文大統領 非核化努力に支持を要請=伊首相との首脳会談で
2018/10/18 00:19
2018/10/18 00:19
【ローマ聯合ニュース】欧州を歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は17日(現地時間)、2番目の訪問国であるイタリアでコンテ首相と就任後初めての首脳会談を行い、両国関係の発展に関して意見交換した。
握手を交わす文大統領(左)とコンテ首相=17日、ローマ(聯合ニュース)
会談で両首脳は国際社会の責任ある中堅国として韓国とイタリアが世界平和のためにさらに協力しなければならないという点で一致し、朝鮮半島情勢や朝鮮半島の恒久的な平和構築の努力などについて議論した。
文大統領は南北首脳会談の結果など最近の朝鮮半島情勢の変化を説明。また韓国政府が朝鮮半島の非核化と平和定着のために行っている努力に対するイタリア政府の支持と協力を要請した。
青瓦台(大統領府)によると、これに対しコンテ首相は朝鮮半島の肯定的な変化を導いた韓国政府の主導的な努力を高く評価する一方、文大統領の対北朝鮮政策に変わらぬ支持を表明した。
両首脳はまた、両国関係を戦略的パートナー関係に格上げすることに合意し、政務・国防協力、第4次産業革命への共同対応のための貿易・投資・科学技術の発展、文化・人的交流による相互理解の向上など実質的な協力案も論議した。
さらに文大統領の公式訪問を機に締結した両国の国防協力協定と航空協定が両国の実質的な協力強化の制度的基盤になったと評価し、戦略的パートナー関係をけん引するための次官級戦略対話や産業エネルギー協力戦略会議を新設し来年に開催することにした。
両首脳は文化・教育・観光の分野で両国の交流と協力が拡大していることに見解を一致させ、特に韓国の韓紙(韓国の伝統紙)がイタリアの紙類の文化財復元の材料として活用されていることを高く評価した。大統領府によると、「ロッサーノ福音書」など8件の文化財の復元に韓紙が使われたという。
yugiri@yna.co.kr
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