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「(カン長官と)会談を通じて私たちは10の共感を形成した。その中には双方の協力、そして地域問題に関する共感もあった」と付け加えた。

2020-11-27 | 中・朝首脳会談
文大統領、習主席のメッセージに
「新たな30年に向けた長期協力案を設けよう
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登録:2020-11-27 09:17 修正:2020-11-27 10:33


「(カン長官と)会談を通じて私たちは10の共感を形成した。その中には双方の協力、そして地域問題に関する共感もあった」と付け加えた。

大統領府で王毅・中国外交部長と面会

      

文在寅大統領が今月26日午後、大統領府で中国の王毅外交担当国務委員兼外交部長と握手を交わしている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が26日、1年ぶりに韓国を訪れた中国の王毅外交担当国務委員兼外交部長と面会し、「2年後の韓中国交正常化30周年を迎え、新たな30周年を期待する長期的協力案を設けよう」と述べた。王部長は同日、文大統領に中国の習近平国家主席の口頭メッセージを伝えた。

 文大統領は同日午後、大統領府で王部長と面会し、新型コロナウイルスによる困難にもかかわらず訪韓したことについて、歓迎の意を表した。文大統領は王部長に「新型コロナで厳しい状況の中でも両国間に多様な高官級交流が続いていることをとても嬉しく思う」とし、「多くのきっかけに韓中関係の重視(の姿勢)を示してきた習近平主席に暖かい挨拶を伝えてほしい」と述べた。文大統領は昨年12月、王部長と面会した際、「習近平主席に近いうちにお会いできる日を心待ちにしている」と述べたが、この日の冒頭発言では会談について特に触れなかった。

 文大統領はさらに「今後も我々両国が経済協力とともに人的・文化的交流協力をさらに強化していくことで、戦略的協力パートナー関係をより緊密に発展させていくことを望んでいる。特に、2年後に韓中国交正常化30周年を迎え、新たな30年に向けた長期的な発展方策を立てていくことを望んでいる」と述べた。

 また「特に、これまで朝鮮半島平和プロセスの過程で中国が示した建設的な役割と協力に感謝を表する」と、「韓国政府は中国を含む国際社会とともに朝鮮半島で戦争を終息させ、完全な非核化と恒久的平和の実現に全力で取り組んでいく」と述べた。

      

文在寅大統領が今月26日午後、大統領府で王毅外交部長(左から2番目)と面会している/聯合ニュース

 王部長は文大統領の発言後、「まず習近平主席と李克強首相から大統領に最も親切な挨拶をお伝えする」と答えた。王部長は「いま新型コロナが完全に終息していない状況で、招請を受けて韓国を訪問し、私の向かい側に座っているカン・ギョンファ長官と会談を行った」とし、「このような実質的な行動を通じて、我々の対韓関係の重視、そして韓国が新型コロナを完全に打ち勝てるという信頼を示すためだ」と述べた。さらに「(カン長官と)会談を通じて私たちは10の共感を形成した。その中には双方の協力、そして地域問題に関する共感もあった」と付け加えた。

 王部長はまた「習近平主席は大統領との友情、そして相互信頼を非常に重要視しており、特に私に口頭メッセージを伝えてほしいとおっしゃった」と述べた。

 同日、文大統領と王部長の面会にはカン・ギョンファ外交部長官、ノ・ヨンミン大統領秘書室長、ソ・フン国家安保室長、ケイ海明・駐韓中国大使らが同席した。王部長は25日、日本で菅義偉首相を表敬訪問した後に訪韓した。
イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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