポンペオは、全人類の生命を脅かす新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止を協議する7カ国外相テレビ会議後の記者会見で、突拍子もなく対朝鮮制裁への圧力強化を呼び掛けた」とし、「自国の大統領が良好な関係を結ぼうとする国を罵倒し、大統領の意思を踏みにじっていることをみると、一体米国の本当の政権者が誰なのか分からなくなるほどだ」と述べた。

 これはポンペオ長官が25日(現地時間)、主要7カ国(G7)外相テレビ会議を行った後、ワシントンの国務省庁舎で記者会見を開き、「北朝鮮の違法な核・弾道ミサイル開発に対応し、外交的・経済的圧力を行使することに専念しなければならない」と述べたことを狙ったものだ。ポンペオ長官のこの発言が、北朝鮮にCOVID-19防疫への協力の意思を明らかにしたドナルド・トランプ米大統領の親書に反しており、「朝米首脳間の親交関係がいくら立派で堅固でも、米国の対朝鮮敵視政策を変化させることはできない」ことを示しているというのが談話の主張だ。今月22日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の実妹、金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委第1副部長は、トランプ大統領が金委員長に親書を送った事実を公開し、「良い判断で正しい行動」だとし、「当然高く評価されなければならない」と友好的な反応を示した談話を発表した。

 一方、新任対米交渉局長の談話は「我々は、米国が長い間我が国の民に負わせてきた苦痛と同じ恐怖と不安を味わわせるための我々の計画事業に、より大きな熱意を持つようになった」とし、「我々は我々の道を進む」と述べた。
イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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